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経済(学) economics


last update: 20120411


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しかく文献・記事

だいやまーく八代 尚宏 19930925 『サラブレッド・ブックス 結婚の経済学??結婚とは人生における最大の投資』 二見書房,223p. ISBN:4576931016 ISBN-13: 9784576931012 1399 [amazon] (注記) d/p
だいやまーく八田 達夫八代 尚宏 編 19951025 『「弱者」保護政策の経済分析』,日本経済新聞社,シリーズ現代経済研究10,252p. ISBN-10: 4532131030 ISBN-13: 978-4532131036 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05. t07.
だいやまーく小野 善康 19980921 『景気と経済政策』 岩波書店,202p ISBN-10:4004305764 1300円 [amazon]/[kinokuniya] (注記)
だいやまーく橘木 俊詔 19981120 『日本の経済格差??所得と資産から考える』,岩波新書,212p. ISBN-10: 400430590X ISBN-13: 978-4004305903 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e03. e05. t07.
だいやまーく岩田 規久男・八田 達夫 20031204 『日本再生に「痛み」はいらない』,東洋経済新報社,247p. ISBN-10: 4492394184 ISBN-13: 978-4492394182 1785 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05. t07.
だいやまーく伊ヶ崎 大理 20040331 『地球環境と内生的経済成長??マクロ動学による理論分析』,九州大学出版会,238p. ISBN-10:4873788196 ISBN-13:978-4873788197 3990円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05
だいやまーく橘木 俊詔 編 20040729 『封印される不平等』,東洋経済新報社,232p. ASIN: 4492222510 1890 [boople]/[amazon] (注記), e04
だいやまーく経済産業省 編 20060610 『新経済成長戦略』,経済産業調査会,364p. ASIN: 4806527513 1575 [amazon]/[boople] (注記) e04 w01
だいやまーく本郷 亮 20071110 『ピグーの思想と経済学???ケンブリッジの知的展開のなかで』,名古屋大学出版会,335p ISBN-10:4815805741 ISBN-13:978-4815805746 5985円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05
だいやまーく吉原 直毅 20080228 『労働搾取の厚生理論序説』, 岩波書店, ISBN:4000099140 5460 [amazon] (注記) e05.
だいやまーく橘木 俊詔・木村 匡子 20080326 『家族の経済学??お金と絆のせめぎあい』,NTT出版株式会社,300p. ISBN-10:4757122144 ISBN-13:9784757122147 3200円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05
だいやまーく常木 淳 20080620 『法理学と経済学??規範的「法と経済学」の再定位』,勁草書房,173p. ISBN-10:4326402466 ISBN-13:978-4326402465 3150円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05
だいやまーく西原 理恵子 20081210 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 理論社,234pISBN-10:4652078404 1300円 [amazon]/[kinokuniya] (注記)
だいやまーくアマルティア・セン/後藤 玲子 20081219 『福祉と正義』 東京大学出版会, ix+299p+viii. ISBN-10: 4130101102 ISBN-13: 978-4130101103 ?2940(税込) [amazon] / [kinokuniya] (新規)

