2014.9月号
メールマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございます。

1.地域互助ー仲間の死を悼む
2.夏祭り報告会とボランティア説明会
3.最近のいい話 「今のは愛ですか?」
1.地域互助ー仲間の死を悼む
左)鈴木校長 右)黙とう
2ヶ月に1回非常勤職員の皆さんを対象にケア基礎研修を実施しています。人を支援するために必要となるスキルや考え方を学ぶ大切な場になっています。皆さん、シフトの調整に四苦八苦しながらもがんばって参加しています。

9月19日に行われた研修では、先日若くしてこの世を去りました仲間を偲び、100人近い職員が冒頭黙とうを捧げました。

私たちは、働く場が、苦楽を共にし、お互いを認め合う大切な居場所になることを願っています。
2.夏祭り報告会とボランティア説明会
まちカフェ、オレンジカフェ、その他のイベントでボランティアの皆さんのご参加をお待ちしております。今後もこうした説明会を随時開いていきたいと思います。また、山谷をはじめとした私たちが活動しているエリアとそこにある施設などの見学会も盛り込んでいます。詳しい情報はその都度ホームページにアップしていきます。ご関心のある方は是非HPをご覧ください。

9月28日のお知らせはメルマガでは間に合いませんでした。お詫び申し上げます。
9/28夏祭り報告会の様子とご感想
左)映像を観ているところ 右)談笑しているところ
*** ご感想 ***
くろまる利用者さんに「おいしかったよ」「元気もらったよ」等、声をかけてもらえて嬉しかった。
くろまる休憩の時、一緒にボランティアの人とお茶できたのがいい思い出でした。
くろまる人の和が広がったので楽しかったです。
くろまるボランティアの方だけではなく、実際問題を抱えている人との関わりもできて良かった。
3.最近のいい話 「今のは愛ですか?」
9月27日、新宿区福祉事務所・面接相談員の加藤浩一さんを職員研修にお迎えして『現場を通して「支援」を考える』というお話をしていただきました。厚生労働省から新宿区に出向され、自分の「当たり前」と相手の「当たり前」の違い、支援関係のの〈間〉にあるものなど、ケースワーカーを経験してお考えになったことをお話ししてくださいました。困っていることを解決することも目標だが、悩みを共有することから始まるというお話には多くの職員がうなずいていました。これは生活困窮者自立支援法において地域に期待される役割として通じる部分ではないかとも話されていました。

最後に、映画「ディアドクター」の一幕をご紹介いただき、支援の本質について問題提起をされました。

映画そのものの詳細は省きますが、小さな村で村民から愛されていたニセ医者が失踪する話みたいです。で、刑事がどうしてニセ医者は村人たちに対して医者と偽って診療活動をしたのかとニセ医者の友人(医療関係者)を尋問しているシーンです。「金ですか?それとも愛ですか?」と詰め寄る刑事。するとこの友人が演技で突然倒れます。とたんに刑事の手がさっと出て支えるわけです。
友人:今のは愛ですか?愛しているわけないですよね、私ののことなんか。それでも今この手が出たでしょ。だから、なんか、そういう感じじゃないですか。

研修では、この1分ほどのシーンを観ただけですし、ほとんどの人はこの映画をはじめて観たのだと思います。にもかかわらず、日頃自分たちがやっていることの本質を表現してもらったような感じがして、報われたような気持ちになりました。人が倒れかけたときに手が出るかでないか。これがないと次が進まない。このような目線で支援の現場を捉えることができるというのはすごいことだと思いました。加藤さん、ありがとうございました。
左)滝脇理事 中央)加藤浩一さん 右)水田恵前代表理事
加藤さん、ありがとうございました。
発行元:特定非営利活動法人 自立支援センターふるさとの会
〒111-0031東京都台東区千束4-39-6-4F
TEL:03-3876-8150
FAX:03-3876-7950

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