『ドキュメンタリーの海へ――記録映画作家・土本典昭との対話』
土本 典昭・石坂 健治 20080730 現代書館,373p.
last update:20110717
■しかく土本 典昭・石坂 健治 20080730 『ドキュメンタリーの海へ――記録映画作家・土本典昭との対話』,現代書館,373p. ISBN-10:4768476724 ISBN-13:978-4768476727 3780円
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■しかく内容
内容(「BOOK」データベースより)
学徒動員、全学連、山村工作隊、獄中体験を経て、岩波映画、「青の会」、『ある機関助士』、"一九六八年"から、原発、アフガニスタン、失われた九〇年代、"9・11"まで。そして水俣シリーズ17本の金字塔―。ドキュメンタリー映画の快楽とは何か―巨匠・土本典昭が語るその生涯と映画術のラスト・メッセージ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
土本 典昭
記録映画作家。1928年岐阜県生まれ。岩波映画製作所を経て、1963年『ある機関助士』でデビュー。『ドキュメント路上』『パルチザン前史』などを発表ののち、1970年代以降「水俣」シリーズ17本を現在まで連作。『よみがえれカレーズ』などアフガニスタン関連作も3本を数える。2008年6月24日逝去
石坂 健治
映画研究者/東京国際映画祭アジア部門ディレクター。1960年東京都生まれ。早稲田大学大学院で映画学を専攻。1990年から国際交流基金専門員としてアジア中東映画祭シリーズを企画運営。2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく目次
はじめに
第一章 パルチザン土本典昭前史
1 少年時代から敗戦まで
2 共産党入党と全学連
3 山村工作隊と牢獄
4 岩波映画への道
5 『年輪の秘密』から『不良少年へ』
6 『日本発見シリーズ』と「青の会」
アルバム 幼少の頃/麻布中学時代
大学・日中友好協会
岩波映画入社の頃
第二章 すべては汽車とともに始まった――一九六〇年代
1 『ある機関助士』
2 『ドキュメント路上』
3 実現しなかった企画と『水俣の子は生きている』
4 『留学生チュア スイ リン』と『シベリア人の世界』
5 『バルチサン前史』
6 『バルチサン前史』から七〇年代へ
アルバム 『ある機関助士』
『ドキュメント路上』
『水俣の子は生きている』/『留学生チュア スイ リン』
『シベリア人の世界』
『バルチサン前史』
第三章 「水俣」シリーズの彼方に――一九七〇年代
1 『水俣――患者さんとその世界』
2 『水俣一揆――一生を問う人びと』
3 『医学としての水俣病――三部作』
4 『不知火海』
5 カナダと不知火海での巡回上映
6 『わが街わが青春――石川さゆり水俣熱唱』から『水俣病――その30年』まで
アルバム 『水俣――患者さんとその世界』?@〜?B
『水俣レポート1 実録公調委』/水俣へ向かう
『水俣一揆――一生を問う人びと』
『医学としての水俣病――三部作』?@〜?A
70年代
家族スナップ
『不知火海』?@〜?A
巡回上映?@〜?C
カナダ巡回上映
「水俣」シリーズの撮影・編集風景
『わが街わが青春――石川さゆり水俣熱唱』ほか
『水俣の図・物語』
『水俣病――その30年』?@〜?A
『海とお月さまたち』
第四章 アフガニスタンへの道程―一九八〇年代
1 『偲ぶ・中野重治』
2 「原発」をめぐって
3 『よみがえれシリーズ』
4 『もうひとつのアフガニスタン カーブル日記1985年』と『在りし日のカーブル博物館1988年』
アルバム 『偲ぶ・中野重治』/『原発切抜帖』
『はじけ風仙花――わが筑豊 わが朝鮮』
『海盗り――下北半島・浜関根』と80年代作品
80年代?@〜?A
『よみがえれシリーズ』
『もうひとつのアフガニスタン カーブル日記1985年』と『在りし日のカーブル博物館1988年』
第五章 失われた九〇年代、そして現在
1 アルコール依存症と失われた九〇年代
2 アフガニスタンからオホーツク海へ
3 『回想・川本輝夫 ミナマタ―井戸を掘ったひと』と『みなまた日記―甦える魂を訪ねて』
4 土本流・映画の組織論
5 新しいドキュメンタリー――王兵、ワイズマン、金東元
アルバム 90年代
90年代作品
『みなまた日記―甦える魂を訪ねて』と90年代水俣
2000年代
解題に代えて 繊細なる加担者――土本典昭論
土本典昭年譜・フィルモグラフィー・著書リスト
あとがき ドキュメンタリー映画の快楽について
映像作品索引
人名索引
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
樋口 也寸志