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全国「精神病」者集団ニュース 1983.5


last update:20100626

全国「精神病」者集団ニュース 1983年5月

もう肌に焼けつくような太陽がてりつけ、額に汗する時期になりました。
その後皆様方には、お変わりないでしょうか。
前回の会議は、大阪・三重・京都・名古屋・静岡から参加した14名もの多くの仲間のもとに行なわれました。
地域で生活している多くの困難さを乗りこえて、「病」者集団の事務局に集まった仲間は地域での運動について語りあいました。そして全員で赤堀さんに激励のよせがきをし、この5月18日から5月24日不当逮捕糾弾29ケ年の日を期して新たな気持で再審開始にむけての行動を起こそうと誓いあいました。さっそく赤堀さんから全国「精神病」者集団に対し返礼の手紙がきました。ありがとう。
今まさに斗いの正念場をむかえ、強まる私達に対する差別・排除・抹殺の攻撃と、歯をくいしばって斗い抜いてゆきましょう。そして今こそ「精神障害者」の歴史的決起の時期であるという確信のもとに、決して自己を見失わないよう、病状に気をつけながら、怒りを燃えたたせ、斗い抜きましょう。
事務局からの報告
?@ 斗いの正念場にあたり、事務局運営のため、できないことはできないということをはっきりさせるということで、事務局専従者の方から提起がありました。
イ、家事労働については積極的に協力をして下さい。
ロ、事務作業については積極的に協力をして下さい。
ハ、個人的にできることについては限界があります。自分で考え、自分で解決してゆく努力をぬきにして、事務局の専従に対して様々なことをもちこまないで下さい。
ニ、症状があります。症状がどういう質のものなのか理解して下さい。(車イスの「障害者」に介入の人間がいるように)そして介護して下さい。
ホ、休暇をきっちりと取れるようにして下さい。生活のリズムを作り病態をなおしてゆきたいと思います。人権斗争をやっている人間が自らの人権を否定して運動はできません。そのような運動は間違っていると思います。
ヘ、事務局運営のため、建設的意見を求めます。
?A 全国青い芝の会からの話し入れの申し入れについては返答がありしだい具体的にどうするかきめてゆきたい。
?B 横浜事件については「病」者集団の声明文を準備中です。徹底して虐殺された仲間の立場から虐殺者少年を糾弾し、「彼ら(虐殺した少年達)と俺たちは同じ運命なのだ。彼らをも糾合して斗わねばならない」(鈴木君虐殺糾弾7周年集会での寿日労の発言)というような斗いを徹底して糾弾する。「社会の消毒」というかってナチスがやった「浮浪者」狩り→虐殺を少年自らが直接体現してやっていることに対する批判糾弾を基本に、やられた側からの立場からとらえなおしてゆく斗いでなければならない。
?C 反医学会総会(4月10日・大阪)
「病」者集団事務局からK氏が分科会で、「精神医療と保安処分」について講演
?D 4月29日 広島赤堀さんと共に斗う会、全障連広島協議会主催、「赤堀さんと保安処分」について「病」者集団事務局からH氏が講演
?E 5月14日、東北大刑法改悪ー保安処分新設阻止共斗の集会に「病」者集団事務局からY氏が講演予定
?F 日本精神神経学会斗争(6月9日?12日)の交通費カンパとして「病」者2人から計4万円のカンパがありました。ありがとうございました。
?G 前回ニュースに同封した富山市福祉事務所の生活保護打ち切りの回答と見解はご存知だと思います。これに激しいいきどおりを感じ、再質問状を出しました。
赤堀さんと共に
(注記)5月24日不当逮捕29ケ年糾弾斗争にむけた。赤堀さんからのアピール(同封)
(注記)5月24日を軸に具体的に以下のとりくみをお願いします。
?@ 赤堀さんへの激励ー5月18日、54才の誕生日も含めて寄せがき、活動報告等、面会は早めに獄中支援センターに連絡を!
