子どもの権利/児童虐待
◆だいやまーく三島 亜紀子 20050617 『児童虐待と動物虐待』,青弓社,青弓社ライブラリー38,214p. ISBN: 4787232452 1680
[amazon] ※(注記)
「パノプチコンを考案したジェレミー・ベンサムの弟子ジョン・スチュワート・ミルは、弱者に向けられた暴力に対して厳然たる態度で臨む<195<が‖そこに動物も含まれていたことはあまり知られていない|ミルは『経済学原理』(一八四八馬)のなかで‖家庭内の虐待問題について論じた|彼は「教育の問題においては‖政府の干渉は正当」だとの主張に並んで‖次のように悲智する|
児童のために行なわれる法律的干渉に与えられうる根拠は、あの不幸な奴隷の場合や、もっとも残酷な人々の犠牲となる下等動物の場合にも、同様の強さをもって当てはまる。防衛手段をもたない生物に対して加えられる残虐に対し政府が見せしめのための刑罰を課することは、政府の領分を逸脱した事柄に対する干渉である。すなわち家庭内の生活に対する干渉であるとされてきたが、これは、自由の原理に対する最大の誤解に基づくものでけある。家庭の暴君の家庭内における生活こそは、法律の干渉することがもっとも必要とされる事柄の一つである(10)。
ミルは、教育の問題と同じく、家庭内の虐待を「不干渉主義の原理」の「例外」としたのだった。彼は、いまでいう児童虐待問題やドメスティック・バイオレンスなど、家庭ないさまざまな暴力に対して積極的に「法律の干渉」が必要であると説いている。
「不干渉主義の原理」の「例外」については次項にゆずるとして、ミルの文章では、「児童」と「奴隷」「下等動物」が同一カテゴリーに奇妙なかたちで共存していることに注目したい。」(pp.195-196)
「(10)ジョン・スチュワート・ミル『経済学原理』第五巻、末永茂喜訳(岩波文庫)、岩波書店、一九六三年、三一六ページ」
cf.Mill, John Stewart
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/mill.htm
cf.立岩 2005年08月25日
「『児童虐待と動物虐待』」(医療と社会ブックガイド・52),『看護教育』46(8):(医学書院)
◆だいやまーくNPO法人 キッズエナジー
http//www.kids-energy.org
◆だいやまーく後藤 弘子 編 19990831
『少年非行と子どもたち』
明石書店,子どもの人権双書5,264p. 1800円
◆だいやまーく津崎 哲郎 199912
『子どもの虐待――その実態と援助』
朱鷺書房 270頁 1,500円
◆だいやまーく20001209土
日本子どもの虐待防止研究会あいち大会
http://www2u.biglobe.ne.jp/~capna/capna2000-2.htm
●くろまる子どもの権利条約
◆だいやまーく19891120 国連総会で採択
子どもの権利条約・英語
http://www.savechildren.or.jp/topic/crc/english.html
◆だいやまーく19891120 国連総会で採択
子どもの権利条約・政府訳
http://www.savechildren.or.jp/topic/crc/japanese1.html
◆だいやまーく19891120 国連総会で採択
子どもの権利条約・国際教育法研究会訳
http://www.savechildren.or.jp/topic/crc/japanese2.html
子どもの権利条約・日本語訳
http://www.asahi-net.or.jp/~NR5Y-JYUS/convention-j.html
◆だいやまーく子に対する扶養義務の準拠法に関する条約
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/pilaj/text/kofuyou.html
●くろまる法律...
