天童のニュース(平成11年7月・第1週) - 天童市の観光ガイド

天童から宮城県仙台市に向かう国道48号沿いに、小原(こばら)という地区があります。小原地区には、天童市の天然記念物に指定されている「小原のイヌザクラ」という桜の老木があります。小原のイヌザクラは北限の老木とされていて、樹齢約500年、高さは20メートルもあります。市役所では2年をかけてイヌザクラの復活を目指しますが、樹木医の大津さんによれば、2年やそこらで復活することはできないそうです。観光の名所にもなるでしょうから、市役所には2年だけじゃなくて継続的に予算を計上して欲しいところです。

天童市の西部にある蔵増(くらぞう)地区では、昭和60年から西沼田(にしぬまた)遺跡の発掘が続いています。ここは高速道路の工事が進んでいる場所で、近くにはインターチェンジも建設されます。将来的には観光地として有望な地域であるということからか、市役所では「サイトミュージアム」(野外博物館)構想を掲げて、発掘に力を入れています。

山形駅から天童駅まで延びる奥羽本線は、きょうから全面バス代行輸送になりました。予想どおり、朝夕は通勤通学客のためにかなり混雑しているようです。天童市街地から山形空港までは車で10分程度で行けますので、天童へいらっしゃる際には、飛行機をご利用になったほうが良いと思います。