天童市西部の寺津地区にある「天童最上川温泉ゆぴあ」で、大感謝祭が開催されました。会場では、宮城県女川町などの協力による海産物の産地直売会や600食分のサンマのつみれ汁の無料振る舞い、地元産直グループによる500食分のつきたて餅の振る舞いなどが行われ、多くの人たちでにぎわいました。
「ゆぴあ」といえば、来年4月から料金が値上げされることが明らかになったばかりですが、今回のイベントはそういった「悪い」イメージを払拭する意味合いが合ったのかもしれませんね。
天童市農業協同組合(JAてんどう)は、2004年から発売をはじめた最高級ラ・フランス「スーパーラフ」の付加価値アップのために、今年はさらに様々な努力をおこなったそうです。「スーパーラフ」は高精度の透過式光センサーを使って糖度14度以上、形状・果肉・食味ともに特に優れたものを厳選した商品です。
今年は通常の商品とのさらなる差別化を図るために「認定園地」制度を導入し、樹木への日の当たり具合、肥料散布や防除対策の管理状況などで審査をおこない、天童市内およそ150ヘクタールのうち45ヘクタールを「スーパーラフ」の園地として認定しました。しかし、実際にはさらにここから厳密な審査が行われ、認定園地から集荷されたおよそ700トンのうち上記の条件をクリアしたおよそ50トンだけが「スーパーラフ」として出荷が許可されました。これは生食用ラ・フランスの全出荷量のうちたった2%しかありません。このような努力が実り、市場では通常の商品の2倍程度で取引されているそうで、贈答用として企業からの問い合わせも相次いでいるそうです。
天童市農業協同組合では「単にいいものを選果するだけではなく、こだわって栽培することで付加価値は高まる。今後、市内すべての園地がスーパーラフの認定を受けられるよう、全体の底上げを図りたい」とコメントしてます。
天童市役所の北向かいにある天童市立図書館で「つちだよしはる絵本原画展」が始まりました。つちだよしはる(土田義晴)さんは山形県鶴岡市出身の絵本作家で、「きいろいばけつ」「もりのなかよし」「よみきかせぶっく」シリーズなどたくさんの作品があります。これまでは年に1回、天童市にお越しになって絵皿を書いたりカレンダーを作ったりと子どもたちとの交流会がおこなわれていました。しかし、今年は都合によりお越しになれないそうで、原画展だけの開催となりました。イベントは11月24日(木)から12月4日(日)までの午前10時から午後5時30分までおこなわれます。
東京・JR有楽町駅の東口にある東京交通会館で、山形県将棋駒協同組合の主催による「第5回天童将棋駒祭り」が始まりました。ビル3階にある会場では、伝統工芸士による将棋駒の展示と販売、将棋駒製作の実演や書き駒の制作体験、矢内理絵子(やうち・りえこ)女流四段と山田久美(やまだ・くみ)女流三段によるプロ棋士との指導対局などがおこなわれます。イベントは11月23日(水)から27日(日)までの午前10時から午後6時30分まで、最終日は午後5時30分で終了となります。
柴田洋雄(しばた・ひろお)山形大学理事が会長を務める山形県市町村合併推進審議会の第3回会議が、山形県庁で開催されました。今回は先の会議で山形県から提示された合併のパターンについて協議し、以下のような意見が出されました。