全国農業青年交換大会出席のために来県し9月4日に皇太子さまが訪問した山形クリエイティブ天童工場で、9月9日に工場見学会が開催されました。山形クリエイティブ株式会社(略称:YMCC)は主として汎用型透過電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡を製造している、日本電子株式会社(略称:JEOL)のグループ企業です。この日は、顕微鏡の仕組みや施設案内などが行われ、皇太子さまが操作したのと同じ製品に触れることができました。
参加者からは、どうしてこんなスゴい会社が山口地区に来たのかという質問が出されました。顕微鏡の製造・利用には振動を最も嫌うそうで、近くに自動車道や工場のない、周りが畑というこの山口地区が適していたのだそうです。また、顕微鏡と合わせて製造されている生化学自動分析装置は、他社のものに比べると少量の血液でさまざまな判定が可能なのがウリだそうです。1時間でおよそ7000検体をチェックすることが出来るそうで、天童市民全員の血液検査などは1週間もあればできるとのことでした。
天童市蔵増にある天童市下水道管理センターを会場に、「下水道フェア2006天童」が開催されました。天童市下水道管理センターは1974年(昭和49年)4月に供用が開始された施設でこれまで30数年に渡って天童市の生活排水を処理してきましたが、今年度をもって廃止される予定で、来年度からは天童市大町にある山形県下水道公社の山形浄化センターに引き継がれる計画です。ここ天童市下水道管理センターを会場とするイベントは、今年で最後となってしまいました。
生活排水はまず最初沈殿池で沈みやすいゴミを取いたあと、エアレーションで活性汚泥(バクテリアや小さな生き物のかたまり)と空気を混ぜて水をきれいにし、最終沈殿池で重たいかたまりを取り除いて倉津川へと流されていきます。
会場では、クイズを通してこのような下水処理の流れを知ってもらう取り組みや、小学生下水道ポスターコンクールの展示、汚泥から作られたパワーソイルのプレゼントなどが行われました。
天童市山口地区の住民有志で結成されたコミュニティーバンド「YCBクリスタルサウンズ」が、先日行われた「山口まつり」芸能大会で初ステージを行いました。このバンドは、天童で活躍しているアマチュアビッグバンド「ビッグ・スウィング・フェイス」のリーダーでもある阿部豊明(あべ・とよあき)などが、山口小学校に眠っている楽器を使ってバンドを結成しようと呼びかけ実現したものです。小中学生から60代まで男女合わせておよそ25名が集まり、今年5月から山口小学校で毎週火曜日の夜に「ビッグ・スウィング・フェイス」メンバーの指導のもと練習を続けきました。
初ステージでは、山口小学校の校歌ファンファーレや「ちょうちょう」など3曲をお披露目しました。また、9月9日に行われる山口小学校の秋季運動会でも「助っ人」として参加し、校歌ファンファーレを披露する予定です。
パイオニアレッドウィングスの地域交流活動として計画されていたブックリーディング(本の読み聞かせ)が、9月4日にスタートしました。初日となるこの日は、2人ずつ4組、合計8名の選手が天童市内の保育園・幼稚園を訪問しました。佐々木みき選手は今年入団した滝沢ななえ選手とペアを組み、あけぼの幼稚園を訪問しました。佐々木選手が絵本をめくる役、滝沢選手が朗読する役になり、絵本「せんたくかあちゃん」を園児たちによみきかせました。
ブックリーディング活動は、地元住民と選手との交流をより深め、さらに地域に愛されるチームづくりを進めようと、今年7月に就任した吉田敏明(よしだ・としあき)監督が方針を発表したものです。山形県内の保育園、幼稚園、小学校が対象で、手始めに9月4日から6日までの3日間、天童市内の10の施設を14人の選手が巡回訪問します。
天童市道満にある「ラ・フォーレ天童のぞみ」が、厚生労働大臣から「健康増進施設」として認定を受けました。「のぞみ」は2005年3月にオープンした施設で、天然温泉を利用したプールや風呂、トレーニングジム、スタジオ、岩盤熱気浴などが整備されています。利用者は、医師の利用処方箋に基づき作成された個人プログラムに沿って運動や入浴を行い、生活習慣病の予防や改善、体力向上などを図っています。
健康増進施設の認定制度は1998年(平成10年)に始まったもので、「ラ・フォーレ天童のぞみ」は温泉利用型施設のグループに属しています。認定の有効期限は2017年(平成29年)3月31日までです。今回認定を受けたことで、一定要件を満たして利用した場合の施設利用料や施設までの交通費などが、所得税の医療費控除の対象になります。秋野貞子理事長は「国が疾病予防や健康増進に力を入れている中、より医療の色彩が強まる認定を受けたことで、さらに大きな役割を発揮していきたい」とコメントしています。