サッカーJ1・モンテディオ山形は、8連敗中と勝ち点30で第12位の川崎フロンターレを天童市のNDソフトスタジアム山形に迎えて、J1第26節を戦いました。勝ち点20のモンテディオ山形がJ1残留を果たすためには、この日の試合を含めて残りの9試合のうち、最低でも5試合は勝って勝ち点35まで伸ばさなければなりません。
試合は川崎に0対1で敗れてしまい、勝ち点の上乗せはできませんでした。16位のヴァンフォーレ甲府は18位のアビスパ福岡に2対1で勝利し、勝ち点24になりました。残留圏の目標となる15位は大宮アルディージャから浦和レッズに代わりましたが、勝ち点は28で、モンテディオ山形との差は8のままです。
残り8試合、セレッソ大阪、ジュビロ磐田、柏レイソル、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、アビスパ福岡、名古屋グランパス、サンフレッチェ広島を相手に勝利を収め、この勝ち点差を埋めていかなければなりません。
JR天童駅から天童温泉へ向かう通り沿いには、ニューてんどう商店街のみなさんが川崎フロンターレを歓迎するノボリ旗を掲げました。
Twitterなどを見てみると、9月16日(金)から天童温泉や天童駅前のビジネスホテルなどに前日から乗り込んでいる人たちも結構いるようでした。以前から「山形市内にサッカー専用スタジアムを!」という動きがありますが、天童への経済効果を考えてみても、「モンテディオ山形のホームスタジアム=NDソフトスタジアム山形」は死守しなければなりません。
この日の試合は「ハイブリッド基金の山形トヨペットプレゼンツマッチ」として開催されました。中央門付近には、プリウスやプリウスαなど、山形トヨペットが取り扱っている自動車が展示されました。
展示車のなかには「モンテディオ山形への応援メッセージを書こう!」と白い色のマークIIも設置され、たくさんのファン/サポーターたちが、モンテディオ山形のJ1残留に向けてアツいメッセージを書き入れていました。
「猛暑だった去年はこんなに暑かったかなぁ〜?」と思うぐらいに、今年は残暑が続いています。9月半ばだというのに、気温は35度近くまで上がっています。そんな状況ですが、朝晩は冷え込むようになってきたためか、いつの間にかグラウンド周辺の木々は黄色に色づき始めています。
ただ、この日は開門近くの午後4時を過ぎても気温は高く、風がなくて湿度も高いという、応援するには厳しい条件で「これは間違いなく熱中症になりそう」と思えてしまう状況でした。
8月30日にモンテディオ山形オフィシャルスーツとして契約を結んだ「order suit SADA(オーダースーツ佐田)」の展示即売会が行われました。宮沢克行(みやざわ・かつゆき)選手仕様のモデルも展示されていて、「3万円でオーダースーツって安いね〜」とみなさん足を止めながら眺めていました。
「せっかくの機会だからつくってもらおうかな〜」と思いましたが、現地での現金払いだけなことに気づき断念。よくよく見てみたら、モンテディオ山形のメールマガジンでも「お支払いは現金のみとさせていただきます。」と書かれていました...。
スタジアムに4万円も現金を持ってくるのは「落としてしまったら...」と考えると、かなり勇気がいります。現地では申し込みだけして、後日、銀行振り込みなどで支払いを確認したら製作に取り掛かる、といった形で対応していただければ良かったのですが。
J1残留に向けて正念場を向かえているなか、J1初参戦した2009年にも取り組んだ「絆リボン」プロジェクトが再始動しました。モンテディオ山形からの公式な案内では
シーズン序盤からJ2降格圏に沈んでいる状況に、「簡単にみんなで一緒に取り組めて雰囲気が盛り上がるものを」と、一部では数ヶ月前からこういう取り組みを求める声がありました。「今頃になってようやくか!」という声も確かにありますが、これを機に、J1初参戦したあのときの気持ちを思い出し、「とにかくみんなで応援するしかない!」という雰囲気が盛り上がっていけばと思います。
また、この日のマッチデープログラムには、天童芳賀タウン(天童市芳賀土地区画整理事業)の初期分譲をお知らせする広告が載せられていました。
NDスタ名物の「炎のカリーパン『対戦相手を喰っちゃおー!』」、今回は「キムチ入りカリーパン」、「カルビ入りカリーパン」、「葛餅入りカリーパン」の3種類に加えて「チーズ入りカリーパン」が販売されました。
「キムチ入りカリーパン」と「カルビ入りカリーパン」は川崎にあるコリアタウンにちんだメニューで、「葛餅入りカリーパン」は川崎大師名物にちなんだメニューです。
