NDソフトスタジアム山形がすぐそばにある天童市長岡地区の「長岡モンテディオサポーターズクラブ」が、10月17日のヴィッセル神戸戦に合わせて、選手の等身大ノボリ旗を設置しました。長岡モンテディオサポーターズクラブは、「おらだのモンテ」(=わたしたちのモンテディオ山形)を支援しようと、長岡地域づくり委員会の活動の延長線として5月16日に発足しました。
長岡地域づくり委員会では「花いっぱい運動」として地域内の沿道に花苗のプランターを設置していますが、そこに「ガンバレmontedeio」と書かれた縦10センチ、横35センチのシールを貼り付けて「花いっぱい応援」をおこなったり、独自のアウェイ観戦ツアーを企画したりしています。
今回のノボリ旗は、国道13号をはさんでNDソフトスタジアム山形の南口に向かう道路、およそ200メートルの区間に設置されています。ノボリ旗は、モンテディオ山形の選手やマスコットキャラクター「モンテス」「ディーオ」の絵柄に思い思いのメッセージを入れてつくることができるサービスを利用したもので、縦180センチ、横45センチの大きさがあります。わたしも「ディーオ」の絵柄で注文中で、できあがりを待っているところです(笑)
[写真:モンテディオ・宮沢克行選手のノボリ旗]
合わせて14選手分のノボリ旗をつくりました
ノボリ旗の経費は、地区の運動会や公民館行事の際に募金箱を設置して集められました。ノボリ旗が掲げられるのは、ホームゲーム開催日とその前後を合わせた3日間です。
サッカーJ1のモンテディオ山形は、10月17日に天童市のNDソフトスタジアム山形でヴィッセル神戸との第29節に臨みました。第15位のモンテディオ山形に対して、ヴィッセル神戸は2つ上の第13位、しかもこれまで勝利したことがない相性の悪い相手です。しかし、この試合に勝てばヴィッセル神戸と順位が入れ替わり、J1残留争いから一歩抜け出すことができます。一方、ヴィッセル神戸にとっては、負けてしまうと中位グループから一気に残留争いに引き込まれてしまいます。
JR天童駅から天童温泉に向かう道路には、いつものように相手チームを「おもてなし」するノボリ旗が掲げられました。
J1残留へ向けてサポーター、選手、クラブが心を1つにしようと「モンテ絆リボンプロジェクト」が始まりました。試合会場でも特設ブースで配布され、リボンを結んでいない人を見つけるほうが難しいぐらい、多くの人たちが身につけて応援しました。
10月15日・16日に山形市や米沢市で配布されたものはモンテディオのユニフォームとほぼ同じ青色だったようですが、スタジアムで配布されたものは群青色っぽい深い青色でした。
最初は蝶結びにしてましたが、応援しているうちにゆるんで取れてしまうため、ぎっつぐ、いぼこ結び(=しっかり、かた結び)にしてしまいました。
「炎のカリーパン(対戦相手をくっちゃお〜シリーズ)」は、オモテメニューに「ぼっかけ入り」、ウラメニューその1に「そばめし入り」、ウラメニューその2に「明石焼き入り」が用意されました。そのほか、限定30個で「神戸牛入り」が800円で販売されたようですが、すでに売り切れのため入手できませんでした。
「ぼっかけ」というのは、牛スジ肉とこんにゃくを甘辛くじっくり煮込んだもので、神戸の家庭の味として親しまれています。カレーやラーメンのトッピングにしたり、お好み焼きや焼きそばの具材としたりされているようです。
今回の試合は「つや姫サンクスマッチ」として開催され、ユニフォームの胸スポンサーにもなっている新品種のお米「つや姫」が来場者に抽選でプレゼントされました。吉村美栄子(よしむら・みえこ)山形県知事もリボンを結んで観戦し、ハーフタイムには神戸サポーターに来県のお礼をするとともに、「つや姫」のPRをおこないました。
選手紹介が終わり試合前のドキドキ感を味わっていると、なにか白いモノが? なんと!「べにばな国体」のマスコットキャラクター「たいき君」が登場!! モンテの旗を手にして、一緒にゴール裏で応援しました。
モンテのキャラとしてすっかり定着した「サッカーマン」「BADくん」とおなじく、今後の試合では毎回登場するかも?
