第74回演奏会
日程:2026年2月15日(日) 14:00開演(13:15開場)
会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
入場料:1,000円(全席自由)
※(注記) オンラインチケット発券サービス「teket」で販売予定
指揮:長田 雅人
演目:
- R.コルサコフ/序曲「ロシアの復活祭」
- ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1945年版)
- チャイコフスキー/交響曲第3番ニ長調「ポーランド」
日程:2026年2月15日(日) 14:00開演(13:15開場)
会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
入場料:1,000円(全席自由)
※(注記) オンラインチケット発券サービス「teket」で販売予定
指揮:長田 雅人
演目:
モーツァルトがマンハイムを訪れた際に書いた手紙に、当時、最高のオーケストラだった同地の宮廷楽団の規模の大きさと充実ぶりを絶賛した文章が見られるのだが、その中に「第1ヴァイオリンが左(下手)、第2ヴァイオリンが右」という配置に関しての記述がある。このヴァイオリンを指揮者の両翼に向かい合う形で置く対向配置は、その後も各地で、ほぼ基本的なフォーマットとして継承されてきた。
ラヴェルがバレエ・リュスを主催するディアギレフの依頼に応じて作った作品だが、ディアギレフは気に入らず、バレエ・リュスでの上演はお蔵入り。そこで、ラヴェルは独立したオーケストラ曲として発表する。初演は1920年の秋のこと。すでに第一次世界大戦は終結し志願兵として従軍していたラヴェルの兵役もすでに終了していた。
mahler thumb 240px〈9番〉は決して取っ付き易い曲ではないが、〈7番〉や〈8番〉みたいな形で聴き手を当惑させることはないような気がする。筆者が〈9番〉を初めて聴いたのは70年のバーンスタイン=ニューヨークフィルの実演だが、その時点でマーラーに対する知識はお話にならないほど乏しかったにもかかわらず「別れ」と「死」を表現しようとした曲だということは理解できた。別れの気分に始まり、壮絶な戦いを経て、諦めの中に死を容認する―というのが全体の筋道なのだが、その中になんと多くの要素が詰まっていることか。
マーラーをめぐるトピックで、最新の事柄といえばブライトコプフ社が新校訂によるスコアの出版を開始した、ということであろうか。つい先日、ブライトコプフ社の代表が、今年になって出版された交響曲第5番について語るという機会があって出かけて行ったのだが、その内容は驚くべきものであった。