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寺嶋 正吾

てらしま・しょうご
1925年08月27日〜2021年09月07日

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last update:20210907

しかく訃報

だいやまーく寺嶋修二さんより(20210907)

立岩様、夜分失礼します。
父の亡くなった日付け、9月7日午前2時27分でした。
不確かな情報を最初に送ってしまいました。
明日、9月8日通夜18時、葬儀9月9日(木)12時、福岡市で行います。

寺嶋修二

だいやまーく寺嶋修二さんより(20210907)

昨夜、施設より連絡あり急行しました。
医師の立会いで、死亡が確認されました。直接死因は、脳梗塞。享年96歳。
脳梗塞を起こして、1ヶ月程でした。施設側の配慮で、何人かの関係者と最後のお別れが出来たのが、幸いと思っております。

寺嶋修二


しかく著作

書籍


しかく言及

しかく小澤勲 19800525 「「中間施設」構想の流れ――「精神衛生社会適応施設」(厚生省案)の批判的検討」,『精神医療』19-2(35)特集:社会復帰

p94、18行
1971年6月、第68回精神神経学会総会は「精神医療の現状と『中間施設』というシンポジウムをもち、中間施設問題の総括を行った。
寺嶋正吾はまず、次のように話し始めた。『昭和46年4月付けの政府資料「精神病院の管理運営適正化対策について』というのがあります。それをみますと次のようなことが書いてあります。
『精神病院の不祥事件として世論の批判を受けている点は、次の諸点である。
1、超過入院、2、医師看護職員の確保不足、3、入院患者に対する不当拘束、4、入院患者に対する暴力行為、5、作業療法の実施上の合理、6、精神病院の施設、設備の不十分、7、信書の閲検行為、8、面会の制限
以上の諸点を具体的に詳細に検討してゆくと必ずしも精神病院の身の責に帰するものではなく、国および都道府県の施策の不十分が考えられるものもあり、また、精神病院の意志の不徹底、説明不十分等による誤解、偏見等に基因するものもある。〜...そして結論的に「こうみてきますと、社会復帰センターの性格が精神病院のアッペンデックス(Appendix)toして新に装着されるところの第二種病院的、あるいは救護施設、厚生施設、授産施設、宿泊提供施設的な性格をあわせもたされた不可解な性格の施設であることが、もはや明瞭であります。そこは、魂を病んだ人間が、残った力をふりしぼって生きてゆくことを援助していう施設ではない。もっと言えば、社会復帰センター設置によってもっとも問題の多い病院治療の現状から眼をさらさせ、それを固定化し、リハビリテーションの活動を医療から切り離すことをたくらんだ険悪な意図を秘めた画策であると考えざるを得ません...。
...私は原理的に多くの構造的欠陥を持つ精神医療の現状を告発し、幻想的な中間施設論よりむしろ新たに論理構築をやり直し、それに基づく新しいものを実現していく力について考えるという私の立場を明らかにして話を閉じることにします。」と結んだ。


作成:中井良平
UP:20210709, 0907, 08
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