サッカーJ1・モンテディオ山形は、サンフレッチェ広島を天童市のNDソフトスタジアム山形に迎えて、今季最終戦のJ1第34節を戦いました。サンフレッチェ広島は、モンテディオ山形とともに2009年にJ1へ昇格を果たしたチームです。最後の試合が「同期の仲間」というのも、なにかの縁を感じずに入られません。
試合では、今季でチームを離れる宮崎光平(みやざき・こうへい)選手が前半11分に先制ゴールをあげたものの、後半、自力に勝るサンフレッチェ広島に逆転を許し、1対3で敗れました。ただ、ここ最近ではもっとも見ごたえのある「いい試合」で、試合終了後にはスタジアム中から拍手が沸き起こりました。
NDスタ名物の「炎のカリーパン『対戦相手を喰っちゃおー!』」、今回は
に定番の「チーズ入りカリーパン」、合わせて4種類が販売されました。そのとなりでは、スライムベスのカリーパンが展示されてました。ちなみに、具の中味は普通のカリーパンと同じだそうです。
試合終了後には、メインスタンド前に選手とスタッフが整列してセレモニーが行われ、チームを代表して郄橋節(たかはし・たかし)理事長職務代行、宮沢克行(みやざわ・かつゆき)キャプテン、小林伸二(こばやし・しんじ)監督が、ファンやサポーター、スポンサー、関係各位に対して感謝の言葉を述べました。
みなさん、きょうは寒いなか、あたたかい声援ありがとうございました。ほんとにご苦労さまでございます。12月1日から理事長職を代行しております、県副知事の郄橋です。今シーズンは小林監督以下、ねっづぐ粘り強く戦うと、いうことをモットーにして監督以下選手がほんとうにがんばってくれました。しかし、3月11日の東日本大震災など、大幅な試合日程の変更などがあって、そのなかでいろいろ調整を重ねながら取り組んでまいりましたけども、結果はご案内のとおりでございます。来年はJ2のステージで、またしっかりとしたチームづくりをして、フロントと一体となって、また新しいモンテディオ山形をつくってまいりたいという風にいま考えているところでございます。スタンドにいらっしゃるファンのみなさん、それからスポンサーのみなさん、それからホームゲームで積極的にボランティア活動をしてくださるみなさん、ぜひみなさんのあたたかい声援とお力をお借りして、来シーズンもしっかりとしたチームをやりたいと思います。また、きょうの試合で小林監督以下、モンテの選手がたくさんがんばってくれましたが、この試合を最後に、モンテを去るメンバーもいらっしゃいます。どうかみなさん、あたたかい声援を送って、モンテディオから送り出していただきたいと思います。来シーズンはまた気持ちを新たに、しっかりとした形でみなさんの前に立ちたいと思います。どうぞあたたかい声援をより一層お願いしたいと思います。モンテは山形の宝です。どうぞよろしくお願いします。
まず、きょう雨のなか、ここに来てくださったみなさん、ありがとうございました。そして、今年も1年間、僕たちを応援してくれたサポーターのみんな、選手をクラブをさまざまな形で支援してくれたみなさん、本当に1年間ありがとうございました。今季は昨シーズンより高い目標を掲げてスタートしましたが、本当に厳しい結果となりました。選手は勝利を目指して1試合1試合戦いましたが、本当に悔しい思いをしたと思います。そしてなによりも、みなさんに悔しい思い、悲しい思いをさせたことを申し訳なく思います。ただ、この苦しい結果を出しただけじゃなく、こっから這い上がる気持ちを僕たちは持ちます。みんなの気持ちを1つにして応援してくださる方々の喜んだ顔やうれしい表現をまた見られるように、たくさん見られるように、そしてピッチに立つ僕たちがサッカーを楽しむ生き生きとしたプレーを見せて山形らしく勝利に向かって走る姿を来シーズンは多く見せたいと思います。これからもみなさんと共に一緒に戦いたいと思っていますので、どうぞモンテディオ山形を、僕たち選手を支えてください。お願いします。今シーズン本当に1年間、共に戦ってくれてありがとうございました。またよろしくお願いします。(ゴール裏から「ミヤザワ」コール)
え〜、みなさんこんばんは。きょうは寒いなか、サポーターのみなさん、スポンサーのみなさん、関係者のみなさん、本当にありがとうございました。今年はサポーターのみなさんの熱い思いを受けるんですけど、なかなか結果として出すことができませんでした。この2年間、このとき(=最終節後のセレモニー)に喜んだんですけど、今年はこういう結果になりました。目標は高く掲げましたけど、そこに対するわたしの指導、ハングリー、そういうものが足らなかったんではないかな、と思ってます。きょうのゲームも選手はハードワークしてくれたと思います。ただ、ほんの一瞬を突かれてるという、なかなか修正することができませんでした。それがみなさんに、なかなか楽しいゲームを、面白い、夢や感動を与えることができませんでした。わたしはここで去りますけど、わたし自信もこの悔しさをばねに次の仕事に入りたいと思います。え〜、選手・スタッフはもう一度チャレンジできます。ぜひ早いうちに、この悔しみをもっているうちに、J1にあがることだと思ってます。ぜひみなさん、来年もこれ以上にあたたかく応援してやってください。本当に4年間ありがとうございました。今年はどうもみなさんの期待に添えなくて申し訳ありませんでした。(スタンドからの「さすかえない!(=「気にしなくていいよ」的な山形弁)」の声に笑顔で答え)え〜、次へのジャンプに少し後退して、さらに伸びていくと思ってます。いままでいくつかのクラブを歩いてきましたけど、とても素敵なクラブで、それ以上にサポーターの方のすばらいしあたたかさが、この苦しいなかでもシーズン最後まで仕事をやれた、やらせてもらったと思ってます。ほんとにありがとうございました。離れてもしっかりモンテの情報を取りながら、しっかり応援したいと思います。どうぞ来年もモンテをよろしくお願いします。本日はありがとうございました。(ゴール裏から「コ・バ・ヤ・シ・シンジ!」コール)
