天童市役所周辺を会場に、新春恒例の消防出初式が開催されました。昨年は近年まれにみる豪雪のために中止となりましたが、今年は天童市消防本部と天童市消防団、行政関係者などが参加し、分列行進や祝賀放水などが行われました。朝から雨風がひどく、午前10時20分から始まった分列行進もみぞれがみぞれが降るなかでの開催となり、例年に比べると見物客の数は非常に少なかったように見えました。
雨の中でも雪の中でも消火活動は行わなければならない訳ですが、消防団に従事されている方々には「ホントご苦労様です」という気持ちでいっぱいでした。
天童ターミナルビル「パルテ」で、新春恒例の「新春もちつき大会・福袋販売会」が開催されました。イベント会場のパルテ1階では、午前11時から餅つきが行われ、納豆餅とあんこ餅が訪れた家族連れなどに無料で振る舞われました。イベントが定着してきたのか、雪がまったくないという状況も影響したのか、昨年にもまして人の入りが多かったように思います。
「パルテ」には子どもを対象にした「わらべ館」、観光客を対象にした「天童市物産センター」、そのほかスポーツジムやカルチャーセンターもあります。「パルテ」全体として見れば、対象とする客層は結構広いと思いますので、集客効果は思いのほかあるのではないでしょうか。個々のテナントの取り組みとしてではなく、「パルテ」全体で取り組むこのようなイベントは、年1回と言わず4半期ごとにあっても良いのではないかと思いました。
天童市下荻野戸(しもおぎのと)でサクランボの超促成栽培に取り組んでいる花輪和雄(はなわ・かずお)さん(58歳)が、1月4日に佐藤錦(サトウニシキ)の初出荷を行いました。花輪さんは、鉢植えにした佐藤錦240本を6月から9月まで冷蔵庫で低温保存し、10月上旬に温室ハウスに移動させ授粉を行いました。今回は2月から4月までのハウス内の温度管理の手違いなどで着果量が極端に少なく昨年の5分の1しかなかったそうですが、品質は上々だそうです。
初出荷式は、天童市塚野目(つかのめ)の「JAてんどうラ・フランスセンター」で行われました。収穫されたサクランボは300グラム入りの桐箱詰め10箱にされ、関東地方の5つの市場に向けて発送されました。競りは1月5日におこなわれますが、昨年は1箱およそ3万円の値段が付いたそうです。
12月29日にやっとまとまった雪が降ったということで、12月30日、31日、1月1日と3日連続で天童高原スキー場に足を運びました。団塊世代ジュニアの自分が小さい頃(20年から30年前)はというと、山口地区を越えて田麦野地区に入るか入らないかぐらいから道路が大渋滞になり、時には車を降りて歩いていったほうが早いぐらいに数多くの人たちがゲレンデに足を運んだものでした。そんな記憶があるものですからさぞかし賑わっているだろうなと思って出かけましたが、途中の道路はスイスイ、駐車場にも余裕があり、自分の期待とはまったく正反対の人の入りでした。せっかく3つもあるリフトは、全部を動かす必要がありません。東根市の「ジャングルジャングル」にお客が流れているのか、はたまたスキー人口そのものが少なくなっているのか、ちょっと寂しい気持ちになりました。
冬といえばスキー!というぐらいに、小さい頃は毎週のように天童高原へ連れてきてもらいましたが、いまの子どもたちはどういう冬休みを過ごしているのでしょうか? テレビゲーム? それとも屋内スポーツ? お正月には、首都圏から帰省してきた人たちも一緒になってスキーを楽しんでいる光景が見受けられましたが、いまはそうでもないのでしょうか?
スキーをやってみると、どんな子どもも楽しくてしょうがないようです。大人が「わざわざ寒いところに行くのがイヤだ」「道具を準備するのが面倒だ」というのがあるのでしょうか? せっかく身近なところにスキー場がある訳ですし、12月から3月までといういまこの時期にしかやることができない訳ですし、せっかくの機会を楽しまない手はないと思うのですが...。
天童市西部の寺津地区にある「天童最上川温泉ゆぴあ」で元日恒例のオールナイト営業が行われ、午前0時すぎに訪れた先着500名に初飴がプレゼントされました。午前0時20分ころに到着しましたが、例年にない大雪だった昨年とは異なり、今年は駐車場が満杯になるほど多くの人たちが訪れていました。年輩の方が多いのかと思っていましたが、20代ぐらいの友達グループや家族連れが多かったのは驚きでした。小学校低学年ぐらいの子どもたちも結構いて「今日だけ特別だよね?いつもは早くに寝てるんだよね?」と、他人事ながら心配してしまいました。
ただ1つ非常に気になったのが、タオルを腰に巻いたまま風呂につかる若者たちがいること。タオルを湯船に入れないというのは基本中の基本、というよりも当然のことと思っていたので正直びっくりしました。中学生ぐらいのグループから大学生ぐらいのグループまで、何組かそういう人達がいました。マナーを知らないのか単に身勝手なのか、「コイツらこういうところに来たことないのか?」と思い、彼らが湯船を出る際に思い切って呼び止めて「恥ずかしいかもしれないけど、タオルはお湯に入れてダメだ!タオルを入れると...」とご助言申し上げました。
いきなり知らない人から注意されたのでちょっと面食らってましたけど、「言われた瞬間はムカツクかもしれないけど、今後絶対アイツらためになるはず!」と勝手な思いこみで、意を決して呼び止めました。若い人たちだって、ちゃんと理由を説明すればどうしてダメなのか分かってくれるハズ。「ダメなものはダメ!」と教えるのは、「親」というよりも「大人たち」の責任だと、新年を迎え30分にして改めて思ったところでした。今年のテーマはコレですかね?(笑)