天童舞鶴ライオンズクラブが主催する「第14回中学1年生作文コンクール」の表彰式が11月1日に天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」で開催され、天童市立第三中学校の清野響子さんが会長賞に選ばれました。コンクールは「わたしのお父さん お母さん」のテーマで行われ、天童市内の4つの中学校での一次審査を経た39名の作品が応募されました。そして、児童文学者の鈴木実さん、前・天童市教育委員の水戸滋子さん、天童市学校教育課長の豊島孝宏さんが審査にあたり、会長賞、優秀賞、優良賞を決めました。
表彰式では、会長賞に選ばれた清野さんと優秀賞の太田さん、五十嵐さん、大内さんが作文を朗読しました。清野さんは「母の生き方に学ぶ」と題し、教師を務めている母親が常に周囲の人たちのことを考えて一生懸命に頑張っている姿を誇りに感じながら、「周りに惑わされず、自分の考えに自信を持って生きている母をすごいと思う」「今のわたしにとって母は生き方の大きな目標」と述べています。
天童市内の「朗読ボランティアたんぽぽ会」が、社団法人日本広報協会の平成18年度広報功労者に選ばれました。山形県内からは唯一の受賞で、9月28日と29日に岡山県倉敷市で行われた「第43回全国広報広聴研究大会」で表彰されました。今年度は18都道府県から個人24、団体19の推薦があり、6月中旬に審査会を行った結果、個人5、団体10が決定しました。
「朗読ボランティアたんぽぽ会」は1977年(昭和57年)に現会長の石川久江さんや自身も視覚障害者で同会の顧問を務めている冨塚冨夫さんなどが中心となり、市報を吹き込んだ朗読テープを目の不自由な人たちに届けるボランティア活動を始めました。その後1980年(昭和60年)に「たんぽぽ会」と正式命名し、現在では20代から70代の男女合わせて13名で、市総合福祉センターの録音室をメインにして月2回の活動を行っています。市報のほかにも、市議会だよりや市社会福祉協議会だより、希望に応じて一般図書の朗読テープを作ったり、福祉施設や市が主催する出前講座などでも朗読会を行っています。
会長の石川久江さんは「あっという間の30年だったが、地道な活動が認められてうれしい。これを励みに、さらに喜ばれるように頑張りたい」とコメントしています。現在は目の不自由な25名の希望者が、たんぽぽ会からテープが届くのを楽しみにしています。