『Sociology Today』
◆だいやまーく発行:お茶の水社会学研究会
◆だいやまーくhttp://www.lib.ocha.ac.jp/oab/03sociology/listOfIssue.html
■しかく創刊号(1990年7月1日発行)
【論文】
「母親業」の再生産構造と「母なるもの」
――クリステヴァ女性論の経験的読み換えをめざして―― 鈴木 由美
「生徒指導」のディスクール
――フーコーの司祭=牧人型権力の概念を手がかりにして―― 横山美栄子
ウォレス抹殺事件を考える 香西 史子
【課題論文−研究者とその生涯−】
M.ウェーバーの諸研究とその生涯との関係についての一考察 宇都宮京子
ジャン=ジャック・ルソー、思想とその人生――矛盾と自己革命――
浅井美智子
【研究ノート】
「病」の再編 百々 雅子
「通名」制度の規定するもの 辻山ゆき子
脱原発運動をめぐって 桜井 裕子
集団間関係としてのエスニシティ 江成 幸
ナショナリズムとエスニシティ 定松 文
知と権力――ウォーリンのフーコー批判をめぐって―― 喜多加実代
■しかく第2号(1991年9月1日発行)
【特集−現代社会と女性−】
FeministsConsciousnessandAlternativeLifestyle:
――ACaseStudyofFeministNetworksinTokyo,Japan―― GohBenLan
体外受精・凍結保存技術のMTA
――生殖技術と女性の関係についての一考察――
柘植あずみ
性の商品化――その規範理論的考察――
永田えり子
「セクハラブーム」――あるいは「セックスしない新婚」現象にたいする・
「女性=性商品価値シフト仮説」の提案―― 桜井 芳生
【論文】
パーソンズ、ウェーバーと現象学 宇都宮京子
フランス・ジャンセニスムにおける禁欲的主体の意味(1)
――「ジャンセニスム」解釈における問題構成――
浅井美智子
【研究ノート】
老いの社会学的考察に向けて 鈴木 由美
■しかく第3号(1992年9月30日発行)
【論文】
歴史性と言説の水準――フーコーの考古学と歴史の現象学――
喜多加実代
ジンメルにおける二つの「形式的欲求」の位置づけと意義
――同等性と差異性への欲求―― 桜井 芳生
笑いの社会的組織化――会話分析の知見から―― 水川 喜文
相互行為としての会話――相互行為をめぐる会話分析とゴフマン―― 高山 啓子
Naturalization and the Problem of Belonging to Nation:
A Case Study of Mexican Immigrants in the United States of America Miyuki Enari
■しかく第4号(1993年10月30日発行)
【論文】
メディア世界のリアリティ
――E.ゴフマン『フレイム分析』の知見から―― 上谷 香陽
近代日本における家父長制の形態変化と女性の地位 熊原 理恵
社会問題の二とおりの解決方途について
――「セクハラ・ブーム」その後/あるいは「社会問題」をめぐる
「大衆」と「知識人」との「連帯→乖離」モデルの提案―― 桜井 芳生
社会学における映画研究の批判的考察
――映画記号論とエスノメソドロジーのパースペクティブから―― 高山 啓子
生殖技術論・3――公平という視点――
立岩 真也
■しかく第5号(1994年12月20日発行)
【論文】
ヨーロッパの建設と言語の復権――アルザスにおける言語問題の諸相―― 中力 えり
フランスにおけるエコロジーの軌跡
――政治、経済によるエコロジー包摂の過程―― 関 礼子
「医」と「病い」の社会史的一考察
――18世紀フランスにおける「いかさま医者」と民衆の関係―― 佐藤 典子
建設業における移民労働の政治経済学 丹野 清人
労働の購入者は性差別から利益を得ていない
立岩 真也
セクシャル・ハラスメントを"読む" 森田 聡之
子供カテゴリーからの離脱
――『アンネの日記』にみる少女の成長の軌跡―― 石川由香里
エスノメソドロジーと認知的構成論 岡田 光弘
■しかく第6号(1995年12月20日発行)
【論文】
性表現の主体としての女性
――女性向け男性同性愛ファンタジーに見られる性役割葛藤と
性役割多元化の試み―― 岩井 阿礼
方向指示活動のエスノメソドロジー
――119番通話のトランススクリプトから―― 上田 智子
相互行為場面における身体とカテゴリー
――身体の社会学としての購買場面のエスノメソドロジー的
相互行為分析―― 岡田 光弘
アーヴィン・ゴッフマンにおける社会秩序の逆構築
――断片的社会秩序とその理論(1) ―― 加藤 隆雄
ラディカル・リフレキシビティ再考
――reflexivityをradicalかつ、referentialにするとはどういうことか――
兼子 一
社会変動論におけるポストモダニズムの意味
――個人主義と合理性に関して―― 藤川 賢
つくられる「老い」と社会的相互作用 森嶌由紀子
【研究ノート】
ジェンダー研究と文化主義的アプローチ
――教育における性と不平等研究の動向から―― 杉原名穂子
■しかく第7号(1996年12月20日発行)
【論文】
フェミニズムと"父性"論 海妻 径子
ハロルド・ガーフィンケルにおける秩序*、etc.の産出
――断片的社会秩序とその理論(?U)―― 加藤 隆雄
現代韓国における服装の流行と広告の言語
――『東亜日報』の衣料品広告の分析を通して―― 鄭 好善
イギリス社会学誌にみる女性研究の視点――ジェンダー視点を中心に――松村真木子
Passing on Identity: Japanese-Americans and the Transmission of Ethnicity
