上山市から山形市旅籠町(はたごまち)の山新放送会館までを競う「第42回県冬季ロードレース」が、山形新聞・山形放送・山形陸協の主催でおこなわれました。中学生から一般までの合計5つの部門に分かれている個人戦では、天童出身の選手が大活躍をおさめました。女子の部では、2001年11月25日におこなわれた「第18回山形県女子駅伝競走大会」でともにメンバーとして戦った石山しおり選手と矢口衣久未選手がデッドヒートを繰り広げ、石山選手が初めて優勝を勝ち取りました。
<一般男子(10km)>
<一般・高校女子(5km)>
<中学男子(3km)>
<中学女子(3km)>
※(注記)高校男子(10km)は天童出身の選手かどうか分からなかったため割愛しました。情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。
第8回バレーボールVリーグは先週に引き続き山形大会がおこなわれ、パイオニアレッドウィングスは山形市総合スポーツセンターでデンソーと対戦しました。セットカウント3対1で勝利したパイオニアは通算成績を5勝2敗とし、順位は3位となりました。
対NEC用の守備体系のおかげもあって序盤はパイオニアがリードしましたが、途中から作戦を変更してきたNECに苦戦し、最後は力と力のぶつかり合いで接戦を制しました。次回、パイオニアレッドウィングスは1月27日(日)におなじく大阪府の「なみはやドーム・サブアリーナ」で因縁の相手・シーガルズと対戦します。
市役所のとなりにある市中央公民館(市民文化会館)で、モンテディオ山形の柱谷幸一監督が講演会をおこないました。天童市体育協会が主催した今回の講演会には約300名が参加し、「指導論と地域スポーツの在り方」と題した柱谷監督のお話に聞き耳を立てました。4月からは村山地区を皮切りにして、県内4ヶ所でジュニアユース・チームの結成が決まっています。講演会ではそれらの計画を説明したり、3位という成績を残した前季の活動についてコメントしていました。
雪が解ける3月末には今年のシーズンがはじまります。せっかく地元にメインスタジアムがあることですし、ナマで見たことがない方々も一度、足を運んでみてはいかがでしょうか? サッカーにそんなに詳しくなくても、「週末の娯楽」として十分楽しめると思いますよ。
給食記念日にあたる1月24日、天童市内の小中学校では古代米の黒米が天童の給食史上初めて出されました。黒米は昔、祝い事があると神前にお供えしたとされていて、わたしたちが普通食べる白米とちょっとだけ混ぜて炊くと赤飯のような色になるそうです(わたしも実際には見たことがありません)。給食で使われた黒米は、天童市西部・蔵増地区の農家が育てたということです。蔵増地区には国の史跡にもなっている「西沼田遺跡」(にしぬまた・いせき)があり、そういうことから栽培しているのかな、と思われます。
今回の給食には、天童市が募集した「子どもたちに伝えたい料理」として一番多かった「ひょう干し煮」も出されました。「ひょう干し煮」は通称「ひょう」と呼ばれている雑草「スベリヒユ」を天日干しし、醤油で味付けしたもので、伝統的な保存食です。じいちゃん・ばあちゃんがいる家庭では口にすることがあると思いますが、核家族化が進んでいる現在では初めて口にする子どもたちも多かったのではないかと思います。こういうイベントは、社会科の授業としてもとても有意義だと思いますので、年1回ぐらいはやったほうがいいのではないかと思います。
国土交通省が発表した2002年度(平成14年度)の道路関係予算によると、上山市から山形空港まで南北に走る「東北中央自動車道」の開通、そして山形自動車道の山形北インターチェンジから東北自動車道までの完全4車線化が正式に決定しました。今回新たに開通する東北中央自動車道は、上山市にある山形南インターチェンジから山形市と天童市の西部をとおって東根市にある山形空港まで、合計27.1キロメートルの自動車専用道路です。天童市西部の蔵増地区には「天童インターチェンジ」が開設され、山形自動車道の「山形北インターチェンジ」とともに、天童の新たな玄関口になるのではないかと思われます。
しかしながら、県内の内陸部分でしか開通しない「東北中央自動車道」が実際にどのくらい利用されるのかはちょっと疑問です。山形自動車道との相互乗り入れができるジャンクションが設けられることから、天童市の西部に訪れる人にとっては便利になるかもしれませんが、山形自動車道の寒河江インターチェンジを使うのと料金的にも時間的にもあまり差がないのではないかという気がします。それよりも、朝晩かならず渋滞する国道13号をなんとかして欲しいと思うのは私だけでしょうか?