日本国内で出来る使用済みタイヤは年間1億本にもなるんだけど、使用済みのタイヤは専門の回収業者に引き取られ、一部はそのまま外国に輸出されたり、タイヤの再生工場に売られたりするんだよ。すりへった部分をけずりとって、上から新しいゴムを貼りつけたのが再生タイヤで、大型トラックなんかには、こういう再生タイヤが使われているんだよ。
再生タイヤにできないタイヤは、粉状に細かくくだかれて、床やマット、道路舗装の材料にリサイクルされるんだよ。タイヤははゴムでできているから、これを使うと、足への負担が少ない遊歩道やジョギングコースが作れるんだね。
でも、使用済みタイヤの使い道で一番多いのは、セメント工場での燃料なんだけどね。
タイヤは、すごく良い燃料にもなるんだよ。
参考文献 講談社刊 小学生の「地球環境」大疑問100(2001年)