Yukiko Morishima
【研究ノート】
日本における日系ブラジル人ネットワークの役割
――浜松市・豊浜市の調査を中心に―― コガ、エウニセA.イシカワ
企業における女性管理職割合の規定要因の探索的検討 仙田 幸子
カナダの日系宗教団体の水子供養観――聞き取り調査からの知見―― 星野 智子
【翻訳】
談話における被害者と動機についての提示
――警察による尋問と事情聴取の事例――RodneyDavidWatson 岡田 光弘 訳
■しかく第8号(1997年12月20日発行)
【論文】
国際労働力移動における家族関係の役割及び変容
――来日日系ブラジル人の場合―― コガ、エウニセA.イシカワ
移民労働者子弟における剥奪と戦略
――言語、教育、統合をめぐる言説と実態―― 宮島 喬
前近代の中国社会における若者の状況 陳 映芳
行為と自由――ベルクソンにおける行為論と自我論―― 小関 彩子
【研究ノート】
韓国老年人口の特性 金 貞任
主体性をめぐる一考察 宇都宮京子
自らが所属する世界において、自らを含み入れて記述する方法について(?T)
――エスノメソドロジー研究からフィールドワーク論を再考する―― 兼子 一
■しかく第9号(1999年2月25日発行)
【論文】
境界からのネイション
――香港で働く日本人による境界性の意味づけとナショナリズムの多元性――
酒井 千絵
全身性障害者の「家族」をめぐるリアリティ構成
土屋 葉
民間非営利組織の組織特性と「NPO法」
――北海道の民間非営利組織の現状分析―― 西城戸 誠
メディアとしての遺伝子――科学技術の文化研究の視点から―― 大塚 善樹
語りをめぐるpolitics――1970年代以降の女性と言語の研究から―― 深澤 進
西洋服装史における男性モード
――脚線美から背広へ、中世〜18世紀初頭を中心にジェンダーの変遷をたどって――
松井 貴代
【書評論文】
構築主義と実在論の不可思議な結婚
――J.サール『社会的現実の構成』をめぐって―― 北田 暁大
【研究ノート】
《年齢規範》の社会学――社会構築主義的接近への序論―― 諸田 裕子
地域社会研究の方法論としての島嶼性社会論への試論 定松 文
女性向けポルノグラフィ
――〈レディースコミック〉から浮かび上がるセクシュアリティ―― 守 如子
■しかく第10号(2000年2月25日発行)
【論文】
公共政策としての臓器移植――批判的検討―― 庄治 俊之
自己決定と支援の限界
寺本 晃久
彷徨する身体――現代の資本主義と身体―― 阿部 勘一
自衛隊におけるジェンダー――『防衛白書』と自衛官募集ポスターの表象分析から――
佐藤 文香
働く女性の物語・試論――女性総合職の登場―― 高橋 正樹
「女性」=「思いやる存在」のリアリティ――口述史における「女らしい」概念の使用実践――
藤田嘉代子
同和行政の困難――同和対策事業特別措置法時代―― 時岡 新
【研究ノート】
現代家族における「老い」の葛藤――高齢期家族における福祉の問題構成へ向けて――
百々 雅子・浅井美智子
【書評】
〈ブルジョワ家族〉を生きた女性音楽家ファニー・メンデルスゾーンの伝記
FANNYMENDELSSOHNparFrancoiseTillard 百々 雅子
赤川学『セクシュアリティの歴史社会学』を読む
セクシュアリティとフェミニズム 守 如子
構築主義的歴史社会学の可能性 渋谷 知美
『セクシュアリティの歴史社会学』書評リプライ 赤川 学
【特集】 SociologyToday10年
■しかく第11号(2001年3月31日発行)
【論文】
移民政策の変遷に見るフランスの「移民問題」
――社会統合モデルを視野に入れて―― 野村 佳世
階層の壁と民族の壁――在日韓国・朝鮮人親族の生活史から―― 高畑 幸
韓国・安東におけるしつけの伝統の持続と変容
――ある一家のインタビュー調査から―― 趙 美景
総力戦における動員の一形態としての女性表象
――戦時ポスターによるジェンダーの表象分析―― 佐々木陽子
社会運動としてのセルフヘルプグループ
瀬山 紀子
権威主義性格の「症候群」と環境保護意識――F尺度の観点から 保坂 稔
【研究ノート】
移住女性研究の展開と課題
――アジアにおける移住女性研究のために―― 小ヶ谷千穂
シンガポールの都市再開発にみるポスト・コロニアリズム
――女子修道院から「CHIJMES」へ 奥村 みさ
「われわれ日本人」、「純粋な日本人」、そして「雑種」
――「自明性」に対する批判―― 戴 エイカ
■しかく第12号(2002年3月31日発行)
【論文】
高校生の進路文化を規定する要因
――全国公立高校生調査(1999年)から―― 浜島 幸司
国籍取得とエスニック・アイデンティティ
――日本国籍を取得した在日韓国・朝鮮人への調査結果から―― 佐々木てる
権威主義的性格とIT革命
――IT不安と生活疲労―― 保坂 稔
美容外科にみる女性身体の医療化
――医師の論理に着目して―― 西倉 実季
接客・舞台・ママ・ミセコ
――商空間としての〈ホモバー〉―― 石田 仁
【研究ノート】
ドイツにおける女性職員研究のひとつの争点
――「新しい女」をめぐる2つのアプローチ―― 石井 香江
中山間地域研究の展開と課題
――人口流出論から―― 細川甚考・土居洋平・渡辺めぐみ
UP:20030525 REV:1022, 20111024, 20120413, 20130921
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雑誌
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BOOK