last update:20190731
■しかく天畠 大輔 20120510 『声に出せないあ・か・さ・た・な――世界にたった一つのコミュニケーション』,生活書院,256p.
ISBN-10:490369092X ISBN-13:978-4903690926 1800円+税
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[kinokuniya] ※(注記)
■しかく内容紹介
14歳で障がい者となり、四肢麻痺、発語不能、嚥下障がい、視覚障がいなどの重複障がいを抱え、24時間の見守り介助を必要とする著者。外界とのコミュニケーションを完全に閉ざされた彼が、獲得した手段とは何か? 絶望の淵にたった14歳のあの日から、大学院生として学びの日々を過ごす今の姿まで......メンドクサクもタノシイ日常を、工夫を凝らし明るく生き行く、ダイスケの日々。
■しかく目次
はじめに──声に出さない あ・か・さ・た・な〜私の障がいについて
大輔の介助心得
第一部 伝え・受け取り・生きる──私の暮らし
第1章 世界にたった一つのコミュニケーション
1 伝える
2 ショートカット表現
3 受け身のコミュニケーション
4 即時性の欠如
5 「そこ違うよ!」
6 結論から言う
7 先読み力
8 英語
9 電話
10 リセットボタン
11 ハリネズミのジレンマ
12 触れる
13 目を見ればわかるのか
14 どうやって文章を書くか
第2章 食べる・動く・遊ぶ──介助者とともに
1 友だちをお金で買う──友だちと介助者の間
2 食事
3 トイレクラッシャー!参上
4 110円のパンをカードで買う?──お金と買い物
5 移動──探求心と冒険心(ただし、安心感がないと行かない)
6 情報と接する方法
7 引き継ぎ
8 介助者に求めること
9 映画の虫
10 コンサートや演劇
11 韓国旅行
12 恋愛
第二部 障がい者になった日──生死の淵からの帰還と運命を変えた出会い
第3章 帰還──ICUでの100日間
1 三途の川
2 変調
3 搬送
4 昏睡
5 ICUでの目覚め
6 床ずれ
第4章 医療──障がい者になる
1 「一般病棟」での生活
2 コミュニケーションの獲得
3 院内学級
4 「障がい者」になる
第5章 転院
1 リハビリテーションセンターでの生活
2 外泊
3 園児たち
4 食事について
5 死は近くにある
第6章 学級と進路
1 物足りなさ
2 グッチ先生との出会い
3 人を信頼する
4 外界との接点
5 大学受験に向けて
第三部 学びはやめられない──大学生活とこれからの道
第7章 大学へ入ろう──受験から入学まで
1 グリコの仲間たち
2 受験の決意
3 最初の3年間
4 ルーテル学院大学との出会い
5 入学試験合格!
第8章 大学生活と学問
1 大学生活とボランティア──ダイボラからLSSへ
2 勉強方法
3 評価について
4 卒業論文
第9章 学びの第2章の幕開け──立命館大学大学院へ
1 福島智先生との出会い
2 研究したいこと
3 立命館への道
4 大学院受験へ
5 将来について
6 結婚
エピローグ
おわりに
年表──大輔史
参考文献
■しかく引用
■しかく書評・紹介
◆だいやまーく原 昌平「1字1字紡いだ16万字」読売新聞(夕刊 大阪本社版)
◆だいやまーく立岩 真也 2016年07月14日
「天畠大輔『声に出せないあ・か・さ・た・な』――「身体の現代」計画補足・178」
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1750203645246615
◆だいやまーく大久保 真紀「聴覚だけ頼りの37歳、博士号を取得 話せず読めずとも」『朝日新聞』2019年4月12日
https://www.asahi.com/articles/ASM3V6GWQM3VUTIL04Z.html
■しかく言及