TEL・0222ー95・8498
住所 〒983 仙台市小田原2ー2ー43佐幸ビル403
赤堀中央斗争委員会 獄中支援センター
?A 東京高裁に対する抗議と、再審開始要請と署名活動の展開 前回同封した署名と違っても結構です。
?B 法務省に対する抗議と要請
刑法ー保安処分、拘禁二法、死刑執行阻止、
獄中処遇改善の抗議と要請を!
?C 仙台拘置支所に対する抗議と要請
パネルヒーター設置を含む処遇改善の要求を!
▼東京高裁刑事3部 鬼塚賢太郎殿
東京都千代田区霞ヶ関 1の1の1
▼法務大臣 奏野 章殿
東京都千代田区霞ヶ関 1の1の1
▼仙台拘置支所長 高橋 勉
仙台市 古城2の2の1 仙台拘置支所
?D 各地での取り組み
情宣・学習会・集会等で赤堀氏の無実と再審開始・不当逮捕29ケ年糾弾斗争を各地で取り組む。
赤堀斗争の大衆的発展をかちとろう!
鈴木君虐殺糾弾!
国賠訴訟判決公判決定!判決公判への全力での結集を 呼びかけます!
判決公判 5月20日(金)午後1時
大阪地裁民事第3部808号法廷
決起集会 5月20日(金)午前11時30分
大阪地裁裏庭にて
報告集会 5月20日(金)午後6時より
大阪部落開放センター
(環状線 芦原橋下車)
主催 鈴木君虐殺糾弾斗争実行委員会
一九八二年、2月18日の大阪拘置所見学。
行く迄は願ってもない国男の最後の死に場所独房を見ること。裁判長、国側の弁護士・こちら側桜井弁護士をはじめ5人、全部で12人の中で私一人老母。
初めて見た拘置所独房、まるで地獄だ。小さな三畳と便所と水道といっても、やりっぱなし、何も見ることも出来なく、四方は重いリノリューム式の厳重な壁、6号室から8号室に替えた、それは部屋を汚したからとの事。
食器の入る位の小さな窓口の下のほうで、えびのようになって死んだ8号室。食器入窓口に思わず手を合わした。
今年の2月18日は割合に暖かだったが、2月3日より死の16日早朝迄約2週間、よくあの部屋で生きていられたものだと感心をした。
国男の死を待つ人間鬼どもに、人間として扱う事を知らない人間鬼共には永い日々だったろうか?あまりのあわれさ・腹立たしさを考える時、国男はどんな悪いことをしたのだろうか。如何に狂っているとは言え、「殺してしまいたかった」としか考えられない。
裁判長等々はどんな感じで見られただろうか?血も涙もない人間ならばやはり「狂犬病」を入れる部屋位に見られたかもしれない。
帰りの新幹線電車の中でも、あの拘置所の部屋が眼に焼きついてはなれない苦しさ。原告といってもなぜあんな場所を見学さしたのだろうか?私を苦しめるためだったのだろうか?等々を考えているとしんどくて、やり切れない気持だった。
でも一週間経った今日比の頃は、やはり国男の霊が、自分の最後の場所のあの悲痛な死に場所を親に見させ、第二の自分を出さないようにとの叫び声だったと思われる。
(保護房現場検証を終えて、原告 鈴木花子)
虐殺した国側最終準備書面弾劾!拘禁二法強行成立阻止!刑法改悪ー保安処分新設阻止!怒りと憎しみを権力にたたきつけよう!
判決公判に全力で結集を!