◆だいやまーくスウェーデン・児童オムブーヅマン法
http://www.senshu-u.ac.jp/~thj0090/rex27.htm
◆だいやまーく児童福祉法
◆だいやまーく児童福祉法施行令
●くろまる組織〜ホームページ
◆だいやまーく(福)子どもの虐待防止センター
http://www.path.or.jp/~ccap/index.html#ccap
◆だいやまーくサイバーキャッププロジェクト
http://www.jcap.org/
CAP(CHILD ASSAULT PREVENTION)とは子どもへの暴行防止という意味です。サイバーキャッププロジェクトはCAPプログラムの普及及び日本国内、世界のCAPグループの交流を図るために設立されました。
◆だいやまーく子どもの人権を守る市民の会
http://village.infoweb.or.jp/~fwhx5628/public_htm/
◆だいやまーくカウンターレポートをつくる会ページ
http://www.shiojiri.ne.jp/~sbtetuya/tukuru.html
(子どもの権利条約 市民・NGO報告書をつくる会)
◆だいやまーく(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
http://www.savechildren.or.jp/
◆だいやまーく東京少年少女センター *
http://www.tokyocenter.org
●くろまる本
◆だいやまーく後藤 弘子 編 19990831
『少年非行と子どもたち』,明石書店,子どもの人権双書5
264p.,1800円+税
(含:立岩「子どもと自己決定・自律――パターナリズムも自己決定と同郷でありうる,けれども」)
◆だいやまーく子どもの権利条約の趣旨を徹底する研究会 編
『子どもの権利条約と障害児――分けられない,差別されないために』
現代書館 1000
◆だいやまーく小笠 毅 19901205 『学校から拒否される子どもたち――就学時健診と就学指導』
岩波書店,岩波ブックレット177,62p. 350
※(注記)
◆だいやまーくDimenstein, Gilberto 1991
Brazil : War on Children
Latin America Bureau, London
=19920820 神崎牧子訳,
『風みたいな,ぼくの生命――ブラジルのストリート・チルドレン』
現代企画室,220+vp. 1854
※(注記)
◆だいやまーく森田 ゆり 19951020 『子どもの虐待――その権利が侵されるとき』
岩波書店,岩波ブックレット385,62p. 400
※(注記)
◆だいやまーく後藤 弘子 編 19970930 『少年犯罪と少年法』
明石書店,223p. 1600
※(注記)
◆だいやまーく西山 明 19970308 『ACからの手紙――私は青空が見たい』
三五館,254p. 1500
※(注記)
◆だいやまーく永井 憲一 編 19980330 『子どもの人権と裁判――子どもの権利条約に即して』
法政大学出版局,法政大学現代法研究所叢書17,249p. 2800
※(注記)
※(注記)は立岩研究室にあり
◆だいやまーくScheper-Hughes, Nancy ; Hoffman, Daniel 1998 Brazilian Apartheid: Street Kids and the Struggle for Urban Space
Small Wars: The Cultural Politics of Childhood, The Regents of University of California
=「ブラジルのアパルトヘイト(上)――ストリート・チルドレンの都市空間での居場所を求める闘い」
アンジェロ・イシ訳,『思想』907(2000-01):070-090
■しかく児童虐待
匿名の親の団体 Parents Anonymous 1970〜(池田由子[1987:174-175])
限界も指摘 加入者は一部にとどまるのではないか
Parents Anonymous 1969〜 カリフォルニア南部で始まる
(斎藤学[1992:105-106])
性的虐待に関与した親たちのグループ Parents United 1970年代〜
(斎藤学[1992:106-107]
児童虐待関係諸法による被害者の会 VOCAL Victims of Child Abuse Laws
(斎藤学[1992:104])
日本アノレキシア・ブリミア協会 NABA(ナバ)
:接食障害者のための自助的グループ 斎藤学他 (斎藤学[1992:198-199])
サバイバーズ・オブ・セクシュアル・アビューズ SSA
性的被害を受けた女性たちの集まり 斎藤学他(斎藤学[1992:198-199])
「AC(=アダルト・チルドレン 大人になった子供たち 特に虐待を受けて大
