Taro-原稿


- 1 -
秋田県解体工事業協会との合同訓練を実施しました。
令和5年10月30日(月)に解体予定である旧川上公民館を使用して、秋田県解体工
事業協会の株式会社「現代」様と大規模災害時における救助活動について訓練を行いまし
た。
地震発生を想定とし、
がれきに埋もれている車両からの救出、
重機による進入口作成、
2階からの救出訓練を行いました。
【想定1】
「地震により倒壊してきた建物に走行中の車両が埋まってしまい、人が閉じ込められてい
るとの通報。車両内の人数は不明。呼びかけるとかすかに男性の声がする。」小隊で活動方針を共有している様子
- 2 -
重機によりがれきを移動している様子
救助資器材を使用してドアを開放し、要救助者を救出する様子
【想定2】
「地震により一部倒壊した建物に逃げ遅れた男性がいるとのこと。要救助者は2階にいる
との情報があるが、呼びかけには応じない。他に逃げ遅れはいないとのことだが、確定で
はない。建物は解体工事中で、要救助者及び関係者も解体工事作業者。現場に重機はある
とのこと。」建物の壁へマーキングを行い、ドリルや
エンジンカッターなどを使用してサーチ
ングホール(注記)1を作成します。
(注記)1サーチングホールとは、内部状況及
び要救助者が開口部付近にいないことを
確認するために小さい穴を開けることを
いいます。
- 3 -
サーチングホール作成の様子
サーチングホールへ重機の先端を差し込み、
隊員が進入するための進入口を作成します。
- 4 -
重機の先端で2階へ担架を吊り上げる様子
要救助者を担架へ収容後、重機の先端を支点に地上へ降ろしている様子
今回の大規模災害における救助訓練では、重機を要請して迅速かつ安全に救出する方法を
確認出来ました。
有事の際は、
迅速に救出できるよう今後も多種多様な想定で訓練を行い、
知識、技術の習得に努めたいと思います。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /