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■しかく日本社会学会社会学事典刊行委員会 編 20100630 『社会学事典』,丸善,784p. ISBN-10:462108254X ISBN-13: 978-4621082546 21000円 [amazon]/[kinokuniya] ※(注記) s

■しかく内容

内容紹介
社会学をビジュアルで見通すことの出来る、本邦初の中項目事典です。

『社会学』と言う学問はいったいどういうものなのでしょうか?
それは、「膨大な社会調査データに基づき、様々な社会現象の実態や、現象の起こる原因を解明するための学問」だということが出来ます。

産業構造や労働市場構造、社会階層構造、学歴不平等構造、家族や地域社会の構造、権力構造、利他的行動、向社会的行動、環境配慮行動など、多くの社会問題が生まれており、今後も新しい問題が生まれることでしょう。この社会情勢の中、「社会学」の必要性が高まってきています。

本書は第I部の基礎編、第II部の実践編に分かれており、
第I部では学者名を挙げながら、知っておくべき用語を116語を掲載しています。
第II部では現在の社会に沿った話題を取り上げています。
その項目は、家族、産業、階層、ジェンダー、メディア、スポーツと 多岐にわたっています。

日本社会学会社会学事典刊行委員会が編集を行っておりその内容は他の追随を許しません。

■しかく目次

第I部 社会学の見方
1.「社会」の発見(市場法則――アダムスミス、階級と階級闘争――マルクス、......)
2・社会学の成立(社会的事実――デュルケム、理解社会学――ウェーバー、......)
3.コンフリクトと統合(自我の社会性――ミード、自由からの逃走――フロム、同族団――有賀喜左衛門、......)
4.批判と創造(コミュニケーション的行為――ハーバーマス、動機の語彙――ミルズ、......)
5.歴史と構造(規律化――フーコー、......)
6.新たなる転回(造化の理論――ギデンス、......)

第II部 社会学の実践
1.家族の社会学(少子化、離婚、ライフコース、イエ、......)
2.保健医療と福祉の社会学(ケアの社会学、障害者・患者のQOL、「老いを生きる」論、......)
3.教育の社会学(コミュニティ・スクール、学校化社会、人的資本論、......)
4.労働・産業の社会学(フリーター・ニート、成果主義、NPO、......)
5.階層の社会学(学歴と格差社会、変貌する職業キャリア形成、階層意識の数理社会学......)
6.ジェンダー・セクシュアリティの社会学(性別分業、生殖技術、同性愛/異性愛、......)
7.差別・アイデンティティの社会学(複合差別、エイジズム、市民権と国籍、クィア、......)
8.文化の社会学(映画、ファンカルチャー、図書館・博物館、ポピュラー音楽、......)
9.メディアの社会学(モバイルメディア、情報社会論、メディアと都市伝説、SNS、......)
10.宗教の社会学(祭礼文化と神社神道、世俗化と私事化、入信と脱会の理論、......)
11.スポーツの社会学(ドーピング、スポーツと政治、スポーツビジネス、......)
12.観光の社会学(エコツーリズム、景観、文化遺産、真正性、......)
13.歴史と記憶の社会学(物語論、ノスタルジア、記憶風景、トラウマ記憶、......)
14.犯罪の社会学(学校と職場のいじめ問題、体感治安と安全神話、環境犯罪学、......)
15.農山村の社会学(町村合併、イエ・ムラ理論、出稼ぎ・移民問題、......)
16.都市の社会学(地方都市の困難と再生、都市とは何か、排除と差別の空間、......)
17.環境と技術の社会学(環境正義、持続可能な社会、中間技術論、......)
18.災害の社会学(災害と危機管理、災害ボランティア、災害と情報、......)
19.社会運動の社会学(NPOと社会運動、住民運動、集合行動論、......)
20.法・政治の社会学(国家と社会学、行政官僚制、投票行動と政治意識、......)
21.グローバリゼーションの社会学(ナショナリズムの脱領土化、市民権の再編成、EU、......)

[付録1]年表

■しかく引用

■しかく書評・紹介

■しかく言及

*作成:大谷 通高