サッカーJ1のモンテディオ山形は、天童市のNDソフトスタジアム山形に秋田県代表のブラウブリッツ秋田を迎えて、第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会(2回戦)を戦いました。ブラウブリッツ秋田は、北東北初のJリーグクラブを目指して2010年にTDKサッカー部から移行する形で誕生したクラブで、現在はJリーグの下位カテゴリ「日本フットボールリーグ」で活躍しています。
天皇杯というと毎回「J2時代のような」というか「サテライトリーグのような」というか、とにかく観客数が少なくなってしまいます。そのため、J1リーグ戦のようにたくさんのお店は出ないのですが、それでも4つほど出店が軒を並べていました。いつもはスタジアム外と中の両方で販売される「炎のカリーパン」、今回はメインスタンド裏のコンコースにだけ出店してました。
2日前の9月3日(金)に山形県代表の山形大学体育会サッカー部と天皇杯(1回戦)を戦ったばかりで、ブラウブリッツ秋田にとってはかなりキツイ試合と思われました。しかし「J1チームを倒せ!」とばかりに勢いづくブラウブリッツ秋田は前半からモンテディオ山形のゴールを脅かし、モンテのゴール裏では「まさか?! 去年の悪夢の再来?!」という雰囲気が漂いました。
試合前には、小林監督がコーチ陣とピッチに出て、芝の状態を確認していました。猛暑の影響で芝生が枯れ、全国ニュースでも取り上げられる事態となりましたが、芝の張替えの効果が出てきたのか、遠めで見た限りではかなり改善しているようでした。
入場者数は3,085人とかなり寂しい雰囲気となってしまいましたが、試合のほうは3対0と、きちっと結果を出してくれました。太田徹郎(おおた・てつろう)選手が公式戦初スタメン&初得点を挙げ、ゴール裏も盛り上がりました。
天皇杯第3回戦は、10月9日(土)午後1時から天童市のNDソフトスタジアム山形にJ1・湘南ベルマーレを迎え撃つことになります。