サッカーJ1のモンテディオ山形は、茨城県鹿嶋市の県立カシマサッカースタジアムに乗り込み、J1残留をかけて鹿島アントラーズと対戦しました。結果は0対2と、自力に勝る鹿島アントラーズに押し切られた形になりましたが、黒星以上に小林亮(こばやしりょう)選手の負傷退場が「痛い」結果となりました。
常磐自動車道の日立南太田ICを降りたあと、国道6号を経由して国道51号を南下し、午前7時過ぎには鹿嶋市に入りました。すると、たくさんの人たちがゴミ袋を持って道路沿いを歩いているところに遭遇しました。軽トラックでゴミを回収している方もいました。そのまま進むと、スタジアム周辺でも多くの人たちがゴミ拾いをしていました。
たまたま、11月の第1日曜日が地域の環境美化活動の日に当たっていたのか、それとも、ホームゲームのたびにゴミ拾いに取り組んでいるのか分かりません。ただ、アウェイの地に来て初めて目にしたのが「地域のみんなで」ゴミ拾いする光景だったことに、良い意味でとてもショックを受けました。山形のホームゲームとは違った「おもてなしの心」を見たように思いました。
入場開始までまだ時間があるので、まず、鹿島神宮に向かいました。鹿島神宮駅前の交差点には、ホームゲームのスケジュールをお知らせする大きな看板がノボリ旗と一緒に建っています。モンテディオ山形でも、JR天童駅前や国道13号沿いで試合の告知が行われていますが、こういう取り組みが、市内はもちろん市外の人たちにも「サッカーのまち」というイメージを与えてくれます。
[写真:鹿島神宮駅前の看板]
鹿島神宮駅前の試合日程をお知らせする看板
鹿島神宮駅から鹿島神宮に向かい道をのぼっていくと、信号のある交差点のわきにポケットパークがあり、「鹿島アントラーズ栄光の碑」が置かれています。
大きなサッカーボール型の記念碑には、鹿島アントラーズのエンブレムが刻まれています。そのうしろでは、これまでの戦歴を見ることができます。
[写真:鹿島アントラーズのフラッグ]
「鹿島アントラーズ栄光の碑」前の道路沿いには、鹿島アントラーズをPRするとともに「塚原ト伝を大河ドラマに!」と記されたフラッグが街路灯に掲げられていました。
「鹿島アントラーズ栄光の碑」から鹿島神宮に向かう参道は、車道も歩道も石畳風になっています。無電柱化されていて、見た目もスッキリしています。街路樹のマスには草が生えないようにフタがしてありますが、そのフタも鹿島神宮をイメージしたデザインになっています。
ちょうど菊まつりをしているところで、大鳥居をとおると両側に菊の花が並んでいました。そのまま進むと、重要文化財の楼門があります。
案内板には、水戸黄門光國公の父にあたる水戸初代藩主の徳川頼房公が寛永11年(1634年)に奉納した、と記されています。
楼門をくぐると右手に拝殿があり、その向かいには社務所と宝物館があります。茨城県唯一の国宝である「直刀」が展示されていますが、開館が午前9時だったため、残念ながら中に入ることはできませんでした。
鹿島神宮の次に向かったのは、鹿島アントラーズクラブハウス。グッズを購入したり、選手たちがグラウンドで練習する様子を見ながらお茶したりすることができます。観光ルートにも入っていて、鹿島サポーターでなくても中に入ることができます。わたしのほかにも、山形ナンバーの車が何台か停まっていました。「モンテディオ山形にも、こういう選手とサポーターたちが気軽に、身近に触れ合うことができる施設があるといいなぁ〜」と思いながら視察してきました。
クラブハウスの前には、鹿島アントラーズのマスコットキャラクター「しかお」の像があります。ここで記念撮影する人たちも多いことでしょう。NDソフトスタジアム山形にも、ディーオの像があるといいですよねぇ〜。
クラブハウスの中には、フリーペーパーの「アントラーズファミリア」が置かれていました。
グラウンドのそばには、ファンのみなさんが見学しやすいようにと、客席が設置されています。モンテディオ山形のホームゲームで使われている「芝かぶり席」は3列しかありませんが、アレが縦にも横にもなが〜くなったものをイメージしていただければ分かりやすいと思います。その客席のとなりがグラウンドの出入り通路になっていて、選手たちと触れ合うことができるようになっています。