セレモニーに続いて、選手・スタッフはスタジアム内を一周してファンとサポーターに感謝のあいさつを行いました。ゴール裏では、宮沢キャプテンに続き、すでに退団が決まっている選手と監督が挨拶をおこないました。
熱いサポーターのみなさん、今年も1年間ありがとうございました。お互いにほんとに悔しい思いをしたと思います。でも、こうやってモンテディオの歴史を一緒につくっていきたいと、できればいい歴史をつくっていきたいと思います。これからも、一緒に、戦ってください。(会場から声援)そして、みんなでまたJ1に向かって戦いましょう。(会場から声援)1年間ほんとにありがとうございました。(拍手のあと「ミヤザワ!」コール)
(「オ・サ・マ!」コール)
え〜、今年はチームにとっても、個人に、僕らにとっても残念な年になって、みなさんにプレーを見せれなかったのがすごく悔しいですけど、まぁ、まだまだサッカー人生は続くんで、またみなさんにプレーを見てもらえるようにがんばります。そして、引き続き、モンテディオ山形を応援してください、僕も応援してますので。本当にありがとうございました。
(「オ・サ・マ!」コール)
(「マ・イ・コン!」コール)
コンバンワ!(以下、通訳を通して)こんばんは。今年残念ですけどね、2部に落ちたんですけど、でもネ、来年もあるから、ぜひがんばってください。僕はネ、今年うまくいってないから試合1回も出てないんですけどネ、でもすごいがんばりましたから、すごい、いいサポートしてくれたから、ありがとうございました。ブラジルへ帰るんですけど、でもずっとネ、モンテディオ山形に応援してますから、サポーターも素晴らしいと思いますから、ありがとうございました。
(拍手のあと「マ・イ・コン!」コール)
(「ジャンボ!」コール)
え〜みなさん、こんばんは。え〜、今年は残留できなくて申し訳ありません。え〜、次のチームに行っても一生懸命がんばります。え〜、1年間っていう短い間でしたけど、え〜、ほんとにありがとうございました。
(「大久保・ジャンボ!」コール)
(「フ〜ルハシ!」コール)
(古橋選手に声援)え〜、3年間...(涙で言葉に詰まる古橋選手にスタンドから声援)え〜、いつもあたたかい声援、ほんとにありがとうございました。(拍手)え〜、このすばらしいサポーターの前で、3年間プレイできたことを、ほんとに誇りに思ってます。(拍手)え〜、3年間とおしてほんとにケガが多く、なかなか結果も出せずに、みなさんに勝利をプレゼントすることができませんでした。サポーターのみなさんの期待に応えることができなくて、ほんとに悔しいんですけど、この悔しさをばねに、まだ自分のサッカー人生は続いていくと思っているので、(拍手)また来年以降も、常に高いところを目指してがんばっていきたいと思います。自分はこのチームを離れますけど、残ったみんながほんとに一丸となって頑張ってくれると思うので、今年以上に熱い声援をお願いします。3年間ありがとうございました。
(「フルハシ!」コール)
4年間ありがとうございました。もっと山形でサッ...(マイクを交換)4年間ありがとうございました。(スタンドから拍手)もっと山形でサッカーしたかったんですけど、ま、こういう形で去ることになったんで。ほんと山形のサポーターはあったかいし、こんな厳しい状況にいても。ほんとブーイングとか少なくて(スタンドから苦笑い)ほんと、サッカーやる僕らにとっては、ほんとにやりやすい環境でした。今年は厳しい結果なんですけど、来年は、ほんと若い選手がすごい成長してるんで、来年1年でJ1にあがってくることを僕も願ってるんで、みなさんも応援してください。ほんとありがとうございました。(拍手とともに「ミヤザキ・コー・ヘー」コール)
(「コ・バ・ヤ・シ・シンジ!」コール)
え〜、どうしてそんなにあたたかいのかな、と、思ってます。申し訳なくて...。あこがれのJ1、やっと2年クリアして3年目に来たのに、いい報告ができなかった。慣れてきたのに、もうひとふんばり出来なかった。ものすごく、悪いと思ってます。大変悔しいです。これを、選手は来年、表現してくれると思っています。わたしはここを離れますけど、みなさんのきょうのこのすばらしい愛。この時期によく雪が降るのに、平気で雪かきをしてくれるみなさんに、毎年のように感動してました。やっぱこういう、すばらしい愛があるチームは、やっぱ強くなるんではないか、思ってます。もっともっと結果を出したチームでも、ブーイングだったり解任コールが起こったりっていうのはザラです。そのなかでみなさんのほんとに、さっき光平が言ったように、ほんとに選手にとってスタッフにとって、うれしい環境です。でも、その環境に甘えることなく、前に進む必要があると思います。それはみなさんの応援に答えるため、という風に思ってます。わたしは去るんで偉そうに言えませんけど、残ってる選手はきょうの悔しい思いをこんなに応援してくれるみなさんの前で感じるものがすごくあると思います。来年はそういう熱いものをもって新しいチームで戦ってくれると思います。わたしもあの、そうですね、テレビでみると近いとこになるんで、色んな角度でモンテを応援したいと思います。本当にありがとうございました。ごめんなさい。結果を出せなくて申し訳ないと思ってます。ごめんなさい。(涙する小林監督に拍手、監督号泣)とても悔しいです。ぜひ、まだまだモンテを応援してやってください。どうもありがとうございました。
(拍手とともに「小林山形」コール)