『精神保健・医療・福祉の根本問題』(メンタルヘルス・ライブラリー)
岡崎 伸郎 編 20090125 批評社,173p.
last update: 20110622
■しかく岡崎 伸郎 編 20090125 『精神保健・医療・福祉の根本問題』,批評社(メンタルヘルス・ライブラリー),173p. ISBN-10: 4826504977 ISBN-13: 978-4826504973 1890円
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■しかく内容
精神科医療・精神保健・精神障害者福祉は、それぞれ本来の守備範囲を持ちながらも複雑に絡み合い、巨大なフィールドを形成している。かつての宇都宮病院事件(1984年)以後も精神科医療現場の事件は絶えず、そのたびに改革が叫ばれてきたが成果は見えてこない。また長期入院患者の地域移行も遅々として進まない。一方「障害者自立支援法」「心神喪失者等医療観察法」などが施行され、このフィールドの枠組み自体が大きく揺らいでいる。果たしてこれらは改革なのか?法・制度・施策の変化のなかで問題の所在を総合的・実証的に検証する。
■しかく目次
精神保健医療のデータをどう読むか
精神保健福祉法の根本問題――抜本的見直しに向けた論点整理
「障害者福祉と介護保険」制度論のゆくえ―議論の経緯から見えてくるもの
訴訟能力問題の基礎とその周辺
医療観察法37条鑑定と審判をめぐる言説の分析――リスク評価と治療適合性はわが国精神医療の歴史にとってなにを意味するか
統合失調症を中心とした精神障害者の就労支援――これまでの経過と今後の方向性
退院支援施設問題――中間施設論争と障害者の権利保障
臨床心理士・医療心理師の国家資格化を巡って
いわゆる「7体1入院基本料」問題を考える
児童青年精神科医療の課題
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
山口 真紀