バレーボール・V・プレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングスが、2月21日に地元・天童の山形県総合運動公園総合体育館でNECレッドロケッツと対戦しました。ホームタウンTENDO推進協議会が市民応援デーとしてPRしてきたこともあって、会場には小学生から年配の方々まで数多くの人たちが訪れました。
試合は、両チームのスターティングメンバーが紹介されたあと、今週2月16日に初登庁した吉村美栄子(よしむら・みえこ)山形県知事の始球式から始まりました。来賓席には山本信治(やまもと・しんじ)天童市長の姿もありました。
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始球式のあとには、吉田敏明(よしだ・としあき)監督から吉村美栄子・山形県知事にパイオニアレッドウィングスの選手たちのサイン入りボールがプレゼントされました。
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ホームゲームだけあって、会場のほとんどすべてがパイオニア応援団席になりました。
健闘むなしく、パイオニアレッドウィングスはセットカウント3対0のストレートでNECレッドロケッツに敗れてしまいました。全体的に勢いに乗り切れない印象があり、どのセットも一進一退で進み、最後の最後で押し負けるといった感じでした。首位を走るNECレッドロケッツに力負けした、という感じです。
試合直後のインタビューには、山形商業高校出身の高橋みゆき選手が立ちました。会場に「お久しぶり!!高橋みゆき選手」という横断幕も掲げられていたとおり、山形県内での試合は2004年(平成16年)11月の庄内2連戦以来となりました。
高橋みゆき選手のインタビューが終わると、各チームとも応援団席に向かいあいさつしました。その後、パイオニアレッドウィングスのファン感謝イベントとして、パイオニアの各選手が客席に向けてボールを投げ入れました。しかし、試合に負けたということもあって、どの選手も非常に固い表情をしていました。
庄司夕起(しょうじ・ゆき)主将のコメント
栗原恵(くりはら・めぐみ)選手のコメント
会場入り口では、天童市観光物産協会が天童のお土産品や玉こんにゃくなどを販売したり、天童商工会議所が冬のイベント「〜天童冬の陣〜平成鍋合戦」で提供している天童織田藩大八鍋を提供しました。パイオニアレッドウィングスのファンクラブ会員には、この鍋の無料引換券もプレゼントされました。
天童市議会の平成20年度第6回臨時会が2月18日に行われ、鈴木周宏(すずき・かねひろ)天童市民部長(55歳)を副市長とする案件などが決定されました。副市長人事は、議会の同意を得ることが地方自治法に定められています。
新しく副市長になる鈴木周宏氏は天童市高擶(たかだま)出身で、県立山形東高等学校、東北大学を卒業し、1979年(昭和54年)に天童市職員に採用されました。その後、都市計画課長補佐、高齢社会課長、財政課長などを経て2008年(平成20年)4月から市民部長を務めています。昨年12月25日に武田貞夫(たけだ・さだお)前副市長が遠藤登(えんどう・のぼる)前市長とともに辞職してから、これまで副市長のポストは不在になっていました。鈴木周宏氏は2月19日付けで副市長になります。市長の「女房役」が決まったことで、「山本市政」が本格的にスタートするとともに、天童市の市政運営が今まで以上にスピードアップすることになると思います。
また、市長と副市長の給料を減額する条例が合わせて可決されました。これにより、市長については給料月額が30%減、退職手当も合わせて減、副市長については給料月額が5%減となります。この条例は平成21年3月1日から施行され、市長の任期が満了する平成24年12月25日で失効します。
2月17日の山形新聞では、減額の結果、市長の月額給与が副市長よりも下回ると報道されました。「それでよいのか」「より大きな責任を持つ人のほうがより多くの報酬をもらうのが一般的でないのか」といった内容の質問が出されましたが、山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は、「年間全体で受け取る額を見ると市長のほうが副市長を上回る」、國井研一(くにい・けんいち)総務部長は「年収にすると市長は1215万8200円、副市長は1128万4400円になる」といった内容の回答をして理解を求めました。
また、別の議員は市長選の際の選挙公報を持ち出し「公約では手当ての大幅見直しを掲げているが、期末手当てはカットしないということか」と質問しました。これに対して、山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は「手当ては給与手当、期末手当、退職手当等ある。自分は退職金のカットという認識だった。今回の条例で公約は実行していると思っている。」といった内容の回答をして理解を求めました。その後、議長が採決する際にこの議員が「異議あり」と発言したたため起立による採決となりましたが、反対は1人だけだったようで「起立多数」で原案のとおり可決されました。
週末の陽気が一転し、週明けの2月16日からは日本全国が真冬に戻ってしまいました。天童市では田んぼの雪がすっかり消え2月とは思えないような光景が広がっていましたが、あっという間に逆戻りになりました。日中も氷点下で経過したため、いつものような大粒の雪ではなく、サラサラという粉雪が降りました。夜になると風が強くなり、地面に積もった雪が風に舞い上げられ、天童近辺では珍しく地吹雪(じふぶき)状態になりました。そんな状態で一夜明けると、平地でも足首まですっぽりと埋まるほどの積雪になってしまいました。
久々の本格的な積雪に、道路はのろのろ運転の車で渋滞。登校する小中学生たちも、寒さを我慢しながら、おっかなびっくり歩いていました。
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すねまで埋まる雪のなか、車に気をつけながら登校する中学生