梅毒は、主に性交渉によって感染する病気です。
図3の年齢分布から、女性は妊娠可能な年齢の感染者が多くいることが分かります。先に述べたとおり、妊娠中の女性が感染すると胎児も感染することがあるため、梅毒は次の世代にも影響がある病気だということを意識することが必要です。
症状のところでも述べたように、症状が消えている間も人にうつす可能性があるため、無自覚のうちにうつし・うつされるケースがあります。梅毒をはじめとした性感染症から本人またはパートナーを守るためには、不特定多数の相手との性交渉を避け、コンドームを正しく使用することが大切です。
また、自分が梅毒に感染した場合は、パートナーにも受診を呼びかけ、検査と治療を受けることも大切です。