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Frank G. Bow

フランク・ボー
1947〜2007年08月21日


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ACCD「アメリカ障害者市民連合」初代理事長→★

1947 ペンシルバニア生 ウェスタン・メリーランド大学,ギャロデット大学で教育学修士を得て,1976ニューヨーク大学で教育心理学の博士号を取得 ニューヨークに住む 娘が2人 (NHK〔1982:71-72〕)
インタビュー:経費に対する国民の反発「...私たちは、教育者が技術者が経費の面でより安く、しかも効果的な方法を研究してほしいと思っています。実際この分野のことはまったく未知の分野なのですから。
今、アメリカ全体で、障害者のために使う経費が、国民総生産 (GNP)の9%にあたるように...。莫大な経費です。1970年から75年の5年間にインフレーションなどの影響でおよそ2倍に増え、実費でも40%も急上昇...。このまま増え続けていけば、破産寸前の状態にもなりかねません。
...出口は2しかありません。ひとつは財政的援助がどんどん少なくなり、障害者の生きる道が閉ざされること...。もうひとつは障害者がもっている能力に注目することです。その能力を訓練し、働くことができるようにすることです。障害者は政府に経済的に依存しないで自立するのです。政府からドルをもらうのではなく、税金を払う納税者になるのです。
そのためには、政府は教育や職業訓練にもっともっと予算を組む必要...。現在...まったく逆の方向...。...
1976年...、国、州、地方自治体、民間合わせて年金、手当など障害者生活援助のために、 400億ドル近い予算...、一方教育やリハビリテーションなど障害者の自立を援助するために使ったのは、わずか7億ドル...。
...
...バスを利用できようになれば...
さまざまな建物や施設を利用できれば、障害者はもっと職業につく機会が増えるはず...。...既存の建物を障害者が利用できるようにする費用は、1フィート四方で月に1セント...。一方、床掃除に使う経費...月に12セント...。
社会保障制度や税金に関する法律も、障害者の自立を援助するという視点から見直し、障害者の労働については、最低賃金法の適用も必要...。つまり、障害者が政府に依存した生活を続けることは、障害者を自立した生活ができるように援助するよりは、はるかに高くつくことに気付かなければなりません。」
(NHK取材班[1982:79-80])

Bow[1979=1983]

だいやまーくNHK取材班 1982 『あすに挑む――障害者と欧米社会』,日本放送出版会,262p.,1200
だいやまーくBow, Frank G. 19791000「移動・交通:自立への鍵」 障害者自立生活セミナー実行委員会編[1983:105-113]


UP:? REV:20211008, 20230314
WHOACCD「アメリカ障害者市民連合」障害者・障害者運動 in USA
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