天童市南部の清池(しょうげ)工業団地にある日新製薬株式会社が、12月29日にシンジケートローン(協調融資)で10億円を調達しました。シンジケートローンは複数の金融機関が協調融資団を組成し、同一の契約書で貸出等の信用供与を行う融資形態です。今回は主幹事(アレンジャー)のみずほ銀行がに対して殖産銀行と荘内銀行が参加し、合計3行が同一条件で日新製薬に7年間の期限で10億円を融資します。日新製薬では、現在建設している4階建て・延べ床面積およそ3100平方メートルの新工場にこの融資を充てる計画です。
みずほ銀行は「経営方針や業績推移、技術力を評価し、一般的には上場企業が対象となるシンジケートローンで対応することを決めた」とコメントしています。日新製薬はジェネリック医薬品(後発医薬品)の開発や大手医薬品メーカーからの受託生産(OEM/Original Equipment Manufacturing)などで企業ピークの売上高を更新し続けていますが、こういった背景が好影響を与えたのでしょう。
天童市老野森(おいのもり)の天童市立天童中部小学校前で、年の瀬恒例の「歳の市」(つめのいち)が開催されました。大根や筋子といった食料品、まな板などの台所用品、門松用の花卉など、年末年始用品等を販売する出店が軒を並べました。今年は天気に恵まれたこともあってか、お好み焼き(どんどん焼き)に列をつくる家族連れの姿も目立ちました。最近では元日から開店しているスーパーマーケットも多くなり、年末に「買いだめ」しておく必要がなくなってきたため、客足も少なくなってきていますが、後世に残していきたい風物詩の1つだと思います。
国土交通省航空局は、庄内空港の運用時間を現行の8:00〜19:00から7:00〜22:00に変更すると発表しました。変更は2006年4月1日から実施される計画で、これによって庄内空港内に飛行機を駐機することができるようになり、羽田空港から庄内空港へやってくる飛行機がこれまでよりも遅い時間に出発することができるようになります。
庄内空港の夜間駐機については、東京便を運行している全日空が実施することで方針を固め、山形県とともに国土交通省に対して庄内空港の運用時間延長を求めていました。今回の決定を受けて、全日空では庄内空港発羽田行きの第1便、そして羽田空港発庄内空港行きの最終便のダイヤをそれぞれ前後にずらすダイヤ改正を検討しています。また、庄内空港では管制職員が3名増員されるそうです。