サッカーJ1のモンテディオ山形は、8月2日に天童市のNDソフトスタジアム山形でガンバ大阪との第20節に臨みました。日本代表のMF遠藤保仁(えんどう・やすひと)選手や元・モンテディオ山形のFWレアンドロ選手、MF佐々木勇人(ささき・はやと)選手など、ガンバ大阪との試合は以前からモンテディオ山形に関わってきたサポーターにとってもそうでない方にとっても注目の対戦カードで、チケットはビジター席を除いて前売り完売となりました。
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JR天童駅から天童温泉に向かう通りに掲げられた、ガンバ大阪を歓迎するノボリ旗。8月8日・9日に開催される「天童夏まつり」のノボリ旗も立っています。
スタジアムの入り口(中央門)付近では、JAみちのく村山農協が日本一の出荷量を誇る尾花沢の夏すいかをPRしました。尾花沢市のキャラクター「もとなりくん」も登場し、すいかとモンテディオ山形をPRするうちわを配ったり、先着1,000名に尾花沢すいかを振舞ったりしました。
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「モンテDe夏祭り」のこの日は「浴衣でナイト」。おなじみモンテサポ「関東組」のBAD君とサッカーマンも浴衣で登場です。浴衣、甚平、作務衣でスタジアムにやってくると、イオンリテール(株)提供の浴衣を着た2選手と記念撮影ができました(先着200名)。
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イオンリテール(株)の提供で、先着10,000名に特製エコバッグがプレゼントされました。もちろん、モンテディオ山形のエンブレムが入っています。ちょっとコンビニに行って買い物するぐらいにちょうどいい大きさです。
「炎のカリーパン」対戦相手を喰っちゃおー、この日の表メニューは「串カツ入り」。店先の張り紙には「牛串カツは、脚の部分(もも肉)を使用しておりません。又、二度浸けしておりません。」と、ガンバ大阪にちなんだ解説がされていました。
(写真)炎のカリーパン、表メニューの「串カツ入り」。串カツをカリーパンが包んでいるというか、カリーパンから串が出ているというか、見た目はとてもインパクトがあります。
[写真:混雑するNDスタの屋台村]
屋台村の西側(体育館側)のお店はこれまでよりも体育館のほうに近づいて設置され、広場のスペースがこれまでよりも広めに確保されていました。それでも、このぐらいの混雑です。カリーパン屋だけでなく、ガンバ大阪グッズの売店にも人だかりができていました。
再入場可能で、一度スタジアムに入場しても屋台村への行き来が自由なのが、ほかのスタジアムと違う大きなウリの1つになっています。混雑を解消するために、コンコース上の出店を控えるとか、再入場ゲートを増やすとか、大きな事故が起きる前になんらかの対応を検討して欲しいと思います。
朝日新聞によると、小林亮選手はNDスタの観客席を見て「障害者の人があまりいない」「地方だからこそできる地元との交流が、山形は少ない」と感じたそうです。高校の先輩でもある宮沢克行キャプテンから「チームに足りないところを言ってほしい」と言われ、クラブに相談して「小林亮シート」を実現したそうです。
試合は前半からガンバ大阪のペースで進み、序盤から何本ものシュートを浴びました。そして前半39分、明神智和(みょうじん・ともかず)選手のヘディングシュートで0対1とされハーフタイムを迎えましたが、後半開始直前に突然の豪雨! ガンバ大阪のゴール裏が白くかすむほどのスコールに、「山の神のお怒りだぁ〜」とモンテディオ山形のゴール裏は俄然、勢いづきました。
そして後半26分、FW長谷川悠(はせがわ・ゆう)選手のシュートが決まり、同点に追いつきました。その後もガンバ大阪の猛攻は続き合計22本のシュートを浴びましたが、ゴールポストにも助けられたモンテディオ山形は1対1で試合を終え、アジア王者相手に勝ち点1をもぎ取りました。
山形新聞によると、8月1日午前11時20分ごろ、荒谷(あらや)地区内の県道わきにある水路で身動きが取れなくなったカモシカが発見されたそうです。天童市と天童警察署によると、荒谷地区内のリンゴ畑でリンゴを食べていたカモシカが近くの住民と鉢合わせし、驚いたカモシカが逃走、その途中で水路に落ちたようです。
水路の幅はおよそ1.5メートル、高さ1メートルで、カモシカは水路がトンネル状になっている部分で身動きが取れなくなっていました。この部分はコンクリートの上壁があり水路の高さが80センチメートル程度しかないことと、水の流れも速いことから、天童市ではトンネル内に入っての救助は困難と判断しました。そこで、側溝や汚水管のつまりを解消するのに使う高圧洗車を導入し、水圧でカモシカをトンネル部分の出口に追いやり、午後2時ごろに救出しました。カモシカは体長およそ1.5メートルで、前足や口に擦り傷があったため、手当てをした後に山に放されました。