人になった子供たち)が安定感を取り戻し,停止していた情緒的成長が再び開始さ
れるようになるためには,自助グループへの参加が不可欠である。」
(斎藤学[1992:273])
「子どもの虐待ホットライン」 1990年4月から 大阪
民間の任意団体「児童虐待防止協会」の事業 06-762-0088
(斎藤学[1992:308])
「子どもの虐待防止センター
(CCAP=Center for Child Abuse Preventation)」
1991年5月〜
東京で電話相談を開始 1991年5月〜:子どもの虐待110番 03-5374-2990
(斎藤学[1992:1-2,308-332])
ダイアルQ2を使った電話情報サービスと母親同士のパーティラインを開始
0990-34-2990 火曜午前中のみ(斎藤学[1992:332])
■しかく文献(主に
三島 亜紀子の論文より)
◆だいやまーく荒堀 憲二 1994 「子どもの性的虐待の概要と対応」、北山編、[1994:16-27]
◆だいやまーく浅井 春夫 1995 『子ども虐待シンドローム――養護施設から日本の現状が見える』、恒友出版
◆だいやまーくBritish Association for the Study and Prevention of Child Abuse and Neglect 1981
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◆だいやまーくThe CIBA Foundation 1984
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◆だいやまーく坂井 聖二 1998 「児童虐待を理解するための基本的な問題点」、吉田恒雄編[1998]
◆だいやまーくささや ななえ・原作、椎名 篤子 1995 『凍りついた瞳――子ども虐待ドキュメンタリー』、集英社
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◆だいやまーく――――― 1991 「英国の児童虐待防止制度の史的発展」、『ソーシャルワーク研究』16(4)、相川書房
◆だいやまーく――――― 1992 「英国新・児童法(Children Act 1989)の理念と方法――制定の背景と特徴」、『ソーシャルワーク研究』、18(3)、相川書房
◆だいやまーく園田 美幸 1996 『私も虐待ママだった ―虐待連鎖を超えて』、悠飛社
◆だいやまーく田村 健二 1985 「家庭内児童虐待の実態」、『教育と医学』、33-9、教育と医学の 会
◆だいやまーく田邊 泰美 1991 「英国児童虐待研究 その1 ――虐待調査報告とは何か」、 『佛教大学大学院研究紀要』、19、佛教大学学会
◆だいやまーく――――― 1992 「英国児童虐待研究 その2」、『佛教大学大 学院研究紀要』、20、佛教大学学会
◆だいやまーく――――― 1998 「英国児童虐待研究 その10 ――英国の児童虐待防止の現状と課題:リスク・アセスメントの功罪?」、日本社会福祉学会第46回全国大会配布資料
◆だいやまーく上野 加代子 1996 『児童虐待の社会学』、世界思想社
◆だいやまーく上野 加代子・Pelton,L.H.・Gil,D.G. 1998 「アメリカにおける児童虐待・放置対策の陥穽:無視された経済的要因」、『社会福祉研究』、71、財団法人鉄道弘済会
◆だいやまーく吉田 恒雄 編 1998 『児童虐待への介入――その制度と法』、向学社
◆だいやまーく鈴木 健治 20021220
『隠された児童虐待――PTSD・依存症の発症メカニズムと効果的なトラウマセラピー』,文芸社,301p. ISBN-10: 4835524144 ISBN-13: 978-4835524146 1365円
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[kinokuniya] ※(注記) addict c20 m
◆だいやまーく堀 正嗣 20030228
『子どもの権利擁護と子育ち支援』,熊本学園大学付属社会福祉研究所,234p. \非売品
※(注記) →20030228 『子どもの権利擁護と子育ち支援』,明石書店,234p. ISBN-10: 4750316911 ISBN-13: 978-4750316918 2625円
[amazon]/
[kinokuniya]
◆だいやまーく増淵 千保美 20080531
『児童養護問題の構造とその対策体系――児童福祉の位置と役割』,佛教大学,357p. ISBN-10: 4901793365 ISBN-13: 978-4901793360 8190円
[amazon]/
[kinokuniya] ※(注記) c10
UP: 20090421 REV: 20110420, 20110512, 20120603
◇
家族
◇
子/育児
◇
性暴力/DV