各地の便り
わらび通信3月号より(福岡)
〈例会報告〉
2月例会は、まだ「冬」のまっさかり、吹雪さながらの雪の日、20日に心身障害者福祉センターで行いました。わらびの会としては、初めての映画(16ミリ、音声つき)上映会をしました。「大久保製ビン闘争の記録」という映画ですが、みんなで見て感想を述べ合いました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、大久保製ビンという会社は昭和50年頃、政府の助成金を得て、一見「福祉モデル工場」の美名の下に、多数の身体障害者、知恵遅れ障害者を雇用して、重労働を強い、不当に利益を得ていた会社です。障害者に対して、月20日間の夜勤、16時間立ちっ放しの労働などで健常者と同じだけ働かせながら、給料は1/3という想像に絶するひどい工場でした。職制たちは障害者を「パップ」「子供」とさげずみ、中で働く労働者も、自分のきつさを、弱い者いじめの暴力をふるうなどでまぎらしているような、もろ「差別」工場でした。その工場で、身体障害者のSさん達が中心になって、「差別をなくそう」「人並みの生活が遅れる労働条件を」と労働組合をつくり、幅広い支援を得ながら頑張りつづけている闘争の記録映画でした。
見終えて
「ほんとうにひどい工場やね」と話し合いました。でもよく考えてみると、病院から「作業療法」名目で、工場に行かされても、健常者でも体をつぶすような労働を無賃でさせられたり「職親」の工場に行っても、障害者だからと差別されたり、他人事ではすまされない問題です。「福祉」の美名のもとに実は障害者を食いものにしているようなことがあるようです。
何でも中味をみてみないとわからないものです。この映画は、障害者自身が、立ち上がり、がんばっている姿が生き生きと映し出されていて、耐えていても状況は変らない団結ガンバローと見ている自分がハッパをかけられた気分です。〈事務局体制、不十分のため掲載が遅れました。〉
友の会陽春だよりNo.46(大阪紀泉友の会)より
風は少し冷たいが、春を待つおだやかな2月の日曜日であった。
20日、M宅へ参々伍々、参加者の到着をみた。大勢で押しかけられたらどうしようか?などと心配していたが、予定通り、小じんまりと、ダシ昆布を取り出し、変わりにカシワだの野菜だの、次いで肉だのと放り込んでいく。ビールとジュースで乾杯したのち、水だきに舌づつみを打ちつつ、色々な話が出てくる。中でも聞きづてならぬのは、U君にガールフレンドが出来たこと、O氏にもガールフレンドが積極的に接近しているとのことである。ゴールへたどりつくかどうかは、各々方の手腕の発揮を待つ所である。今后が楽しみである。
飲んで食って、おなかがいっぱいになった所で、すぐ近くの久米田寺へ散歩に出掛けることにした。僧行基によるもので久米田池は、伊丹の昆陽池などとともに有名である。彼岸のせいか、赤も開放され、参拝者もいつとなく多い。厄払いのぜんざい無料サービスにありつくことになった。お礼にローソク一本を灯明とした。「貧者の一灯」となれかしと願った。境内諸方を見て廻り、風雪に耐えて来た石仏の数々にしばし、懐古の情にひたった。
棒原病院患者会「さくら会」では、選挙の時期にあたり、各立候補者に次のような公開質問状を出しています。
公開質問状
衆参ダブル選挙の時期となり、私達棒原病院患者会「さくら会」の会員もそれぞれ各党の方々から投票を依頼されておりますが、私達は立場上「精神障害者」として、とかく社会から冷たい目で見られ、差別される事が多くそのため政治家の皆様には「病者」差別のない社会をつくってほしいと、いつも願っているものです。つきましては以下三点にわたって質問にお答え頂きたいと思います。
1、現在刑法改「正」問題で、保安処分に反対をしているものですが、政府・法務省は強行しようとしています。貴殿及び貴党のこれについての意見は如何ですか。
2、この10月に「精神衛生実態調査」というのが行なわれようとしていますが、これも私達にとっては隣近所に病気が知られ、俳斤される危険性のある重大な問題で反対していますが、これについて貴殿及び貴党のお考えは如何ですか。
3、今棒原病院の家族会「はぐるま会」が中心となって「精神障害者」の社会復帰のための共同住居「はぐるま荘」をつくり、一年間運営してきておりますが、棒原町をはじめ行政の議員の皆様は、その支援、助成を渋っておられます。
私達にすれば身寄りのない仲間が社会で生きれるための住居が大切で「はぐるま荘」への援助を願うものですが、貴殿及び貴党ではこれにご協力頂けますでしょうか。
以上三点ご回答下さい
その内容によって、私達会員はより正しい一票を投じたいと考えております。
棒原病院患者会 「さくら会」
伝言板
▽「島根Y・Y氏への伝言」しろさんかく
私はあなたと同じ松江青葉病院へ入院経験があり、ひどいありさまをこの目で見たものです。
現在は松江市内の公立病院の「通院患者会」会長をしています。「保安処分を考える会」の会員でもあります。
Y・Yさん一度会ってお話ししたいものです。いかがでしょうか。連絡方法を教えて下さい。私の家の電話番号を教えてあげてもかまいません。市内灘町市立病院内精神科外科方「つぼみ会」会長あてでもかまいません。
お葉書きでもいいですから下さい。共にはげましあってゆきましょう
▽各地の皆様へしろさんかく
ニュースの「各地の便りから」は3月中旬位まで手紙・ニュース類が開封できず、返事が書けていません。
又、ニュースも3月中旬までのものが各地の便りとしてしかのせられていません
そういうわけで、時期がずれていますので御了解下さい。
拘禁二法阻止にむけて
刑事施設法、留置施設法強行成立絶対阻止!
