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トピックスニュース
2025年12月04日
阪神高速、ネットワーク整備 大阪湾岸道路西伸部等整備を推進
阪神高速道路の上松英司代表取締役社長は会見を開き、淀川左岸線、淀川左岸線延伸部、大阪湾岸道路西伸部などのネットワーク整備やリニューアルプロジェクトなどの取り組み状況について説明した。大阪湾岸道路西伸部の海上部長大橋(新港・灘浜航路部)では詳細設計を行っている。
ミッシングリンクの解消に向けて、現在、淀川左岸線(2期)(4・4km)、淀川左岸線延伸部(7・6km)、大阪湾岸道路西伸部(14・5km)、名神湾岸連絡線(2・4km)の整備を推進している。淀川左岸線(2期)は、大阪・関西万博会場へ向かうシャトルバスのアクセスルートとして活用した。大阪市より受託している海老江地区では本体工事は概ね完了した。豊崎地区では、付属施設設置工及び換気所の掘削等を継続して実施している。淀川左岸線延伸部の豊崎地区では地中障害物撤去工事が完了し、トンネル部では有識者の助言を踏まえ設計検討を実施している。堤防・トンネル一体構造の区間では安全性等の検討が完了し、仮堤防設置に向け国と調整を進めている。
大阪湾岸道路西伸部の駒栄地区では開削トンネル(本体)工事、六甲アイランド地区では橋梁の橋脚及び基礎工事を実施している。海上部長大橋(新港・灘浜航路部)では詳細設計を行っている。
名神湾岸連絡線は、西宮市今津水波町〜西宮浜2までの延長2・7km。共同事業者(国・西日本高速道路)と事業の役割分担等を調整し、国と共に予備設計業務を実施している。渡航部における構造検討や各JCT部における交通影響・施工法検討等を実施している。
リニューアルプロジェクトでは、15号堺線湊町付近等において、引き続き大規模更新事業を実施している。先行施工分(全9基の鋼製基礎のうちの3基を対象)では躯体コンクリート工など本体工事が完了した。残り6基についても順次着手する予定。3号神戸線湊川では耐久性向上及び最新の耐震基準への適合のため、既設橋脚間に新たな橋脚の架設が完了した。上部工の架け替えまでの健全性把握のためモニタリングを実施している。11号池田線加島では、JR線を跨ぐ連続鋼製橋桁を対象に耐震性向上等を考慮し、橋桁の連結化工事を実施している。