天童の中心部には、毎年春に「人間将棋」がおこなわれる舞鶴山(まいづるやま)、そして八幡山(はちまんやま)、越王山(こしおうやま)という3つの山があり、「出羽の三森(みつもり)と呼ばれています。その3つの山にまつわる歴史や自然について考えようという「出羽の三森(みつもり)フォーラム」が天童市中央公民館(天童市民文化会館内)で開催されました。
フォーラムの午前の部では、舞鶴山の植生や歴史について解説しながら散策をおこないました。そして午後からは阿子島功さん(山形大学人文学部教授)が「出羽の三森とジャガラモガラの地形について」と題した記念講演やパネルディスカッションがおこなわれました。
山形新幹線の山形駅−新庄駅間で見つかった不良品の枕木について、JR東日本では現在までに56,093本の枕木の検査をおこない、そのうち約8%の4,441本にひび割れが見つかったことを中間報告として公表しました。JR東日本では「運行上はまったく問題ない」としていますが、長期的な耐久性を考え、同じメーカーが製造したすべての枕木の検査と交換をおこなっています。枕木の検査は山形駅−新庄駅間の約8割程度が終了しているそうで、今後は10月3日までに交換が終わるよう急ピッチで工事をおこなっていくそうです。
山形県では、市町村合併についてのアンケートを県内44市町村の議員を対象にして実施しました。
その結果、市町村合併について「議論する必要がある」「どちらかといえば議論する必要がある」という回答が79.2%を占めました。さらに、近隣市町村との合併については「検討する必要がある」「どちらかといえば検討する必要がある」という回答も67.1%ありました。
合併の検討について
必要があるとする意見としては、
必要がないとする意見としては
などが上位に挙げられています。
また村山地域における合併の対象として、天童市以外の山形市、上山市、山辺町、中山町の2市2町、天童市、東根市、河北町の2市1町がお互いに望ましい合併相手として意識しているようです。山形市をはじめとした2市2町では、以前は天童市に対して「合併してくれ!」と猛烈にアピールしていましたが、この結果から判断すると、その熱はすっかり冷めてしまったようです。これは、平成12年5月に市民を対象にしておこなわれた同様のアンケートで天童市では合併に反対する意見が過半数を超えたということと、天童市長が再三にわたり「今すぐ合併するつもりはない」と公式に発言しているためだと思われます。
西暦2002年に日韓共同で開催されるサッカーワールドカップ大会について、天童市はベースキャンプ地として立候補しています。そのベースキャンプ誘致実行委員会の第2回会議が天童市役所でおこなわれました。
折しも、9月6日(水)から姉妹都市になっているイタリアのマロスティカ市へ市民訪問団が訪れています。天童市では、これを契機としてイタリアサッカー協会を訪れ、ベースキャンプ誘致のためのPR活動をおこなってきました。平成13年(西暦2001年)には「日本におけるイタリア年」というイベントが日本で開催される予定で、サッカーのイタリア代表チームと日本代表チームの親善試合もおこなわれる予定です。イタリアサッカー協会では、その際に担当者2名を天童市に派遣してくれる約束をしてくれました。
「日本におけるイタリア年」では、本場の「人間チェス」を誘致しないかという依頼がイタリア大使館から寄せられているそうです。「人間将棋」と「人間チェス」の競演が実現すれば、天童の知名度もこれまで以上に広がるかもしれませんね。
山形空港利用拡大推進協議会では、全日空が運行する山形−東京便の利用拡大策の1つとして、山形空港周辺にある温泉地の宿泊料金を割り引くサービスをおこなっています。平成12年6月16日(金)からはじまったこのサービスについて、2,000人の利用客を見込んでいましたが8月末でまだ200人程度にしか利用されていないことが分かりました。
最も大きな原因は首都圏でのPR不足のためとみられています。この結果を受けて、山形空港利用拡大推進協議会は割引サービスを12月20日(水)まで延長し、さらに割引率を拡大して最大7,000円割引することを決めました。
この割引サービスを受けるためには
が条件になっています。
天童ではこれから秋まつりなどがおこなわれます。山形−東京便を使えば1時間でやってくることができます。山形名物いも煮を味わいながら山々の紅葉を愛でる、なんていう旅行はいかがでしょうか?
山形の秋の味覚「いも煮」を味わっていただこうと、山形県割烹調理師会天童支部では天童市矢野目(やのめ)にある特別養護老人ホーム明幸園(めいこうえん)を訪れました。これは昨年に引き続いての取り組みで、いつもの職場になる天童温泉の各旅館で調理をし、合計140人分を明幸園まで運びました。山形県割烹調理師会天童支部は、天童の冬のイベントとして定着した「平成鍋合戦」にも参加していていますので、みなさんもプロの料理を気軽に味わう機会があります。昨年は「親子石狩鍋」や「地鶏きの子鍋」など4つの鍋料理を出品していましたので、今年もまた期待できるのではないでしょうか?