DI(Diffusion Index =景気動向指数)
とは
各調査項目について、好転企業割合から、悪化企業割合を差し引いた値を
示し、景気の現状把握や将来の見通し予測を行う。
・DI がプラスなら...好転、上昇基調 ・DI がマイナスなら...悪化、下降基調
記号の見方
DI 値 -25P 以下 -25〜 -10P 未満 -10〜10P 未満 10〜25P 未満 25P 以上
景況
特に悪化 悪化 横ばい 好転 特に好転➡➡➡➡➡景況調査
調査期間......2018年1月〜3月
対象企業数...148社【今期の景況】全産業平均の業況DIは
さんかく6・3となり、前期(平成29年10〜12月)の業況DI
さんかく0・7よりも5・6ポイント悪化した。売上額は回復したものの、資金繰りはマイナス幅が拡大した。各業種の業況DIは、卸売業が さんかく4・5ポイントで前期より22・8ポイントプラスとなり、大きく上向いたが、そのほかの業種では悪化している。【来期の見通し】全産業平均では、すべての項目でDIがプラス値となり、資金繰りと採算においては大幅な回復への期待がうかがえる。各業種の業況DIは、建設業と卸売業は悪化の見通しで、そのほかの業種は改善の見通しとなっている。特に、製造業とサービス業は今期と比較して、業況DIがプラス値に転じており、期待感がうかがえる。【回答企業のコメント】・仕入単価の上昇と小売業の進出による競争激化のなかで、資金繰り改善が大きな課題(卸売)。・既存商品での価格転嫁が難しいこともあり、高付加価値商品の販路開拓や生産体制の構築が急務(製造)。・大河ドラマ「西郷どん」放映に伴う国内観光客やインバウンド増加への対応が必要(サービス)。業況の不透明感は続く〜卸売業は回復、製造業・サービス業は来期に期待〜
前期 今期 来期見通し
全 産 業 H29.10〜12 H30.1〜3 H30.4〜6
業 況 さんかく0.7 さんかく6.3 ➡ 2.1 ➡
売 上 額 さんかく4.1 3.4 ➡ 9.5 ➡
資金繰り さんかく3.4 さんかく11.0➡0.7 ➡
採 算 さんかく9.5 さんかく9.0 ➡ 2.8 ➡
業種 前期 今期 来期見通し
製 造 業 H29.10〜12 H30.1〜3 H30.4〜6
業 況 3.1 0.0 ➡ 6.9 ➡
売 上 額 さんかく6.3 3.1 ➡ 15.6➡資金繰り さんかく6.1 さんかく9.4 ➡ 12.5➡採 算 さんかく12.1 さんかく3.1 ➡ 15.6➡建 設 業 H29.10〜12 H30.1〜3 H30.4〜6
業 況 10.7 さんかく3.7 ➡ さんかく4.2 ➡
売 上 額 0.0 さんかく3.8 ➡ さんかく7.4 ➡
資金繰り さんかく7.1 さんかく3.8 ➡ さんかく7.4 ➡
採 算 0.0 さんかく7.4 ➡ さんかく11.1➡卸 売 業 H29.10〜12 H30.1〜3 H30.4〜6
業 況 さんかく27.3 さんかく4.5 ➡ さんかく13.6➡売 上 額 さんかく31.8 9.1 ➡ さんかく13.6➡資金繰り さんかく4.5 さんかく4.5 ➡ さんかく4.5 ➡
採 算 さんかく18.2 0.0 ➡ さんかく9.5 ➡
小 売 業 H29.10〜12 H30.1〜3 H30.4〜6
業 況 さんかく3.3 さんかく10.7➡0.0 ➡
売 上 額 16.1 21.4➡14.3➡資金繰り さんかく9.7 さんかく20.7➡さんかく7.1 ➡
採 算 さんかく10.0 さんかく14.3➡さんかく7.1 ➡
サービス業 H29.10〜12 H30.1〜3 H30.4〜6
業 況 5.7 さんかく11.4➡13.2➡売 上 額 さんかく5.7 さんかく7.9 ➡ 26.3➡資金繰り 8.6 さんかく13.5➡5.4 ➡
採 算 さんかく8.6 さんかく22.2➡16.2➡鹿児島商工会議所
景況調査
7 アイム
(2018年5月号)

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