しかし、その近くには左のような看板が立っていました。選手のサインや生写真がYahoo!オークションなどで取引されているそうです。多分、ほとんど選手は残念に思っているのではないでしょうか? 場合によっては、ファンサービスの中止にもつながってしまいます。
鹿島アントラーズクラブハウスには、練習グラウンドがたくさんあります。グラウンド前の掲示板には、選手のリストや練習予定表、グラウンド案内図などが張り出されていました。
そのなかには、サイン色紙やサイン帳の案内も。「モンテディオ山形でも、こういうサービスしてもいいんじゃないかなぁ〜」と思いました。
[写真:鹿島アントラーズクラブハウスの掲示板]
グラウンド前にある掲示板
練習をみていれば、のども渇きます。「アントラーズカフェ」でお茶するのもいいですが、アントラーズ仕様の自動販売機でジュースを買うのもいいかもしれません。モンテディオ山形でもサポート自販機がありますが、「天童市内でも、もっと台数が増えればいいのになぁ」と思いながら見つめました。
県立カシマサッカースタジアムのスタジアム前交差点には、「1993年Jリーグ鹿島アントラーズ初優勝記念碑」が建立されています。Jリーグは1993年5月15日にスタートしましたが、当時は現在とは異なり、1stステージ、2ndステージの2シーズン制で行われていました。鹿島アントラーズは、その初年度の1stステージで優勝を果たしています。ジーコやアルンシドといった当時の選手の名前は、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
カシマサッカースタジアムの周辺には、サッカーをモチーフにしたモニュメントなどがたくさんあります。巨大なサッカーボールが敷地内の要所要所に置かれていますし、車道と歩道のあいだには、黒い球が車止めとして置かれています。
試合前には、電光掲示板でオススメの出店の商品を紹介する番組を行っていました。モンテディオ山形でも音声のみで食べ物関係の紹介はしていますが、写真と一緒にPRするともっといいよなぁ〜、とコレを見て思いました。モンテディオ山形のホームゲームでは再入場OK!なので、PR効果はバツグンだと思います。
また、鹿島といえばコレ!というい「モツ煮込み」はもちろん、「あったかい日本酒」「ホットワイン」「石焼芋」など、あったか系のメニューがたくさん揃っていたのが印象的でした。お酒といえば、NDソフトスタジアムのお膝元・天童市には出羽桜酒造や水戸部酒造といった蔵元がありますし、ワインも天童ワインという会社があります。これからますます寒い季節になりますので、これら地酒を販売することができれば、PR効果も期待できるのになぁ〜と思ってしまいます。
(写真上)
バックスタンド上部には、鹿島アントラーズとモンテディオ山形のチームフラッグに加えて、茨城県の県旗(中央の青色)と2008年のJリーグチャンピオンフラッグ(左端)が掲げられていました。
ハーフタイムには、子どもの人権啓発活動をPRする取り組みが行われました。これは、法務省の人権擁護機関が展開する子どもを対象とした人権啓発活動に対して、「Jリーグ百年構想・子どもの人権プログラム」として、各スタジアムで行われているものです。
将棋駒をイメージした天童市の独自形状ナンバープレートが、11月28日(土)・29日(日)に仙台港の夢メッセみやぎで開催される「仙台モーターショー 世界のナンバープレート展」で紹介されることになりました。仙台モーターショーは東北最大規模の自動車ショーで、今年で8回目を迎えるイベントです。2007年に開催した前回から日本のナンバープレートの歴史や世界の珍しいナンバープレートの写真紹介を始め、今回は天童市、東根市(ひがしねし)、宮城県登米市(とめし)の「ご当地オリジナルナンバー」を展示します。
天童市のナンバープレートは、縁起物として贈られる「左馬(ひだりうま)」をデザインし、形も将棋駒のように上辺よりも下辺のほうが長くなっています。東根市のナンバープレートは、特産品のサクランボが描かれています。登米市のナンバープレートは、米どころらしく「コメ型」になっています。
