平均気温の上昇、激しい雨の頻発といった気候変動が人々の生活、ビジネスに与えるリスクは増大し、CO2削減は全世界的な緊急の課題となっています。
2016年に発効したパリ協定で、世界共通の長期目標を「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2°Cより十分低く保ち、1.5°Cに抑える努力をすること」とされました。
最近の動きとしては、2021年8月に公表された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書第1作業部会報告書(自然科学的根拠)」は「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」としています。また同年11月のCOP26で、日本政府は2030年度の温室効果ガス削減目標(2013年度比)を従来の26%から46%に大きく引き上げることを表明しており、脱炭素に向けた動きは加速しています。
公立鳥取環境大学は、気候変動の緩和を目的に、パリ協定が求める水準と整合したCO2削減目標を掲げ、教職員、学生が協働して、脱炭素の実現に向けて取組を進めています。