『福祉+α 正義』
後藤 玲子 編 20160420 ミネルヴァ書房,194p.
last update:20160411
『生存をめぐる規範と秩序』表紙画像
■しかく内容
本書は、不正義の視点を通して、福祉国家の忘れものを問う。その福祉国家の忘れものから、法律、社会保障制度そして、個人などにまつわる現代正義論を俯瞰する。ロールズの「無知のヴェール」を乗り越え、センのいう社会的選択と不偏性による「ケイパビリティ・アプローチ」によって捕捉する試みである。
■しかく目次
はしがき
総 論 福祉国家の忘れもの――契機と敬意(
後藤 玲子)
各章の解説(
齊藤 拓)
第1章 正義の不穏(後藤 隆)
第2章 家族の法と個人の保護(水野紀子)
第3章 不利な立場の人々の人権(横藤田誠)
第4章 住所・住民登録・居住(長谷川貴陽史)
第5章 自尊の理念(長谷川晃)
第6章 差別・貧困と障害者の権利(内野正幸)
第7章 人権としての生存と自立(秋元美世)
第8章 社会保険制度の効率と公平(小塩隆士)
第9章 借りて生きる福祉の構想(
角崎洋平)
第10章 フリーライディングする福祉制度?(宮崎理枝)
第11章 死刑制度と正義(
櫻井悟史)
第12章 運の平等と個人の責任(
井上彰)
第13章 いかにして未来の他者と連帯するのか?(
大澤真幸)
文献案内
索 引
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■しかく書評・紹介
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*作成:
櫻井 悟史