だいやまーくSen, Amartya K. 1970 Collective Choice and Social Welfare, Holden-Day, 225p, ISBN: 0444851275 [amazon] = 20000825 志田 基与師監訳, 『集合的選択と社会的厚生』, 勁草書房, 308p. ISBN-10: 4326501863 3150円 [amazon] (注記)
だいやまーくSen, Amartya K. 1981 Poverty and Famines: An Essay on Entitlement and Deprivation, Clarendon Press. = 20000322 黒崎 卓・山崎 幸治 訳 『貧困と飢饉』, 岩波書店, 305+43p. ISBN-10: 4000019244 ISBN-13: 978-4000019248 2940円 [amazon]
だいやまーくSen, Amartya K. 1985 Commodities and Capabilities, North-Holland, 130p. = 19880122 鈴村 興太郎訳, 『福祉の経済学──財と潜在能力』, 岩波書店, 145+31p. ISBN-10: 4000020048 /2310円 [amazon]
だいやまーくXenos, Nicholas 1989 Scarcity and Modernity, Routledge=19950420 北村 和夫・北村 三子 訳,『稀少性と欲望の近代??豊かさのパラドックス』新曜社, 218p. ISBN:4-7885-0518-5 2625 [amazon]/[bk1]
(注記)
だいやまーくYoung, H. Peyton 199508 『Equity: In Theory and Practice 』,Princeton University Press,253p. ISBN-10: 0691044643 ISBN-13: 978-0691044644 4469 [amazon]
だいやまーくBrams, Steven J.; Taylor, Alan D. 199603 『Fair Division: From Cake-Cutting to Dispute Resolution 』,Cambridge University Press,286p. ISBN-10: 0521556449 ISBN-13: 978-0521556446 4092 [amazon]
だいやまーくRoemer, John E. 1996 Theories of Distributive Justice Harvard University Press=20010320 木谷 忍・川本 隆史 訳 1996 『分配的正義の理論??経済学と倫理学の対話』 木鐸社,388p. 4000 (注記)
だいやまーくSen, Amartya K. with James E. Foster 1997, On Economic Inequality, Expanded ed., with a Substantial Annexe by James E. Foster and Amartya Sen., Clarendon Press. = 20000727 鈴村 興太郎・須賀 晃一訳, 『不平等の経済学??ジェームズ・フォスター,アマルティア・センによる補論「四半世紀後の『不平等の経済学』」を含む拡大版』,東洋経済新報社, 298p. ISBN: 4492312803 3675円 [amazon] (注記)
だいやまーくFoley,Duncan K. & Michl,Thomas R. 1999 Growth and Distribution, Harvard University Press=20021025 佐藤 良一・笠松 学 監訳,『成長と分配』,日本経済評論社, 379p. ISBN:4-8188-1455-5 3990 [amazon]/[bk1] (注記)
だいやまーくSalkever, David S.; Sorkin, Alan [eds.] 20001001 『The Economics of Disability (Research in Human Capital and Development Vol.13)』,JAI Press,278p. ISBN-10: 0762305290 ISBN-13: 978-0762305292 11489 [amazon]
だいやまーくBarr, Nicholas 20010726 The Welfare State As Piggy Bank: Information, Risk, Uncertainty, and the Role of the State,Oxford University Press (on Demand; illustrated edition)
=20070305 菅沼 隆 訳,『福祉の経済学??21世紀の年金・医療・失業・介護』,光生館,245p. ISBN-10:4332600835 ISBN-13: 978-4332600831 2520円 [amazon] / [kinokuniya] (注記) e05
だいやまーくLambert, Peter J. 20020320 『The Distribution and Redistribution of Income, 3rd ed.』,Manchester University Press,336p. ISBN-10:0719057329 ISBN-13: 978-0719057328 4023 [amazon]
だいやまーくKolm, Serge-Christophe 20020807 『Modern Theories of Justice 』,MIT Press,535p. ISBN-10: 0262611805 ISBN-13: 978-0262611800 4828 [amazon]
だいやまーくStiglitz, Joseph E. 200309 The Roaring Nineties: A New History Of The World's Most Prosperous Decade, W W Norton & Co Inc, 432p
ISBN-10: 0393326187 ISBN-13: 978-0393326185 [amazon]/[kinokuniya] =20031125 鈴木 主税 訳,『人間が幸福になる経済とは何か??世界が90年代の失敗から学んだこと』,徳間書店, 414p ISBN-10: 4198617619 ISBN-13: 978-4198617615 1890 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05
だいやまーくMoulin, Herve 200409 『Fair Division and Collective Welfare』,MIT Press,295p. ISBN-10: 0262633116 ISBN-13: 978-0262633116 2532 [amazon]
だいやまーくKotlikoff, Laurence J.; Burns, Scott 2004 The Coming Generatuional Storm; What You Need to Know about America's Economic Future,MIT Press=20050722 中川 治子 『破産する未来??少子高齢化と米国経済』,日本経済新聞社,384p. ISBN-10:4532351588 ISBN-13:978-4532351588 2625円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05 p02
だいやまーくSachs, Jeffrey D. 2005 The End of Poverty: How We Can Make It Happen in Our Lifetime, Penguin. = 20060430 鈴木 主税・野中 邦子訳 『貧困の終焉??2025年までに世界を変える』, 早川書房, 534p. ISBN-10: 4152087234 ISBN-13: 978-4152087232 2415円 [amazon]
だいやまーくBarbanel, Julius B. 20050124 『The Geometry of Efficient Fair Division』, Cambridge University Press,472p. ISBN-10: 0521842484 ISBN-13: 978-0521842488 [amazon]
だいやまーくKolm, Serge-Christophe 200502 『Macrojustice: The Political Economy of Fairness』,Cambridge University Press,544p. ISBN-10:0521835038 ISBN-13: 978-0521835039 15570 [amazon]
だいやまーくBlau, Francine D.; Ferber, Marianne A.; Winkler, Anne E. 200507 The Economics of Women, Men, and Work, 5th ed., Prentice Hall, 444p. ISBN-10: 0131851543 ISBN-13: 978-0131851542 UK?44.99 [amazon]
だいやまーくRoemer, John E. 200601 『Democracy, Education, and Equality: Graz-Schumpeter Lectures』,Cambridge University Press,188p. ISBN-10:0521609135 ISBN-13: 978-0521609135 3831 [amazon]
だいやまーくEasterly, William R. 200609 White Man's Burden: Why the West's Efforts to Aid the Rest Have Done So Much Ill and So Little Good, Oxford University Press, 384p. ISBN-10: 0199210829 ISBN-13: 978-0199210824 UK?16.99 [amazon]
だいやまーくStiglitz, Joseph E. 200609 Making Globalization Work, W W Norton & Co Inc, 384p
ISBN-10: 0226259935 ISBN-13: 978-0226259932 [amazon]/[kinokuniya] =0061130 楡井 浩一 訳,『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』,徳間書店, 414p ISBN-10: 419862254X ISBN-13: 978-4198622541 1890 [amazon]/[kinokuniya] (注記) e05
だいやまーくFleurbaey, Marc; Salles, Maurice; Weymark, John A. [eds.] 20080415 『Justice, Political Liberalism, and Utilitarianism: Themes from Harsanyi and Rawls』,Cambridge University Press,448p. ISBN-10:0521640938 ISBN-13: 978-0521640930 8894 [amazon]

