光触媒の最近の研究として、今まで盛んに研究されていた酸化物光触媒に窒素を混ぜることが行われている。例えばTiO2に代わって、TaONやTiNOF、GaNZnO固溶体など(東大工学部堂免教授ら)、また窒化物でなく燐化物であるGaInP(米国National Renewable Energy Laboratory, J. A. Turnerら)などが試みられている。
我々はアニオン(陰イオン、上記のO,N,F,Nに相当する分子の後半部)を窒素のみの窒化物に大きく踏み込んでいる。このような窒化物結晶を自前で出来るのも大きな特徴である。