二法案を廃案にせよ!
(注記)ニュース担当者、病状悪化のため、ここで今回のニュースは打ちきります。
来月は学会斗争ですので、ニュースは休刊にしますのでよろしく。
【無実の赤堀さんを殺すなシリーズ】
▼No.1 赤堀さんは無実だ!
赤堀中央斗争委員会発行
定価1部・一〇〇円(送料別)
▼No.2 赤堀さんと保安処分
赤堀中央斗争委員会発行
定価1部・二〇〇円(送料別)
いづれもわかりやすいイラスト・写真入り
安いと同時に赤堀斗争についての必読書。
〒983
仙台市小田原2ー2ー43佐幸ビル403号
赤堀中央斗争委員会教宣部
(斗いのスケジュール)
5月18日(水)赤堀さん誕生日(54才)
5月20日(金)鈴木君虐殺糾弾!国賠訴訟判決公判
しろまる大阪地裁民事3部 808号法廷午後1時
しろまる決起集会 大阪地裁裏門入ってすぐの所午前11時30分
しろまる報告集会 大阪芦原橋部落開放センター午後6時
5月22日(日)三里塚現地斗争 午前11時
第一公園入口付近
5月23日(月)狭山差別裁判糾弾斗争
5月24日(火)赤堀さん不当逮捕29ケ年弾劾
各地情宣、集会、学習会、署名活動
5月28日(土)法制審答申9ヶ年弾劾!刑法
改悪ー保安処分阻止!全国集会
(場所・時間は救援センターに問い合わせて下さい)?(03)・591・1301
6月5日(日)83年精神衛生実態調査阻止
全国共斗会議結成集会
(東京・全水道会館)
6月9日(木)?6月12日(日)
日本精神神経学会斗争(札幌市)
6月18日(土)刑法ー保安処分粉砕・意見交換会粉砕斗争
午前9時 日比谷公園霞門
結集
問いあわせ先
(注記) いづれも詳しいことは 救援連絡センターへ。
TEL(03)591・1301

刑法改悪ー保安処分新設阻止に向けて
刑法全面改「正」をめぐって、法務省は、四月二十日、日本弁護士連合会との第15回意見交換会の席上、今秋には成果を公表する考えを示した。刻々と、国会上程に向けて、突っ走ろうとしている。
その中味が、2月16日に出されている内容では、保安処分について、イ「心神コー弱者」へも拡大適用するロ施設は、法務省下の病院とすると、刑罰主義の強化・治安主義の本質をあらわにしてきている。
私達は、今から秋にかけて、私達の立場で大きな反対論議を作り出さずには、おれない。
今でも、私達の仲間は、精神衛生法の措置入院、同意入院で、30万人を超えて病院にカクリされている。そこでも、文通・面会の自由は全人ど保障されていない。理由のわからないまま、病院内で死亡する事態もへってはいない。
この状況をそのままにして、更に「治療処分」を、私達が生きている事を理由に作ろうとする事は、絶対に許せない。
「精神病」者、病歴者を、「社会防衛」の為の「市民の敵」としてしまおうとする保安処分思想は、今、より強められてきている。
何か事件があった時の、マスコミの描き出し方や、優生保護法の「劣生抹殺」への純化の攻撃、更に、安楽死法制化運動にも、それが、はっきりと感じさせられる。
「慈非殺」「生き恥をさらしたくない」これらの言葉を使って、主に医者達が進めようとしている中味は何なのか。
これまで、「障害者」殺しの件について、出されてきた「温情判決」と同じ中味を感じざるにはおれない。
