『失敗の愛国心』
鈴木 邦男 20080321 理論社,230p.
■しかく鈴木 邦男 20080321 『失敗の愛国心』,理論社,230p. ISBN: 465207834X ISBN-13: 9784652078341 1260
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■しかく内容
国家も人も、おんなじだ。
まちがえたらちゃんとあやまる。
深く、複雑な「愛国心」をまるごとそのからだで体験してきた新右翼の雄がみずからの「失敗」を足がかりに示す、「力」よりも「言葉」へ、「正義」よりも他
者を受け入れる真摯な「謙虚さ」への、切実な問いとねがいに満ちた軌跡。
この社会に生きるすべてのこどもと大人へおくるあるべき「日本のすがた」を考えるための必読書。
■しかく目次
第1章 「愛国心」がきみを追い回す
子どもより子どもな大人たち
いまの子どもは大変だ
愛せる国は日本だけ?
「愛国心」への必殺技
第2章 「右翼」と「左翼」は、ひとりの人間のなかにいる
人は鳥ではないけれど
正義の「左翼」
出遅れた「右翼」
アイゼンハワーは、来なかった
小さくなったふたつの翼
右翼度70パーセント、左翼度30パーセント!?
第3章 少年は「愛国心」で人を殺した
僕と同じ17歳の少年
襲いかかってきたリアルな殺人
「国のため」になぜ命を捨てる?
オロオロするばかりの僕
「テロ」の光と影
「愛」がなぜ「殺人」を呼ぶ?
第4章 「宗教」が認めた「暴力」
愛を説きながら殴る教師たち
強制されれば反発するさ
「お前こそいらない」
少年は「日本の危機」を救ったのか
第5章 気がつけば「ぼくは右翼」
解決できない大きな疑問
春休みの秘密の冒険
「豆単」炎上、そして退学
気ままな大学生活、のはずなのに・・・
自由がほしい、わかってほしい
「やるべきよ、鈴木君!」
すごい男が敵なんだ
「バリケード」をめぐる戦い
第6章 「お前はつかまりたかったんだね」
つぶれた「左」去っていく「右」
北朝鮮は理想の国?
死んだ「三島」とズルイ「俺たち」
サラリーマンの「サークル活動」
逮捕された僕
「運動」と「書くこと」
野村秋介さんという人
「愛国心」の実行
一水会の新人
「僕はテロを否定する」
右翼が嫌われる理由
第7章 失敗したから、道は開けた!
生きのびる奇跡、すてばちの有機
神様からのショック療法
「正義」は不遜だ
父親が伝えてくれたこと
人生は格闘技だ。「受け身」をとれ!
死ぬことは「選択肢」じゃない
「人間らしい」天皇の物語
「謙虚さ」とはなんだろ
戦争史の中の軌跡
「悲劇の主人公」になるな
日本がおかした思い上がり
失敗したら謝る
間違えたら謝る
第8章 でかい「正義」に気をつけろ!
五千回の君が代、五千回の国旗掲揚
「愛国いじめ事件」
「愛国心」は深く、複雑だ
*作成:山本 奈美
UP: 20080418 REV:20081128