天童のニュース(平成11年7月・第2週) - 天童市の観光ガイド

山形大学工学部と天童市内の油メーカーが、米糠(こめぬか)を利用したセラミックスを共同開発しました。これは、山形大学工学部機械システム工学科の堀切川一男・助教授と、天童市内の三和油脂が研究を続けてきたもので、脱脂ぬかを材料にRBセラミックスを生成しました。

米糠(こめぬか)は、油を搾り取った後は家畜の餌にするか燃やす以外になく、悩みの種でした。RBセラミックは、この脱脂糠(ぬか)にフェノール樹脂を混ぜて生成するもので「焼き入れした鋼と同じぐらいの硬さ」「水よりちょっと重いぐらいの軽さ」「潤滑油がなくてもよく滑る」「電波を吸収する」など、数々の優れた特徴を持っている素材です。

山形自動車道が、寒河江(さがえ)からさらに北へ延長されます。これを受けて、寒河江インターチェンジより先に寒河江サービスエリアが設置されますが、全国初の第3セクター経営となるようです。

サービスエリアはこれまで高速道路施設協会が運営してきましたが、規則の改正で、地方公共団体と第3セクターの参入ができるようになりました。寒河江サービスエリアは、山形県側の山形自動車道で唯一のサービスエリアとなります。

高校2年生で天童市在住の高橋香縫さんが、ポーランドで開催される「第1回世界ユース陸上競技選手権大会」に出場することになりました。大会は7月16日からおこなわれ、日本全国から男子17人、女子14人が出場します。高橋さんは短距離走を専門種目にしていて、昨年の国体では女子B100メートルで優勝しています。ポーランドのビドゴスチ市内でおこなわれる大会で、高橋さんは100メートルと200メートルに出場します。

天童市の中心部に「ギャラリー談話室 蔵」がオープンしました。そろばん塾を経営している斎藤さんがセカンドハウスとして建設し、展示ギャラリーを併設したものです。展示室では、開館記念として絵画と陶芸の展覧会を開催しています。ギャラリーは無料で公開されていて、飲み物の注文にも応えてくれるそうです。