天童のニュース(平成10年10月・第3週) - 天童市の観光ガイド

天童市の干布(ほしぬの)小学校に、スペースシャトルの実験に参加した宇宙メダカの4世「天童くん」80匹がプレゼンとされました。プレゼントしてくださったのは、天童市原町でお酒屋さんを営んでいる佐藤政則さんです。佐藤さんは、10年ほど前からメダカがいなくなって子供たちがメダカを知らないということに気づき、独自にメダカの飼育を始めました。

宇宙メダカの実験は東京大学助教授の井尻憲一さんが参画し、持ち帰られた宇宙メダカを研究者に分けていました。このことを耳にした佐藤さんは井尻助教授にお願いをして、宇宙メダカ3世を7匹を譲ってもらうことができたそうです。今回干布小学校にプレゼントされたのは、この7匹から生まれた4世たちです。

「天童くん」の名付け親は、宇宙飛行士の向井千秋さんです。天童市が佐藤さんのがんばりを知り、宇宙開発事業団を通して向井千秋さんにお願いをした結果「認定証」が送られたものです。「天童くん」の名前には「宇宙(天)から生まれた子供たち(童)」 の意味が込められているそうです。