見学用エレベータは定期点検およびダムの内部で工事を行う際には使用できません。温井ダムHPの【お知らせ】および現地の看板にご注意願います。
入口の立て看板
■しかく見学用エレベータ前の立て看板
ダムの中の通路は、周囲を土や岩で覆われてるため、洞窟とほぼ同じ状態になっています。
土や岩は熱を伝えにくい性質ですので、太陽などの外気の影響を受けず、年間を通じてほぼ一定した気温となっています。
そのため、温井ダムの通路では年間を通じて約16°Cとなっています。
■しかく温井ダムの通路
■しかく通路の気温
ダム下流の河川環境を守るために必要な水については温井発電所の放流口をとおして毎日放流しています。放流量が多い場合は利水バルブも使って放流します。
(見学トンネルを通り、ダム下流広場に出た所で見ることができます。)
■しかく温井ダム発電所の放流口
■しかく中位標高放流設備
※(注記)よくお問い合わせを受けますが、通常時には中位標高放流設備からの放流は行っておりません。台風などにより大雨が降って洪水が始まりそうな時、もしくは洪水が終わりそうな時にダムの水位を下げるために放流します。
(写真は、梅雨時期の豪雨に備えてダムの水位を下げるために、4月から6月にかけて放流を行った際に撮影したものです。今後の予定についてはお知らせ等をご覧下さい。)
温井ダムは、昭和42年に予備調査を開始し、地元の皆様へのダム計画の説明会実施時に、起業者である国(当時建設省、現在国土交通省)からダム名を「温井ダム」として説明させていただいており、その後、昭和52年の建設工事着手時もダム名は「温井ダム」とされております。
残念ながら、ダム名の由来に関する正式な記録は残っておりませんが、事業予定地内の地区(集落)の名称「温井」から、「温井ダム」とされたものと考えられます。
ダムの種類は工事を始める何年も前から地形や地質の調査等の準備をして、ダムをつくる場所に一番適したものを選びます。
温井ダムがある場所の地形、地質調査からダムのある山の岩盤は質が良く、中国地方では国管理のダムで初めてのアーチ式コンクリートダムとして作られました。
温井ダム貯水池の水質を定期的に監視・把握したり、定期的に生き物の種類や数を調べたりしています。
湖面のブイは「網場(あば)」というものです。下には1.5mくらいの網がぶら下がっていて、流木などのゴミがダムへ流れてゲート設備等が壊れたりするのを防止するためのものです。
国土交通省 中国地方整備局 温井ダム管理所
TEL 0826−22−1501