●くろまる当院ではCT装置、X線装置、エコー装置、さらに心電図装置、睡眠時無呼吸症候群測定装置、ポリソムノグラフィー装置、オートシーパップ解析装置などをネットワークで結び診察室のモニターから、いつでも検索して見られるようにしています。いずれも現像液やフィルムを使用しないため医療廃棄物を減らせ、環境にやさしいシステムです。
XP撮影システムは新たにフジのFCR装置を導入し画像をデジタル保存可能にしました。サーバを導入しましたのでCT画像もデジタル保存しています。
エコー装置も2016年より新型にして頸動脈エコー、甲状腺エコー、腹部エコー検査が可能になりました。エコー画像もデジタル保存しています。
●くろまるヘリカル、マルチスライスCT装置(GE社製)を導入しております。2011年3月11日の大震災にて破壊されましたが、管球その他を取り替えてバージョンアップしました。肺のCT撮影の場合、約10秒で撮影できますので1回の息止めで終了してしまいます。数mmの微細な病変でも見つけられますので、早期肺ガンの発見に役立ちます。
また喫煙者に多い肺気腫などの確定診断にも役立ちます。もちろん脳CT、副鼻腔CTなども撮影できます。
気管支喘息の新しい検査装置である呼気NO測定装置や気管支喘息およびCOPDの最新式の検査装置であるモストグラフの検査も可能です(下記参照)。
<検査実績>
当院での睡眠障害の検査、治療実績を以下に示します。
(2016年末時点)入院検査(ポリソムノグラフィー)実施総数は延べ3490件でした。
治療法はシーパップが570例、口腔内装置(マウスピース)が291例、その他、耳鼻咽喉科で口蓋扁桃摘出術などです。
ポリソムノグラフィー実施した方の背景因子として、喫煙者が66%、飲酒者が69%でした。禁煙、飲酒を控えることも重要です。
日中の眠気以外には自覚症状が乏しいため検査を受けてみるまでは重症度がわからないのがこの疾患の特徴です。かなりの重症者も含まれており、少しでも不安を感じられた場合には検査を受けることをお勧めします。
その他、ナルコレプシーの検査(MSLT)は2016年に9例実施しております。
●くろまるポリソムノグラフィー観察室