市税の収納率アップを図るため、天童市は関係部課長を委員とする市税等収納対策委員会を設置しました。この委員会は総務部長を委員長とし、総務部、市民部、建設部の部課長で構成されています。そして、8月と12月を強化月間とし、夜間や休日に納付相談窓口を設置するほか特別徴収チームによる滞納者訪問を行ないます。
天童市によると、2005年度末における天童市の収入未済額(滞納税額)は一般市税が7億5533万円、国民健康保険税が5億5303万円となっています。収納率は87.57%で、2004年度を除いてこの10年間でだんだん下がっているそうです。「三位一体の改革」で自主財源の確保が急務となっていることから、対策委員会の設置が行なわれたそうです。
山形国際ジャズフェスティバルin天童「JAZZ MEETING 2006」が山形県総合運動公園の特設会場で開催されました。入り口付近には開場前から長い行列ができ、午後0時の開場とともに、それぞれ好みの場所に移動してシートを広げていました。
イベントは午後1時からスタートでしたが、開場直後には、前座として地元・天童で活躍しているアマチュアバンド「ビッグ・スイング・フェイス」が演奏を行ないました。母なる川・最上川や花笠音頭をモチーフにしたものなど数曲が披露されましたが、その中で、メンバーの1人の岡田吉春(おかだ・よしはる)さんがジャズフェス史上初となる男性ボーカルを演じました。岡田さんはNHKののど自慢でもキンコンカンコン!とカネを鳴らされたことがある方で、「知る人ぞ知る」存在の方です。私は「これだけでも来た甲斐があった!」と思ってしまいました。
本番のイベントは午後1時から午後9時近くまで続きました。日中は非常に日差しが強く、見ている方も演奏している方も汗だくになりました。しかし、午後6時を過ぎて薄暗くなり始めると、心地よい風と照明の効果が相まって、非常に「いい感じ」のひとときを過ごすことができました。そして、最後には「ジェレミー・ペルト&エリック・アレキサンダーオールスターズ」にマリア・マルダーが加わった夢の競演が行なわれ、会場は総立ちで盛り上がりました。時間の都合なんでしょうが午後7時ぐらいから途中で帰ってしまう方々の姿が目に付きました。でも、おいしいところは最後の最後に待っています! 来年は天童温泉に宿をとって、最後の演奏まで聞き入って行って欲しいなと思いました。
天童市国際交流協会が今年度創設した「マロスティカ親善大使」派遣制度に、天童市東芳賀の会社員・中野るり子さんが任命されました。中野さんは数年前から国際交流協会が主催しているイタリア語サークルに通い、現在では講師として活躍されています。また、ワールドカップサッカーのイタリア代表のサポートボランティアや山形市で行なわれる山形国際ドキュメンタリー映画祭でのイタリア人監督の同行ボランティア、4月に天童市に訪問したマロスティカ市訪問団の通訳なども務めました。
派遣制度はマロスティカ市で人間チェスが開催される西暦の偶数年に行ない、1個人もしくは1団体に対して10万円を助成します。親善大使は、マロスティカ市から天童市内のスポーツ功労者に毎年贈られている「銀の騎士賞」のトロフィーを受け取ったり、天童市からの親書を届けたり、市内に1泊以上滞在し市民交流を通じて天童市をPRするなどの仕事を任されます。中野さんは9月上旬に成田空港からイタリアへ渡り、およそ2週間ホームステイしながら人間チェスを観戦し、市民との交流を深める予定になっています。