しかく立岩 真也

だいやまーく2000年02月05日「選好・生産・国境??分配の制約について(上)」
『思想』2000-2
だいやまーく2000年03月05日「選好・生産・国境??分配の制約について(下)」
『思想』2000-3
計約160枚
*岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/


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しかく成長

だいやまーく正村 公宏 19940225 『成熟社会への選択??新しい政治経済学を求めて』
日本放送出版協会,NHKブックス0685,221p. 830

「...経済成長、いいかえれば経済規模の拡大そのものは長期の展望のなかでの優先課題となりえないが、完全雇用を保障しうるだけの安定成長は必要である...」(p.110)
「...労働力人口の増加率が低下しても、経済が不安定化したり経済成長率の趨勢が低くなりすぎたりすれば、十分な就業機会が保障されない。持続的・安定的成長は国民生活安定の基礎条件である。住宅や社会資本の改善に必要な資源を確保するためにも、福祉社会の基盤をつくあげるためにも、持続的・安定的成長が不可欠である。」(p.111)

だいやまーくJones, Charles Irving 1998 Introduction to Economic Growth, W.W.Norton=19990913 香西 泰 訳,『経済成長理論入門??新古典派から内生的成長理論へ』,日本経済新聞社,210p. ASIN: 4532131766 2520 [amazon]/[boople] (注記)



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しかく減税・公共投資

だいやまーく正村 公宏 19940225 『成熟社会への選択??新しい政治経済学を求めて』
日本放送出版協会,NHKブックス0685,221p. 830

「いわゆる財界(経営者層)の一部や「連合」(日本労働者総連合会)の代表や日本社会党の国会議員が口にする「ともかく特別公債で所得税減税を」という主張は,ようするに政府が相当規模の借金をして国民に何がしかのカネをばらまき,私的消費の拡大を懇請せよというものである。しかも,その借金を返済する計画については何もいわないというのが彼らの態度であるこの種の議論の周辺には産業社会の知的退廃のにおいがただよっている。
現在の日本の私的消費の水準が低すぎるとは思わない。政府がカネをばらまかなければ生存が不可能になる人がいるわけでもない。不足しているのは生活関連社会資本や社会福祉などの社会的消費である。良質の住宅を増加させる住宅関連の減税を除けば,私的支出を奨励する減税は一般的な正当性をもたない。減税よりも歳出追加のほうが乗数効果が大きいというのも常識である。長期の資源配分の適正化という観点からも,世代間の受益と負担の公平を含めた分配の公平という観点からも,景気対策としての所得税減税の優先性は疑わしい。」(p.198)