つまり、私達が生きている事の否定を、堂々と世論として、法律として作っていこうとしている。その中で、本人をもまき込もうとしているのだ。本人の意志による「尊厳死」という美名で、死ぬ事と、しょう励している。
「殺された人も、やっと始めて世間の為になる事ができたと喜んでいるでしょう。」という記事に、それが、はっきりと表われている。
生きている私達に、病院で、家庭で、地域で、職場で、「オマエ達は生きていてもジャマだ。」とはじきとばしておいて、本人に死を選ばさせようというのだ。
私達は、こんな徹底して、許しがたいやり口を、はっきりと拒絶し、許さない怒りを前面に出していく以外、生き残る道は、残されていない所にきているのではないか。
病いに対する治療なら、当人達の声をきくべきである。「病」者仲間の声を一切聞こうともせず作られる「治療処分」は、刑罰体系の変質以外の何ものでもないだろう。強制医療をより強化しようとする保安処分、拘禁二法案、優生保護法、の流れに、歯止めをかけてゆかねばならない。
5.28 1974年法制審答申=「刑法改正草案」9周年弾劾!集会へ(関東於)
夏期一時金カンパの訴え
全国各地の仲間の皆さん!「障害者」開放に向けて斗い抜いている全ての皆さん!
私たち「精神障害者」の斗いと窮状を訴え、これからの斗いに向けての夏期一時金カンパを要請します。
私たち「精神障害者」は人とし当然持ちあわす諸権利を奪われ、市民社会から切り捨てられてきました。たえず管理の対象者としてのみ扱われ、法の下において人権を否定され、憲法とは無縁の存在で、法の差別はひとりひとりに重苦しくのしかかっています。この怒りは、はかり知れなく、人権の復権を「病」者集団の基本的姿勢として打ち出し、必死に斗い抜いてきました。
我々の緻密な努力にもかかわらず、現体制は刑法ー保安処分、拘禁二法(刑事、留置両施設法)優生保護法等の改悪に見られるように、全て排外・分断・差別・隔離・収容・強制医療のもとで国家管理・支配ー「障害者」を抹殺・暗黙の中で闇に葬ろうとしています。
無実の「死刑囚」赤堀政夫さんが「精神障害者」差別裁判によって「殺人犯」にデッチ上げられ、獄中二九年間の長期にわたり、死との背中合わせの苦闘の日々を過ごされているように、我々は第二の赤堀さんを作り出さないため、又大拘で虐殺された鈴木国男君を二度と作り出さないため断固斗い抜く決意です。
今、私たちは生死を決する決定的な局面をむかえています。「精神障害」という病気のハンディを背おいながら、一生けんめい差別と斗い頑張っていますが、財政面(月間必要経費二〇万円余り)のメドがつかず、斗いの計画もたてられない慢性的な財政の枯渇に喘いでいます。この財政危機の中、赤堀政夫さんの早期再審開始要望書として、鬼塚裁判長宛に署名用紙を全国各地から集中する斗い、刑法改悪ー保安処分新設阻止の斗い等「病」者集団結成以来の最大の斗いに入っています。
全ての皆さん!私たちの斗いを支える暖かいカンパをお願いします。
しろまる 一時金カンパにお応え下さる方は、〈郵便振替・名古屋 9 70488大野萠子〉
一九八三年 五月 十五日
全国「精神病」者集団事務局


*作成:桐原 尚之
UP: 20100626 REV:
全文掲載全国「精神病」者集団
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