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『PTSDの臨床研究――理論と実践』

飛鳥井 望 20080827 金剛出版,176p.

last update: 20130714

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しかく飛鳥井 望 20080827 『PTSDの臨床研究――理論と実践』,金剛出版,176p. ISBN-10: 4772410384 ISBN-13: 978-4772410380 3150円 [amazon]/[kinokuniya] (注記):[広田氏蔵書] t06,m

しかく内容

内容(「BOOK」データベースより)
精神科医や心理援助職が出会うPTSD(心的外傷後ストレス障害)はつねに、保健医療や心理臨床の既定の境界線を超え、被害者と加害者ないし被災者と過失責任者とのかかわり、補償制度や司法制度、公的および民間の援助組織と背中合わせにある。そのなかで精神科医や心理援助職は、「科学的なエビデンスと社会的な使命をいかにして共存させるのか」という問いを、絶えず投げかけられる。本書はこの問いを受け、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件、和歌山毒物混入事件、惨事ストレスなどを取りあげながら、臨床疫学、日本語版診断尺度作成、エビデンスに基づいたPTSD治療法としての薬物療法や認知行動療法、トラウマ記憶の脳科学、遺族の複雑性悲嘆治療の試み、偽記憶をめぐる司法論争など、文字通り複眼的にトラウマティック・ストレスをめぐる諸問題にアプローチする。1995年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の衝撃以後、近年の通り魔事件や大災害、重度事故まで、PTSDへの社会的関心がかつてなく高まっている。本書は、急成長をはじめた日本PTSD研究の創成期から臨床研究の第一線でリードしてきた著者の12年間の軌跡であり、「日本におけるPTSD研究勃興期の記録」そのものでもある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
飛鳥井/望
1952年東京生まれ。1977年東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院分院神経科入局。1982年東京都立墨東病院神経科医員。1987年同医長。1992年東京都精神医学総合研究所社会精神医学研究部門副参事研究員。2001年同参事研究員。現在、同社会精神医学研究分野長、医学博士、日本トラウマティック・ストレス学会理事(初代会長)、日本社会精神医学会理事、日本精神科救急学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

しかく目次

第1章 心的外傷概念の歴史的変遷とPTSDの誕生
第2章 PTSDの臨床疫学
第3章 PTSDとうつ病
第4章 PTSDの症状評価
第5章 CAPS(PTSD臨床診断面接尺度)日本語版の尺度特性
第6章 PTSDの診断基準をめぐる問題点
第7章 阪神淡路大震災復興期のストレス要因
第8章 地下鉄サリン事件被害者の心のケア
第9章 和歌山毒物混入事件被害者の長期経過
第10章 惨事ストレス
第11章 PTSDと前頭前野
第12章 PTSDに対するSSRIの効果
第13章 精神療法はトラウマ記憶をどう処理できるか
第14章 暴力的死別による複雑性悲嘆の認知行動療法
第15章 「蘇った記憶」と「偽りの記憶」をめぐる論争
第16章 心的外傷はいかにして解離現象をもたらすか

しかく引用

しかく書評・紹介

しかく言及



*作成:能勢 桂介
UP: 20130714
トラウマ/PTSD精神障害/精神医療×ばつ世界:関連書籍BOOK
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