サッカーJ2の第32節第1日目、モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形でヴァンフォーレ甲府と対戦し、1対1で引き分けました。勝ち点を53から54に増やし、自動昇格圏の第2位をキープしています。
この日は「天童市民応援デー」に指定されていて、先着700名には「オリジナル高級折りたたみシートクッション」がプレゼントされたようです。ただ、あいにくの雨模様のため、スタジアムに足を運んだのが開始1時間前ぐらいだったこともあり、残念ながらプレゼントはすでに品切れになっていました。「市町村応援デー」は天童市と川西町の1市1町になっていて、それぞれ物産販売コーナーを出店したり、マッチデープレゼントとして天童最上川温泉ゆぴあの入浴券、川西ダリヤ園のペア招待券、天童市農業協同組合のラ・フランスゼリーなどが提供されました。また、9月7日(日)に山形市で行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」のPR隊がかけつけ、いも煮の無料配布を行ったりスタジアムのスクリーンでイベントのPRを行いました。
ピッチ内ウォーミングアップ前には、モンテディオ山形の勝利の女神・山形県立山形北高等学校のチアリーダー部「B☆SPARKY」のみなさんが元気いっぱいに応援しました。これまではメインスタンドに向かっての演技でしたが、この日は声出しサポーターたちがいる北側ゴール裏に向かって演技を披露しました。ベガルタ仙台など専属のチアリーダーたちがいるクラブもありますが、モンテディオ山形では高校生の彼女たちが(おそらくボランティアで)活躍しています。チアリーディングの良し悪しについてはまったく分かりませんが、彼女たちがひたむきに応援する姿を見るたびに「意識の面では間違いなくプロレベルだなぁ」と感心しています。
「あのタイガーマスクがNDスタに登場!」「当日は会場のどこかに現れます」と事前に告知されていましたが、ハーフタイムには、ディーオとともにスタジアムのスクリーンに姿を現しました。プロレスの試合開場にこの日のマッチーデープログラムを持って行くと、入場料が割引されるそうです。ほかのイベントとお互いに入場料割引サービスをするのも、来場者数アップの作戦の1つとしてはいいかも、と思いました。
入場者数はこの日の目標値7,000人を下回る4,701人でした。雨模様の天気と、子どもたちが夏休み明けもしくは最後の週末でなにかと忙しい、というのが影響したのでしょうか? 上位をキープしているチームの成績に、お客さんの入りがなかなか反映してきません。17,537人の入場者数があった8月16日(土)のユアテックスタジアム仙台でのベガルタ仙台戦終了後、北京オリンピック帰りで得点を決めた豊田選手は「東北のチームにいて、この試合に出る、出ないはかなり大きいと思いますし、これだけ多くのお客さんが入ったなかでやれるのは、選手にとって喜ばしいことだと思うので、ぜひ山形でもこういう雰囲気をつくってもらいたいなと思います」とコメントしています。NDソフトスタジアム山形での残りのホームゲームはあと6試合、1人でも多くの人たちにスタジアムへ足を運んでもらえるよう、ファンもフロントも踏ん張りどきのように思います。
| 節 | 期日 | 対戦相手 | 目標入場者数 | 実入場者数 |
|---|---|---|---|---|
| 第32節 | 8月23日(土)19:00〜 | ヴァンフォーレ甲府 | 7,000人 | 4,701人 |
| 第35節 | 9月14日(日)16:00〜 | サンフレッチェ広島 | 6,000人 | |
| 第37節 | 9月23日(火・祝)16:00〜 | サガン鳥栖 | 6,000人 | |
| 第39節 | 10月5日(日)13:00〜 | アビスパ福岡 | 5,000人 | |
| 第41節 | 10月26日(日)13:00〜 | 湘南ベルマーレ | 5,000人 | |
| 第43節 | 11月23日(日)13:00〜 | ロアッソ熊本 | 5,000人 | |
| 第45節 | 12月6日(日)12:00〜 | 水戸ホーリーホック | 7,000人 |
ネクスコ東日本東北支社と宮城県道路公社は、ETC利用で高速道路料金が割引になる「ドラ割 仙台・宮城 遊遊フリーパス」の申し込み受付を8月21日から始めました。これは、今年の秋に行われる観光キャンペーン「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」に合わせて販売されるものです。
周遊エリア(=割引適用区域)は宮城県全域と岩手県、山形県の一部で、首都圏から周遊エリアまでの往復とエリア内の乗り放題をセットにした「首都圏発着型」、周遊エリア内のみ利用できる「宮城県域型」の2種類あります。山形県では山形自動車道の山形北インターチェンジから村田ジャンクションまでが対象区間になっていて、「宮城県域型」を利用すると、宮城県内や岩手県平泉までのドライブで割引が摘要されます。
利用期間は9月5日(金)から12月24日(水)までで、週末を中心に連続する最大3日間が乗り放題になります。「首都圏発着型」は普通車9,900円、軽自動車7,900円、「宮城県域型」は普通車3,000円、軽自動車2,400円で、事前にネクスコ東日本のWebサイト「ドラぷら」から申し込みが必要です。
天童市立天童中部小学校の6年生たちが、学校の体育館に宿泊しながらの防災訓練・体験を7月26日(土)に行いました。これは6学年の親子行事として企画されたもので、児童およそ80名とその保護者らが参加しました。児童たちは起震車での地震体験や煙テントでの避難訓練、水消火器を使った放水訓練などを行ったあと、夕方からは地元の自主防災会の協力で炊き出し訓練を行い、カレーライスを味わいました。さらに、臨時の避難所に見立てた体育館では、ダンボールなどで仕切りを作って反語とに寝袋などで宿泊体験をしました。
市内の多くの学校では宿泊を伴った学年行事が企画されているようですが、単にキャンプするのではなく、このように防災訓練を兼ねたものは珍しいのではないかと思います。災害時のニュースを見ていると、家屋などが被害にあうことはもちろん大変なことですが、その後の避難生活が大変なストレスになっているようです。そのような万が一の事態を事前に体験することで、実際に被災した際、ある程度は心にゆとりが持てるかもしれません。
天童市立天童市民病院と天童警察署が、合同の防犯実地訓練を8月18日に行いました。近年、病院内での殺傷事件や新生児誘拐事件などが全国的に相次いでいることから、職員に緊急時の役割を確認してもらおうと企画されたもので、総合病院での防犯訓練は山形県内では始めての取り組みです。
訓練は、サングラスをかけマスクをした男が会計窓口の女性職員に対して刃物を突きつけ、レジから現金50万円を奪って逃走した、という設定で行われました。職員たちは通報の手順や犯人の特長を記憶し伝えることだけではなく、居合わせた患者の安全確保や、犯人に突き飛ばされてケガをした人の処置など、さまざまな対応を確認しました。天童警察署の鈴木裕滋・生活安全課長は「犯罪を未然に防ぐには犯人が病院に来ない環境づくりが大切で、常日頃からの声掛け運動が有効」などと職員たちにアドバイスしました。
天童市民病院では、改築に合わせて、山形県内で初めて110番直結の非常通報装置システムが導入されました。さらに、受付窓口やナースステーションなどに通報装置や防犯カメラなどを設置し、万一の事態に備えています。