『政治の精神』
佐々木 毅 20090619 岩波書店(岩波新書1189),238p.
last update:20160819
■しかく佐々木 毅 20090619 『政治の精神』,岩波書店(岩波新書1189),238p.
ISBN-10: 4004311896 ISBN-13: 978-4004311898 780+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
■しかく内容
複合的な危機のなか、政治が融解している。問題の核心は何か。政治を支える精神的な素地をどこに求めたらよいのか。
マキアヴェッリやトクヴィル、ウェーバー、丸山真男らの思索を手がかりに、政治という営みの本質について、原点に立ち返って吟味。
政治家のみならず、政治を取り囲む人々の精神、さらには政党政治の条件について考察する。
■しかく著者略歴
1942年秋田県に生まれる。1965年東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、同大総長を経て現在、学習院大学法学部教授。専攻は政治学史、政治思想。
■しかく目次
はじめに
第一章 政治を考える視点
1 丸山真男、一九四九年の問いかけ――政治的統合をめぐって
2 政治的統合の基本構造
3 主体の複数性と政治的統合の手続き
4 政治的統合のメカニズム
5 政治権力の「魔性」
第二章 政治をする精神
1 政治家と権力
2 政治家と魂「大きさ」
3 政治家と権力感情、そして堕落
4 政治家と判断力、そしてスキル
5 政治家と責任問題
第三章 政治に関与する精神
1 丸山真男の問題提起――政治的な思考法とは
2 政治参加の意味と無意味をめぐって
3 競争と選択のモデル
4 「正しく理解された自己利益」からの出発
終章 政党政治の精神――日本政治のための覚書
1 政党政治はもつのか
2 政党政治の独特な構造
3 政治主導、政治家主導、首相主導
4 自民党システムの歴史性
5 政党改革の一つのツールとしてのマニフェスト
主な引用文献
■しかく関連書籍
◆だいやまーく佐々木 毅 20070410
『政治学の名著30』,筑摩書房(ちくま新書655),222p. ISBN-10: 4480063552 ISBN-13: 978-4480063557
700+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
北村 健太郎