天童市出身のプロ野球選手・広島東洋カープの栗原健太(くりはら・けんた)内野手が、12月27日に天童市市民文化会館で講演をしました。これは山形県スポーツ少年団東南村山支部野球部会(会長:尾形源二 氏)の結成25周年記念事業として開催されたもので、山形市や天童市などからおよそ1,000人の小学生が参加しました。栗原健太選手は、自分が小学生だった頃の話や未来のプロ野球選手たちからの質問に答えたりしました。
また、デイリースポーツ紙によると、今後は2,000本安打を達成し、名球会入りを果たす目標を明らかにしたそうです。インタビューには「毎年の積み重ねですけど、そうなれるように頑張りたい。そのためにはケガをしない体づくりをしないといけない」とコメントしています。山形県出身の名球会選手は、南海黄金期を支えて221勝を挙げた皆川睦雄さんしかおらず、野手ではまだ誰もいません。「山形の野球を盛んにしたい」という思いを胸に、栗原選手は自主トレに励みます。
山形新幹線つばさは雪のためなどで12月27日から3日連続でダイヤが乱れましたが、この日は始発から平常どおりで運行され、天童駅もお正月を実家で過ごそうとする帰省客などで混雑しました。JR東日本山形支店によると、指定席はいずれの列車も満席状態で、つばさ115号(東京発12:08、天童着15:07)の140%など自由席の乗車率がいずれも100%を超え、東京から立ちっぱなしの乗客も多かったようです。
山形新幹線つばさは、2001年1月に大規模なダイヤの混乱を起こしています。
12月29日、山形新幹線つばさは始発から運転が見合わせられました。これは、山形新幹線つばさを含むJR東日本管内のすべての新幹線の運行を管理するコンピュータシステムに障害が発生したためです。システム復旧後の午前8時55分から順次運転が再開されましたが、山形新幹線つばさは上下線合わせて11本が運休、19本に最大で3時間27分の遅れが生じ、乗客およそ9,000人に影響が出ました。また、JR陸羽東線とJR仙山線では、強風のために上下4本が運休、12本で最大1時間38分の遅れが出て、およそ1,200人に影響が出ました。JR東日本山形支店では「1992年の新幹線開業以来、3日連続でこれほど大きく乱れたのは初めて」とコメントしています。
今回の原因は、雪や風などの気象条件ではなく、コンピュータシステムのトラブルによるものです。前日の12月28日は大雪などで各新幹線のダイヤが乱れたため、JR東日本の新幹線運行本部では、終電後に、翌12月29日に運行するおよそ390本の運用方法を変更する入力作業を行いました。しかし、始発までに入力した新しいデータに切り替わらなかったため、システムを初期状態に戻し、再度入力作業を行って復旧させたそうです。