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しかく公共財

「公共財とは...国防、司法、警察などのサービス、あるいは道路、橋、港湾、灯台、公園、下水道などの施設が例示するような公共的な財貨・サービスの総称であり、それらはつぎの二つの特性をもつ...第一に、公共財は非排除性(non-exclusiveness)を具えており、このことはそれらの財が誰彼の区別なしに供給される財であることを意味している。...第二に、公共財は非競合性(non-rivalness)をも具えている。これはある成員がいくら公共財を消費しても、それによって他の成員の消費できる量が減ることはないという意味である。」(福岡正夫[1986:229]、cf.長谷川計三[1991c])

「政府の役割について論議される時に、経済学では「市場の失敗」が言われ、この中に「公共財」の供給があげられ、これにフリーライダーの問題等が絡められる。個別に料金を徴収できない、コストがかかりすぎる財、あるいは個別に料金の支払いを求めるべきでない財について、その供給とその供給に関わる財源の確保を政府が担当すべきだとされる。だが、具体的に何がそれにあたるのか。例えば「非?排除性」が技術的な理由による場合には、それを技術的に克服する方法があるかもしれない??有料道路を普遍化することは本当に不可能だろうか。例えば産業、特定の産業、科学技術、芸術・文化の振興、生産・成長の維持、景気浮揚のための政策、等々はどうか。国立大学、国立劇場、等々の設立と運営は正当化されうるのか。」(立岩『私的所有論』(第8章))


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しかく公共経済学

だいやまーく野口 悠紀雄 19820730 『公共経済学』
日本評論社,228p. 2600 (注記)
だいやまーく野口 悠紀雄 19841128 『公共政策』
岩波書店,モダン・エコノミックス12,212p. 2000 (注記)

「最も広義には,応用経済学の1つとして,政府活動を対象にしたものを公共経済学と規定しうるであろう。ただし,この場合においても,個別政策分野に固有の問題は,産業政策論,地域経済論,農業経済学などにゆだね,公共経済学の枠内では扱わないことが多い。公共経済学は,政府のさまざまな経済活動に共通する要素をとり出し,それらをできる限り一般的な観点から分析しようとする。」(野口[19820730:3])


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しかく負の所得税

だいやまーく野口 悠紀雄 19820730 『公共経済学』
日本評論社,228p. 2600 (注記)
pp.123-125
「公的扶助から負の所得税への移行は,労働供給を促進する乗数効果をもちうる。この原因は......所得保障水準が一定でなく,労働供給に応じて上昇することにある。
しかし,反面において,負の所得税への移行が労働供給を抑制する結果となることもある。......これは,一つには賃金線の傾きが緩やかになる(税率が高くなる)ことに伴う代替効果によるものであり,いま1つは,O’Rの所得が保障されることに伴う所得効果によるものである。」(p.125)


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しかく価格政策
だいやまーく野口 悠紀雄 19820730 『公共経済学』
日本評論社,228p. 2600 (注記)

「所得分配の正統的手段は直接的移転であるにもかかわらず,現実には価格政策が多用されているのは,いかなる理由によるのであろうか。1つの理由は,受益者の心理的抵抗が少ないことにある。これについては,すでに第3章で述べた(3.2を参照)。いま1つの,おそらくより大きな理由は,比較的少額の財政支出で,所得再分配に関する政府の積極的な配慮にあると思われる。たとえば,消費者の関心が最も強い公共サービスをいくつかとりあげて価格抑制を行えば,少額の財政支出で消費者を心理的に満足させることかできるであろう。また,農産物の価格支持のように特定のグループを対象に政策がなされる場合には,当該グループから強い政治的支持がえられる。」(p.99)


