若い人たちに天童市を訪れてもらい地域の活性化につなげようと、縁結びをテーマにした駅弁の試食会が行われました。
「天童愛でた尽くし弁当(てんどう めでたづくし べんとう)」と名付けられたお弁当は、縁結びで有名な若松寺(じゃくしょうじ)にあやかって若い人たちに天童市を訪れてもらい、地域の活性化につなげようと、天童温泉の女将「お駒会」を中心に商工会議所などがJR東日本グループと協力し、去年の夏ごろから企画・開発を重ねてきたものです。
試食会は7月18日に天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」で開かれ、女将と市の職員などおよそ50人が参加しました。天童特産の将棋駒をかたどった折箱のなかには、地元でとれた「つや姫」やだだ茶豆を使った俵の形をした3色おむすび、「天童」の焼印が厚焼き玉子、将棋のもろこし、山形名物の玉こんにゃくなどが入っています。また、女将たちの意見を取り入れ、多くの種類のおかずを少しずつ盛り合わせる女性にうれしい工夫がされています。ニンジンのオレンジや小松菜の緑など、色鮮やかなお弁当となっていて、目でも楽しむことができます。
そして特徴的なのは、縁結びで有名な若松寺の「開運おみくじ」が入っていることです。おみくじ付きの駅弁は、東北で初めての試みです。
- 参加者の声
- 「とてもおいしかったですね。米がよかったね。」
「とてもヘルシーな感じで、若い人にも十分食べ応えのある弁当かなぁ〜と感じます。」
「とてもヘルシーな感じがしまして、若い人にも、いま健康志向でございますので、十分おいしくいただけるのかなぁと感じました。」
「見た瞬間に天童と分かる弁当」
「おみくじを若松寺に結びに行くトレンドをつくりたい」
「友人同士で食べたときに話が弾む」
- 女将さんたちの声
- 「味的にも濃くなくて、大変バランスのいいお弁当だと思います。」
「ホントにいろんなものが入ってますので、バランスに富んでまして、とてもおいしいです。満足しております。」
- お駒会副会長・松田琴さんの声
- 「天童ってこんなあったかい町なのかとか、今後ここに行ってみようとか、役割を果たせたら。」
「多くの方々の協力で完成した。メニュー1つ1つに思いが詰まっている。完成して終わりではなく、天童を広くPRしていく。」
- 若松寺の住職の氏家榮脩さん
- 「おみくじを受けるためにわざわざお出でになる方が、結構、会社終わってから来る方が多いんですよね。ですから、非常にね、これは発想としてはおもしろいし、喜ばれるんじゃないかなと思います。」
「ユニークなことは印象に残りますんで、天童というのがイメージとして頭に残るんじゃないですかね。そして、わたしのところも来ていただけるという(笑)」
この「天童愛でた尽くし弁当」は、7月27日(金)から9月末まで、JR山形駅構内や山形新幹線の一部の車両で1000円で販売される予定です。
(2012年7月18日のNHK山形、TUY、SAYニュース、7月19日山形新聞より)
- (関連ページ)
- ■しかく天童のニュース:天童温泉
- http://www.ikechang.com/news/news970.htm
- ■しかく天童のニュース:観光キャンペーン
- http://www.ikechang.com/news/news930.htm