プロ野球のセントラル・リーグの全日程が10月12日に終了し、天童市出身のプロ野球選手・広島東洋カープの栗原健太(くりはら・けんた)選手は、打率3割3分2厘でセ・リーグ第3位の成績で今シーズンを終えました。栗原選手は今シーズン4番バッターとして全試合に先発出場し、ホームラン23本、打点103で、打率と打点では昨年を上回る好成績を収めました。
また、昨シーズン手術するかどうか悩みに悩んだ右ひじについて、栗原選手は10月14日にアメリカに渡り、ロサンゼルスの病院で骨棘(こっきょく)のクリーニング手術を受けることにしました。
10月1日で市制施行50周年を迎えた天童市が、市制施行50周年記念植樹祭を市立高原の里交流施設ぽんぽこ(旧・田麦野小学校)で開催しました。これは、各地で「ふるさとの森づくり」を支援しているJR東日本仙台支社と天童市がタイアップして行ったものです。ぽんぽこの南側に広がる秋葉山一帯を「絆の森林(きずなのもり)」と名づけ、JR東日本仙台支社から寄贈されたブナ800本とトチノキ200本、オオヤマザクラ10本、天童市異業種交流プラザから送られたオオヤマザクラ5本、合計およそ1,000本もの苗木を植樹しました。
市立津山小学校「緑の少年団」団員の高橋知朗くん(12歳)は「ブナの成長が楽しみ。時々来て見守りたい」とコメントしています。イベントには、子どもから大人まで200名起こす人たちが参加しました。
東北芸術工科大学大学院生2人による作品展「あつまっ展」が、天童市田麦野地区の市立高原の里交流施設「ぽんぽこ」で開催されています。これは、東北芸術工科大学の片桐隆嗣教授が主宰する課外授業グループ「Doing Sociology」が2年前から開催している企画展で、今回は大学院2年の佐々木綾子さん(26歳)と林こずえさん(24歳)が参加しています。
佐々木さんは今年の3月から9月まで田麦野地区に通い、目にした日常風景や地区民との交流の思い出などを日本画やスケッチ、写真などにし、住民からもらった手作り小物などといっしょに日記形式で展示しています。企画展は10月4日(土)から10月13日(月)まで開催され、12日までは、田麦野地区のあちこちを歩いて移動し、気に入った場所で野外アトリエを開催する予定です。
10月1日から12月31日まで、宮城県をターゲットとした一大観光キャンペーン「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が開催されています。その仙台・宮城デスティネーションキャンペーンの気仙沼推進協議会が、10月8日に「おもてなし講習会」を開催しました。講師は、2003年(平成15年)に第24代ミス将棋の女王(こまのじょおう)に選ばれた茂木久美子(もき・くみこ)さんです。
茂木久美子さんは山形新幹線「つばさ」の車内販売員(アテンダント)を務めていますが、一般アテンダントの3倍にあたる1日平均24万円の売り上げを誇る「カリスマ・アテンダント」です。その実績から、およそ1,300人いる新幹線アテンダントの中でたった2人しかいない「チーフインストラクター」として活躍し、後輩の育成にも当たっています。
「一期一会を大切に!お客さまの気持ちを見逃さない!」と題した講習会で、茂木さんは、乗客との会話や対面のバック販売など5つのサービスを心掛けていると強調しました。「何げないひと言で会話が弾む。お客さまが声を掛けやすい空気をつくることが大切。」「方言は県外の人は意外と喜び、武器にもなる。」などと説明しました。また、お得感を与えるプラスアルファのサービスの大切さも指摘し、「例えば300円のコーヒーでも、入れ立てですとか、ひと言加えることによって印象が違う。」と、ちょっとした心配りの大切さを訴えました。
講習会にはおよそ70名が参加しましたが、失敗談や山形弁を交えながらの軽妙な話に、みなさん大満足のようでした。
市営住宅の入居者から暴力団員を排除するため、天童市は天童警察署と「暴力団員の市営住宅入居制限に関する合意書」を10月8日に締結しました。締結式は天童市役所で執り行われ、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長と真木正・天童警察署長が合意書にサインしました。
