「天童雛飾り」の開催期間に合わせて、天童市は3つの「ひな体験」特別企画を今回始めて開催します。そのうちの1つ「親子でおひな菓子づくり」が、アルスベル天童オルゴール博物館のレコード館で2月28日に行われました。3種類の雛菓子をつくるもので、幼稚園・保育児、小学生と保護者を対象にしたイベントですが、各回先着25名、合計100名の応募枠はあっという間に埋まってしまったそうです。
イベントでは、天童菓子商工組合の役員を務めているアマンデンと大坂屋のご主人が講師になり、つくり方のコツを子どもたちに教えながら手際よく和菓子をこしらえていきました。
JR東日本仙台支社は、山形新幹線の初代車両「400系」のラストランが4月18日(日)に決まったと、2月25日付けのプレスリリースで発表しました。
「400系」は銀色の車体が特徴で、白色系が多かったそれまでの新幹線とは一線を画したデザインでした。丸みを帯びた先頭車両のノーズ部分は職人が手作業で板金してつくっていて、「H2ロケットとおんなじなんだなぁ」と思った記憶があります。山形新幹線が開業した1992年(平成4年)7月1日から運行が始まり、1996年度には年間最大およそ328万人の乗客を運びました。トレードマークだった銀色の車体は、1999年(平成11年)12月4日の新庄延伸の際に、新たに投入された「E3系1000番台」に合わせて緑色のラインが入った色使いに変更されました。そして、2008年12月からは「E3系2000番台」の投入が始まり、順次「400系」は廃車にされ、現在は1編成が残されるだけとなりました。
「400系」の引退が開業から18年目にあたることから、JR東日本仙台支社では「つばさ18号」という名前で臨時列車を運転することにしました。4月3日(土)新庄発午前7時57分の列車は「ありがとう400系」、ラストランとなる4月18日(日)新庄発午前8時46分の列車は「さようなら400系」として運行されます。乗車券は1ヶ月前の午前10時から発売開始され、いずれも「記念乗車証明書」が当日車内でプレゼントされます。また、ラストランとなる4月18日(日)には、記念のセレモニーも予定されています。
山形新幹線だと、新庄駅から天童駅までおよそ30分かかります。4月3日(土)の「ありがとう400系」は午前8時30分前後、4月18日(日)の「さようなら400系」は午前9時15分前後に天童市内を通過します。沿線沿いには、カメラを手にした多くの人が集まることでしょう。
天童市立舞鶴保育園の園児84人が、地元の魚屋さんが行う寒ブリの解体作業を見学しました。これは、給食の食材を納入している近くの丸川鮮魚店が好意でほぼ毎年行っているもので、食材への理解を深め、食べ物に感謝する気持ちを持ってもらうのが狙いです。
丸川鮮魚店の佐藤光彦店主が5キロの寒ブリ1匹をまな板の上に乗せ、手際の良い包丁さばきで三枚におろすと、園児たちから「すごい!」と喜びの声があがりました。その後の質問コーナーでは「どうしてうろこがついているの?」「なんで魚の心臓は小さいの?」といった子どもらしい、素直な質問が次々に飛び出しました。
佐藤光彦店主は「魚を食べて丈夫な体をつくってほしい」と園児たちに話しました。この日さばかれた寒ブリは、25日にブリの照り焼きとして給食に出されます。