山形市立楯山小学校の全校児童234人と先生、保護者、あわせて289人のみなさんが、モンテディオ山形を応援するために、学校から徒歩4キロの道のりをおよそ50分かけて歩いてやってきました。これは学校行事として始めて企画されたもので、選手入場の際には、それぞれメッセージ入りの画用紙を掲げて選手たちにエールを送りました。
入場者数は、かろうじて1万人を超える10,029人でした。今回の試合は、NHK山形がテレビ中継しましたので、自宅で観戦した人もいたと思います。帰宅してから録画したものを見ましたが、テレビで見ても十分に楽しめる試合でした。しかし、画面越しに見る試合と、スタジアムで五感で感じる試合は迫力がまったく違います。「J1残留」そして「J1定着」のために、スタジアムに駆けつけて、選手たちを後押ししましょう。
[写真:サッカーマンとBAD君(ヴィッセル神戸戦)]
試合後に子どもたちと戯れるBADくん(右)とサッカーマン
天童市内の優秀な中学生を顕彰する「第7回宮城浩蔵賞授与式」が、10月10日に旧東村山郡役所資料館で開催されました。今年受賞したのは、市内4中学校の3年生4名で、各校の生徒会役員として、ほかの生徒の模範になっているほか、部活動などでも顕著な活躍を見せたことが受賞理由となっています。
山形新幹線が新庄駅まで延伸開業して、今年12月で10周年を迎えます。この節目の年を天童温泉の活性化につなげていこうと、天童温泉の女将のみなさん「お駒会(おこまかい)」が、新しい鍋料理の準備を進めています。
新しい鍋料理は、地元調理師会の「天童調理師 庖祥会(ほうしょうかい)」に8月下旬ころ創作をお願いし、9月30日に天童温泉「湯坊いちらく」で試食会を行いました。新たに創作した鍋料理は、ミンチにしたカモ肉の団子と長ネギ、カボチャ、ニンジンの千切り、うどんなどを入れ、スープは塩味ベースで、鶏がらにショウガの皮、ネギの頭などが入っています。天童市の釣りのメッカとなっている原崎沼では、1980年(昭和55年)頃までかみす網を使った独特のカモ猟が行われていて、天童温泉のほとんどの旅館でカモ鍋が出されていました。新しい鍋料理は、このカモ鍋を復活させる意図もあります。
試食会では「カモの切り身も入れたほうがいいのでは」「将棋駒の焼印をした麩を入れてはどうか」といった意見が出されました。今後さらに改良が加えられ、山形新幹線延伸10周年キャンペーンに賛同したJR協定旅館9施設で、12月1日から翌2月末までの3ヶ月間限定の季節メニューとして提供されます。
お駒会ではさらに、上から読んでも下から読んでも同じ読みになる回文「うどんてんどう」にちなんだ「引っ張りうどん」の提供や、「祝 山形新幹線新庄延伸10周年」のラベルを貼った地元産ワインのプレゼントなども計画しています。
天童市西部の蔵増地区にある西沼田遺跡公園で、「古代体験秋祭り・ヌマリンピック2009in西沼田」が10月12日に開催されました。公園内では、「古代7種競技」と銘打った「かけっこ」「なわ投げ」「丸太渡り」「稲杭投げ」「田力競争」「弓名人」「古代孔球」の大会や、先着500名への猪・鴨肉入り「古代風芋煮」無料配布、ガイダンス施設の無料開放などが行われました。
今回のイベントは、市報「てんどう」への折込チラシで天童市民にPRしたほか、東根市や山形市の小学校にもチラシを配ったそうです。その影響もあってか、会場はあふれんばかりの家族連れで大いに賑わい、どの競技にも順番待ちの長い行列ができていました。
天童市西部の寺津地区で、寺津自主防災会が主催する避難訓練が10月12日に行われました。訓練は午前8時のサイレンを合図に始まり、各自自宅から寺津分館へ向かい、午前8時30分に避難者の確認訓練を行いました。その後、天童市消防本部のかたを講師にして、消火器の使い方や煙体験訓練、119番の電話のかけ方、心肺蘇生訓練などを行いました。
さまざまな訓練を体験したあと、午前10時30分からは寺津沼の草刈りを行いました。寺津沼は夏のあいだは釣りのメッカとして、冬には白鳥の飛来地として知られています。およそ1時間ほど汗を流したあとには、婦人会のみなさんにつくっていただいた「玉こんにゃく」やなめこ汁、手づくりの生リンゴジュースをみんなでおいしくいただきました。
天童市では市内全地域での自主防災会の立ち上げを目指していて、現在は目標の98%まで達成しているそうです。最近では隣県の新潟県、宮城県で大きな地震が相次いでいますが、天童市のすぐ近くにも活断層が確認されていて、マグニチュード7.8程度の地震が起きると予測されています。
災害時には天童市はもとより村山地域一帯が壊滅的な被害を受けるため、隣県からの救助隊を待つしかありません。しかし、これまで被災している地域の状況を見ると、救助隊が現地に到着するまでおよそ3日間かかっています。これは家屋の倒壊や地割れなどで空も陸も交通機関がマヒしてしまい、なかなか先に進めないためです。いざという時には、行政も警察も消防もあてにできません。最低3日間、自分たちで生き延びるしかありません。そのためにも、日ごろからの近所づきあいやこのような避難訓練には積極的に参加したほうがいいと思います。