共産党天童市議団は、天童市総合福祉センターを会場にして「経験市に学ぶ合併学習会」と題した勉強会を開催しました。会議には約50名の人たちが集まり、1988年(昭和63年)に宮城県仙台市と合併した旧・泉市で市議会議員をしていた津田宣勝氏が講演に耳を傾けました。
いま国が盛んに推し進めようとしている市町村合併では行政コストの削減や財政規模の拡大というメリットの面だけが強調されていますが、津田氏によれば「合併前に比べて固定資産税や水道料金が値上がりした」「市議会がなくなったり市役所が区役所になったりして、住民の意見がなかなか通らなくなった」という合併の実状が語られました。
今年1月に天童市がおこなった住民アンケートによれば、合併賛成をする人たちには「大きくなることはいいことだ」「まわりが合併するんだからウチもしなきゃダメだ」という意識があるように思われます。しかし、合併した自治体の現状を知れば、そういう方々の考えも変わるかもしれませんね。
天童市は、公文書での「障害者」という表記を「障がい者」に改めることにしました。これは「害」という文字がマイナスイメージを与えるという天童市心身障がい者福祉賛助会からの要望を受け入れたもので、東京都多摩市や埼玉県志木市がすでにこのような表記に改めています。ただし、国の法律である知的障害者福祉法などでは「害」が使われているため、これらの条文や制度についての記述は変更から除外されます。「うわべの表現だけ改めても仕方がない」という意見がありますが、知的障害者や身体障害者に関わりのある方々からすれば「実情とはかけ離れたマイナスイメージが先行するのを避けられるだけでもありがたい」ようです。
「わくわくランド」の北側で建設が進められていたスーパーマーケット「マックスバリュ」が3月21日にオープンしました。このスーパーは「天童ショッピングセンター」の中心となる店舗で、このほかにドラッグストア「ツルハ」などの大型店が出店しています。
鍬ノ町(くわのまち)は天童市の新たな観光拠点を目指して計画されたため、当初は観光施設のみの整備がおこなわれる予定でした。しかし景気の低迷などで思うように誘致が進まず、地権者が自力でスーパーマーケットの誘致をおこなうという結果になってしまいました。このような動きから、「わくわくランド」に出店している株式会社ヤマコーは業績の悪化を懸念し、天童市に施設の一部を買い取るよう働きかけています。鍬ノ町については、今後も目を離せない状況が続きそうです。
サッカーJ2リーグのモンテディオ山形は、天童市にある山形県総合運動公園でヴァンフォーレ甲府と今季初めてのホームゲームを対戦しました。得点はするもののすぐに相手チームに逆転される形となり、結果的には2対3で敗れてしまいました。
雪国の特徴なのでしょうか? 野球でもそう思えるのですが、雪があるため外での練習が限られてしまい、結果としてシーズン当初の試合では厳しい局面が多いように思います。2点取っただけでも成果があったとプラス思考して、次の試合に臨んで欲しいと思います。
3月に入ってから全国的に温かい日が続き、3日〜1週間ほど早く桜(ソメイヨシノ)が開花している今年の天候について、気象庁は偏西風(へんせいふう)が蛇行しなかったことが原因がだと発表しました。
偏西風というのは、南北30度から60度の中緯度付近で西から東に向かって1年中吹いている風です。北半球の場合には北海道のあたりの上空約12キロメートルを吹いていますが、冬になるとこれが蛇行して南に下がってくるため、ユーラシア大陸(ロシア方面)の冷たい風が日本に流れてきて、気温が下がったり雪が降ったりするようになります。「三寒四温」といった天気の変化が出てくるのもこのためです。気象庁によると、1月以降は偏西風の蛇行が起きなかったためユーラシア大陸の寒気が南下せず、モスクワなどユーラシア大陸の大半で平年よりも8度以上高い「30年に一度の異常高温」が発生しています。
「雪がないと雪はきしなくていい」「暖かい方が過ごしやすい」と思ってしまうかもしれませんが、あまり早くに温かくなってしまうと雪解けも早く進み、夏場の水不足を心配しなければならなくなるそうです。やっぱり、冬はきちんと雪が降って寒くならないとなにかと都合が悪いようです。
仙台管区気象台の発表によると、山形市の桜の開花は4月9日(火)ごろになるようです。これは平年よりも4〜8日程度早いもので、東京とおなじように山形県内も足早に春がやってくることになりそうです。天童では山形とほぼ同じぐらいに咲き始めますから、見頃は4月13日(土)・4月14日(日)ぐらいになるのではないかと思われます。
天童市と姉妹都市になっているニュージーランドのマールボロウ市に、市内中学校から選ばれた4名が青少年大使として出発しました。
<ニュージーランドへの青少年大使 in 2002>
JR天童駅を出発した一行は山形新幹線で上京し、成田空港からニュージーランドに向かいます。到着後は現地の学校へ体験入学したりホストファミリーと交流をおこない、天童には3月27日に戻る予定です。