『うつを文学的に解きほぐす――鬱は知性の影』
三浦 朱門 20080616 青萠堂,230p.
last update: 20140408
■しかく三浦 朱門 20080616 『うつを文学的に解きほぐす――鬱は知性の影』,青萠堂,230p. ISBN-10:4921192529 ISBN-13:978-4921192525 1400+
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[kinokuniya] ※(注記) [広田氏蔵書] l10. d05.
■しかく内容
(「BOOK」データベースより)
妻・曽野綾子に訪れた"ウツ"の危機。私たちはウツをどう乗り越えたか!北杜夫、遠藤周作のウツを語り、渡辺淳一、阿川弘之から島崎藤村、伊藤整まで多彩な作家を見つめ、解きほぐした異色の書き下ろし。
■しかく目次
医者ではない者の鬱―北杜夫から学んだこと
妻・曽野綾子とウツ
ウツ脱出の手がかり、曽野の場合
うまく行かないからこそ人生
"ウツ"は無意識に信仰も求める
それでも私はウツにならなかった
ウツ人間とキレる人間
「人生の挫折者」の工夫
手をすべらせたらウツになる
日本人のウツの構造
「あっ、そう」というウツの時代
ウツという名の希望
■しかく引用
■しかく書評・紹介
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三浦/朱門
作家。1926年東京生まれ。東京大学文学部言語学科卒。日本大学芸術学部で教職を務めながら、第15次「新思潮」に加わり、51年『冥府山水図』で文壇にデビュー。遠藤周作、小島信夫、安岡章太郎、吉行淳之介らとともに第三の新人と呼ばれる。67年、『箱庭』で新潮文学賞受賞。82年、『武蔵野インディアン』で芸術選奨文部大臣賞受賞。85‐86年文化庁長官に就任。99年、第14回産経正論大賞受賞、文化功労者にも選ばれる。現在、日本芸術文化振興会会長、日本芸術院院長、民間放送教育協会会長、日本文芸家協会理事などを務める。父はイタリア文学者、編集者の三浦逸雄。妻は作家の曽野綾子。夫婦ともに、カトリックの信者として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく言及
*作成:志知 雄一郎