天童市内では、今年4月、山形県営住宅に入居していた暴力団組長が、実際には住み続けているにもかかわらず転出したとする虚偽の住民異動届を提出したなどとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで天童警察署に逮捕されています。また、天童警察署によると、天童市内には2つの暴力団組織の事務所があり、およそ70人の関係者がいると見られています。
このようなこともあってか、天童市では市議会9月定例会で市営住宅条例の一部を改正し、暴力団員の市営住宅入居を認めない規定を盛り込みました。そして、これに合わせて、天童市と天童警察署が連携・協力体制を築くため、以下のような内容を盛り込んだ合意書を取り交わしました。
天童市市制施行50周年記念事業の1つ、宝くじスポーツフェア「ドリーム・ベースボール」が10月5日に天童市スポーツセンター野球場で開催されました。午前中は天童市を含めた東南村山地域の子どもたちを対象に野球教室が行われ、衣笠祥雄さん、鈴木啓示さん、駒田徳広さんといった日本プロ野球名球会とOBクラブの24人が指導にあたりました。
そして、午後からは天童市選抜チームと名球会・OBクラブが対戦するドリームゲームや金田正一さんの講演会、ホームラン競争なども開催されました。スタジアムにはおよそ6,000人が集まり、往年のプレイヤーの現役時代を思い返しながら見つめていました。
天童市の市制施行50周年を記念した小中学生による模擬議会が、10月5日に市議会議場で開催されました。議員になったのは12の小学校の代表1人ずつと、4つの中学校の男女代表1人ずつ、合計20人で、22人の市議が執行部役となりました。
小中学生議員からは「通学の途中に見通しの悪い危険な道路を渡らなければならず、せめてカーブミラーを設置してほしい」「サルによる農作物被害で困っている。もっと山に実のなる木を植えて、サルが山だけで暮らせるようにできないか」など、身近な問題を中心に、まちづくりについての質問や提言が行われました。
山口小学校6年の村山幹弥(むらやま・まさや)君は「発言の時は緊張したが、市がいろいろと考えていることや、自分たちでできることなども分かって良かった」とコメントしています。
(加筆:2008年10月14日)
日本共産党天童市委員会が発行している「天童民報No.529(2008年10月9日)」に質問事項が掲載されていました。
| 氏名 | 学校名 | 質問項目 | 答弁議員名 |
|---|---|---|---|
| 齋藤博生 | 天童南部小学校 | 通学路の安全確保について 天童市の医療について |
矢吹栄修 |
| 校舎の耐震診断について | 狩野佳和 | ||
| 瀬野了斗 | 天童中部小学校 | 倉津川の防災について | 松田光也 |
| 今野真理子 | 天童北部小学校 | 北部小学区の交差点の安全対策 | 矢萩武昭 |
| 押野瞳 | 成生小学校 | 天童のおいしい食べ物の宣伝 | 山口桂子 |
| 本間詩織 | 蔵増小学校 | 地域の歴史と遺跡をPRしよう | 木村竹虎 |
| 瀬野尚子 | 寺津小学校 | 道路の安全性について | 森谷仙一郎 |
| 福田初音 | 津山小学校 | 新しい道路について | 赤塚幸一郎 |
| 村山幹弥 | 山口小学校 | そう音と動物の被害 | 結城義巳 |
| 金田蓮 | 高擶小学校 | 天童市の町づくりについて | 武田達郎 |
| 柏倉日向 | 長岡小学校 | 天童市の大型店について | 佐藤正男 |
| 歩道について | 後藤和信 | ||
| 設楽祐介 | 干布小学校 | 通学路の安全対策について | 山崎諭 |
| 菊池瑞穂 | 荒谷小学校 | 町の安全について | 石垣昭一 |
| 志摩綾乃 | 第一中学校 | 安心・安全な校舎について | 小松善雄 |
| 鈴木優斗 | 第二中学校 | 住みよいまちづくりについて | 鈴木照一 |
| 松田捺未 | 第二中学校 | よりよいまちづくりについて | 伊藤護国 |
| 目黒貴史 | 第三中学校 | 環境について | 水戸保 |
| 大友理子 | 第三中学校 | 児童・生徒の登下校について | 浅井健一 |
| 大江怜央奈 | 第四中学校 | 市町村合併について イベントの開催について |
伊藤和子 |
| 大内美沙季 | 第四中学校 | 住みよい街づくりについて | 秋葉忠 |
| 鈴木僚 | 第一中学校 | (議長役) |