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しかく最低賃金制

だいやまーく野口 悠紀雄 19820730 『公共経済学』
日本評論社,228p. 2600 (注記)

「......第3の点は,とくに最低賃金制に関しては深刻な問題となりうる。上述のように,最低賃金制が施行されると超過供給の切捨てが必要となるが,その対象となるのは,縁辺労働者や新規参入労働者などの力の弱い労働者である可能性が強く,労働組合によって保護された力の強い労働者は雇用され続ける可能性が強い。仮にそうであれば,力の強い労働者の利益のために,力の弱い労働者が犠牲されることとなり,社会的公正に反した結果がもたらされる。最低賃金制は弱者保護のための制度と考えられることが多いが,その実際的効果は全く逆のものとなる可能性がある8)。」(p.104)
「8)M.フリードマンは,このような観点から最低賃金制を批判している:Friedman, Capitalism and Freedom(邦訳p.203)。」(p.119)


だいやまーくFriedman, Milton 1983 Bright Proises, Dismal Performance: An Economist's Protest Thomas Horton and Daughters=19842010 土屋政雄訳,Friedman, Milton 1983 『政府からの自由』,中央公論社,390p. 1800
だいやまーくFriedman, Milton ; Friedman, Rose 1980 Free to Choose : A Personal Statement Harcourt Brace Javanovich=19800525 西山千明訳,『選択の自由』,日本経済新聞社,518p. 2300

だいやまーく青木 孝平 19920630 『ポスト・マルクスの所有理論??現代資本主義と法のインターフェイス』 社会評論社,297p. 3200 (注記)
だいやまーく根井 雅弘 19990520 『21世紀の経済学??市場主義を超えて』 講談社現代新書1451,171p. 640 (注記)


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しかく消費社会

だいやまーく『政治学事典』なし だいやまーく『福祉社会事典』pp.498-499


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しかく貨幣

だいやまーくSimmel, Georg 1922 『ジンメル著作集2 貨幣の哲学 分析篇』
19810210 元浜清海・居安正・向井守訳,白水社,417p. 3300 千葉社0841共通
だいやまーくSimmel, Georg 1922・ 『ジンメル著作集3 貨幣の哲学 綜合篇』
19780725 居安正訳,白水社,381p. 2500 千葉社0842共通
だいやまーくHayek, F. A. 『貨幣理論と景気循環/価格と生産』
春秋社,ハイエク全集1 4500
だいやまーく柄谷 行人 1983- 「言語・数・貨幣」
『海』15-4(1983-4):232-242;15-5(83-5):126-148;15-6(83-6):226-232;15-7(83-7):224-235;15-8(83-8):200-205;15-9(1983-9):242-248;15-10(1983-10):186-197
だいやまーく岩井 克人 19930325 『貨幣論』
筑摩書房,224+7p. 1800 (注記)
だいやまーく須藤 修 19960801 「電子マネーと資本主義の変容??「貨幣の非国有化」の新たなリアリティ」
『情況』第II期7-8(1996-7・8):102-112 (注記)2000
だいやまーく『環』03号 20001030 特集:貨幣とは何か
藤原書店 2000 (注記)
http://www.fujiwara-shoten.co.jp



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だいやまーくGalbraith, John Kenneth 1987 Economics in Perspective, Houghton-Mifflin=1988 鈴木京太郎訳,『経済学の歴史??いま時代と思想を見直す』,ダイヤモンド社 (注記)

古典的経済システムは「一種のトーテムであり、宗教的信仰の表現なのであった。[...]社会保障(そしてのちのケインズ卿)の持つ改良的傾向に対する実業界の抵抗を知的近視眼性ないしは狭隘な金銭的利益のせいにすることは、競争的・資本主義的動機づけにおける重要なものの多くを誤解することである。多くの人が敗けるゲームが自分が勝つことの楽しみにも、なにがしかを、おそらく多くを、帰さなけれはならないのである。」(Galbraith[1987=1988:314])


REV:..20060810 20070407 20080915(篠木 涼) 1115, 20090425(近藤 宏),20090731,0823,1207(金城 美幸), 20100102, 0522,0710,0717, 20110410, 0512, 20120331, 0411
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