ナンバープレートを出展する宮城県自動車協会の武田浩之総務部長は「若い人の自動車離れに歯止めがかからず、少しでも関心を持ってもらうための手段としてもオリジナルナンバーは有効。東北一円から人が集まるので、多くの人に見てもらえると思う。」とコメントしています。
天童市行財政改革市民懇話会が11月4日に開催され、「第6次天童市行財政改革大綱(集中改革プラン)」案が提示されました。基本方針に「社会経済情勢の変化に対応しうる柔軟かつ積極的な行政運営を可能とする経営体制の構築」を掲げ、「スクラップ・アンド・ビルドの視点に立った行政運営とコスト削減」「最小の経費で最大の効果を発揮するための行政組織と事務・事業の最適化」などを目標としています。具体的には、以下のような方針が明記されています。
懇話会では「行財政改革を進めながらも、住民サービスの低下がならないよう配慮して欲しい」「病院改革を徹底して行っていくべきだ」といった意見が出されました。「第6次天童市行財政改革大綱(集中改革プラン)」案は11月5日に市議会にも説明され、11月中旬に策定される予定です。
サッカーJ1のモンテディオ山形は、現在、J1残留をかけてしのぎを削っています。ホームゲームは、11月21日(土)大宮アルディージャ戦と12月5日(土)横浜F・マリノス戦の2試合だけとなりました。J1残留を確実のものとするため多くのサポーターで選手を後押ししようと、「モンテ絆応援チケット」が発売されます。みなさんぜひ誘い合って、J1残留をこの目で目撃しましょう!
全国的にこの秋一番の冷え込みとなった11月3日、山形市では初雪が観測されました。これは平年よりも13日、昨年よりも16日早い記録です。わたし自身は確認できませんでしたが、天童市内でも地域によっては雪を見ることができたようです。いよいよ冬支度の準備が必要な季節となりました。
村山盆地の中心部に位置する天童市からは、西に月山(がっさん)、東に蔵王を望むことができます。舞鶴山の東にある雨呼山(あまよばりやま)は雲をかぶっていましたが、うっすらと白くなっているのが確認できました。例年だと、初雪のあとはしばらく晴天が続き、11月末に一度だけドッと雪が降ります。そしてまた晴天が続き、クリスマスの頃からは毎日雪が降るようになります。平地で雪が積もるのはまだ少し先ですが、峠を越えるようであれば、自動車のタイヤ交換は必要ですね。
天童市西部の寺津地区にある天童市民保養施設「天童最上川温泉ゆぴあ」で、ゆぴあ共栄会「秋の大感謝祭」が開催されました。ゆぴあ入り口周辺では、やきそばやチョコバナナなどのお祭り屋台や「かあちゃん手作りまち」の越冬野菜販売が行われ、館内では大抽選会や餅のふるまいが行われました。
入浴したあとには大抽選会が待っています。1等賞品はデジタルハイビジョン液晶テレビ! そのほか有名温泉ペア宿泊券、ダイニング3点セット、炊飯ジャー、カーボンヒーター、DVDプレーヤー、お米10kg(コシヒカリ)、お米10kg(はえぬき)、スーパー商品券、ゆぴあ入浴券など、空クジなしで大盤振る舞いしていました。
天童最上川温泉ゆぴあでは、車で5分ほどのところにある天童市西沼田遺跡公園とタイアップキャンペーンを展開中です。その1つが、古代米を使ったメニューの開発です。
「古代米朝がゆ」は事前に申し込みが必要ですが、古代米を使ったソフトクリームはいつでも食べることが出来ます。ちょっと茶色のこのソフト、「こっだいんまい(=こんなにおいしい)古代米ソフトクリーム」として販売されています。
天童市西部の寺津地区で、地元の寺津地域づくり委員会が主催する「水郷寺津すいすいウオーキング大会」が11月1日(日)に開催されました。コースは寺津沼北側の「水郷寺津資料館」前を出発し
「水郷寺津すいすいウオーキング大会」は、寺津地域づくり委員会が平成20年度に取り組んだ、地域のアピールマップ作りから派生した事業です。マップ作りの段階から
あいにくと午後から天気が崩れる予報が出ていたため、交流会は寺津分館での開催となりましたが、温かい鍋をつまみにお酒を飲みながら、話に花を咲かせていました。
「水郷寺津すいすいウオーキング大会」のパンフレットは、